麻雀役の不安な初心者「先生これ鳴いてもいいですか?」の答えvol.3

タンヤオと役牌

初心者「先生これ鳴いてもいいですか?」
先生「それは鳴くとアガレなくなるからダメです」

初心者の教室ではこんな会話がよくあります。鳴いてアガレる場合とそうでない場合の区別がなかなか難しいようです。

今回のブログでは最初に覚えて欲しい「基本5役の中の役牌とタンヤオ」を解説します。このふたつはメンゼンでも鳴いてもアガレるとても使い易い役です。ここをしっかり理解すれば「鳴いてアガレるかどうか?」がわかるようになります。

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1.役がなければアガルことは出来ません

麻雀は「ひとつのアタマと4つのメンツを作るゲーム」であることをvol.1でもお伝え致しました。配牌(ハイパイ)の13枚の牌から、ひとつのアタマと4つのメンツの完成を目指し、14枚目の牌でアガリとなります。

しかし、ただ完成しただけではダメで「何かひとつ役がなければアガレません」というルールがあるのです。

役とは行為や条件」を指しますが、全部で35役あります。まずは「鳴いても良いのかどうか?」を判断する場合に必要な役、役牌とタンヤオから覚えていきましょう。これは最初に覚えて欲しい基本5役の中のふたつになります。

2.ここで知っておきたい麻雀用語

2-1.鳴くとはメンツを作る為に他人から牌をもらう動作の事

メンツを作る場合に他人が捨てた牌をもらいメンツを作ることが出来ます。この動作のことを「鳴く」といいます。その場合、コーツを作る場合とシュンツを作る場合で少し違いがあります。鳴くことによって役の大きさがひとつ下がる(役の食い下がり)場合があるので注意が必要です。

コーツを作る場合は「ポン」の発声をする

コーツとは のように同じ牌3枚の組み合わせです。自分がを2枚持っている場合に、他のひとりがを捨てたとします。「ポン」と聞こえるように発声してその1枚をもらいコーツを完成させることができます。「ポン」の場合は3人の誰からでも鳴くことが出来ます

この場合に出来たコーツはみんなに分かるように外に出さなくてはなりません。

下図のように誰から鳴いたかわかるように牌を横にします。

koutu-sarasu

シュンツを作る場合は「チー」の発声をする

シュンツとはのように連続する3つの数字の組み合わせです。自分がと持っている場合に、左隣がを捨てたとします。今度は「チー」と聞こえるように発声してその1枚をもらいシュンツを完成させることができます。「チー」の場合は左隣の方からのみ鳴くことが出来ます

この場合に下図のように左隣からどの牌を鳴いたかわかるように牌を横にします。

例えば9ピンを鳴いた場合には9ピンを一番左に置き横向きに置きます。 それ以外の牌は順番はどちらでも良い。

シュンツのさらし方

上家(カミチャ)と下家(シモチャ)と対面(トイメン)

自分の右隣を下家、向かいを対面、左隣を上家といい。「チー」は上家からしか鳴くことができません。「ポン」は3人から鳴くことが出来ます。

2-2.出来れば面前(メンゼン)で手を作りたい

2-1では鳴くことでメンツを作ることがと出来ると説明いたしました。相手の捨て牌を利用しないで手を進める状態をメンゼンと言います。メンゼンの方が点数が高くなる傾向があり、出来れば鳴かないでメンゼンで手作りしたいものです。

2-3.まずは聴牌(テンパイ)を目指そう

アガルにはひとつのアタマと4つのメンツを作るために13枚の牌を組み合わせて、14枚の牌でアガレル状態を作らなければなりません。

あと1枚の牌で、アガリが完成するという状態を「テンパイ」といいます。アガルためにはテンパイしていなければなりません。手作りはまずテンパイを目指して行うことになります。

またテンパイした後の14枚目でアガリになる牌を「アガリ牌」または「マチ牌」といいます。

またテンパイのひとつ前の状態(何か持ってきたらテンパイする)をイーシャンテンといいます。そしてその前をリャンシャンテンといいます。

下図を見て下さい。リャンシャンテンからテンパイへ徐々に手が進んでいるのがわかりますね。

 

3.鳴いてアガレる役牌を大事にしょう

3-1.白・發・中はいつでも役牌

は同じ牌を3枚組み合わせる(コーツ)と役牌となります。例えばというようにです。役の大きさは食い下がりはなくいつでも1翻(ハン)となります。1ハンというのは数ある役の中でも一番安い役だと言えます。作ることが難しい役程、役の大きさは高くなります。

同じ牌は4枚ありますから、自分が2枚持っていれば1枚は鳴いて他人から貰っても良いです

3-2.東・南・西・北は状況により役牌となる

場の風とは

起家マークで表してある場が役牌となります。ゲーム1週目は起家マークは東でが役牌となります。2週目は起家マークが南となりが役牌となります。これは4人共通の役で、コーツの組み合わせをひとつ作ると食い下がりはなく1翻(ハン)となります。

同じ牌は4枚ありますから、自分が2枚持っていれば1枚は鳴いて他人から貰っても良いです

自分の風とは

ゲーム中には必ず親がひとり、子が3人います。親の役牌は必ずとなります。親の右隣の南家はが役牌、親の対面の西家はが役牌、親の左隣の北家はが役牌となります。これらをそれぞれ自分の風といいます。同じように3枚組み合わせてコーツにすれば食い下がりはなく1翻(ハン)となります。

同じ牌は4枚ありますから、自分が2枚持っていれば1枚は鳴いて他人から貰っても良いです

ダブトンとは

場の風により東場では4人全員がを3枚組み合わせると1ハンでした。また自分の風により親の役牌はで1ハンでした。ということは東場の親というのはのコーツを作ると2ハンあることになり少し高い役となるのです。これを通称「ダブトン」といいます。

ダブナンとは

場の風により南場では4人全員がを3枚組み合わせると1ハンでした。また自分の風により親の右隣の南家の役牌はで1ハンでした。ということは南場の南家というのはのコーツを作ると2ハンあることになり少し高い役となります。これを通称「ダブナン」といいます。

3-3.ここが重要!鳴いてアガレるかどうかの判断~役牌の場合

初心者教室では「先生これ鳴いてもいいですか?」という質問がよくあると言いました。その判断のひとつ目は「ひとつの役牌を2枚以上持っているかどうか?」にあります。初心者の場合にはまずこの判断をしましょう。

下図の例を見て下さい。①、②、③、の状態の時に、自分の上家がを捨てたとします。「チー」と言って鳴きたくなりますが、①だけは鳴いてはダメです。役牌のは1枚しかなく役にはならないからです。
②はが2枚あるので、もう1枚で役になる可能性が高いので鳴いても大丈夫です。しかしこの場合に注意が必要です。自分に2枚あるといっても、鳴くための別の2枚が残っているかが大事です。初心者の方によくあるのは、自分が鳴こうと思った時にはすでに2枚捨てられている場合が多いからです。

③はが3枚あるので大丈夫です。

役牌でアガル

「先生これ鳴いてもいいですか?」と思った時は、「ひとつの役牌を2枚以上もっているかどうか」「鳴くための牌が残っているかどうか」で判断する。

4.鳴いてもアガレるタンヤオを覚えよう

4-1.タンヤオは2~8の牌で組み合わせる役

タンヤオという役は2~8の牌で組み合わせる役となりますが、言い換えれば1、9、字牌の無い役とも言えます。役の大きさは食い下がりはなく1翻(ハン)となります。この役もよく出来る役のひとつで鳴いて作ってもアガルことが出来ます。

例を上げて説明します。下図はでアガリですね。2~8の牌しか使用していませんからタンヤオ役が成立しています。

タンヤオ1

4-2.ここが重要!鳴いてアガレるかどうかの判断~タンヤオの場合

初心者教室では「先生これ鳴いてもいいですか?」という質問がよくあると言いました。その判断のふたつ目は「タンヤオ役ができるかどうか?」にあります。タンヤオ役以外にもありますが、初心者の場合にはまずこの判断をしましょう。

下図を見て下さい。例えばあなたの手が今この状態だとします。あなたの左隣の方がを捨てた時「チー」と言って鳴きたくなりますが、これはダメです。があるためにタンヤオにはならず鳴いてしまうと役がないのでアガルことが出来なくなります。タンヤオ役にするためにを捨ててしまう方がいますが、これもダメです。せっかく出来ているメンツの組み合わせを壊してしまうことになるからです。

タンヤオ判断

「先生これ鳴いてもいいですか?」と思った時は、「タンヤオ役ができるかどうか?」で判断する。完成しているメンツの1,9を捨ててはダメです。

5.まとめ

今回は初心者が鳴くべきかどうかの判断について解説しました。ポイントをまとめます。

「鳴いてアガレるかどうか」迷ったら!

  • 「ポン」は3人から「チー」は上家からできる
  • アガリのひとつ手前のテンパイを目指して手作りします
  • ひとつの役牌を2枚持っているかどうか?で判断
  • その役牌は枚数的にまだ残っているかどうか?
  • 2~8までの牌(タンヤオ役)で手を作ることができるかどうか?
  • つまり役牌とタンヤオは鳴いても成立するとても便利な役なのです

以上さえ理解できれば、鳴きたい牌があった時に自信を持って「ポンとチー」の声が出てきますから安心してください。自分で判断してアガルことが出来るようになればきっと楽しくなるはずですからがんばって下さい。