絶対理解!初心者がよく間違う麻雀役の一気通貫のポイントはココ

一気通貫とは?
数牌のどれか1種類で、123・456・789の3順子を揃える役のこと。2役で食い下がり1役。

麻雀の基本役と言えば、ピンフとタンヤオが代表的な役です。少し難易度が上がりますが、覚えやすい役に一気通貫があります。

一気通貫は三色同順とならんで、9枚役として知られている役です。そろった時には、同じ種類の牌が並ぶので壮観な役になります。

ここでは、一気通貫の基本的な知識や実戦で役立つ戦術の説明をしています。

健康麻雀の教室でも、もちろんこの一気通貫を教えていますが、間違って覚えている方もかなりいます。難しいことではありません!記事を読む事で、1ランクの上の役を使える様になります。

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1.一気通貫(イッキツウカン)の基本

一気通貫は、麻雀役の中でも、中級者向けの役になります。役の完成形は、初心者の方にも覚えやすいので、覚えておくのも悪くありません。

ここでは、一気通貫の基本的な部分を説明しています。まずは、一気通貫がどのような役なのかを、覚えていきましょう。

1-1.一気通貫とは?

一気通貫は、同じ種類の数牌で、123・456・789をそろえる事で成立する役です。見た目や名称から人気の役で、一般的には、「イッツー」と呼ばれています

一気通貫(イッキツウカン)

萬子の一気通貫

筒子の一気通貫

索子の一気通貫

萬子・筒子・索子のいずれかの1~9を揃える役です。面前だと2翻役で、副露をすると1翻役になります。

一気通貫の役の特徴から、タンヤオと複合することは、100%ありません。一方、ピンフとの相性が良いので、複合させたい役のひとつだと言えます。

1-2.一気通貫の聴牌の形

一気通貫の聴牌の形は、理想は多面張か両面待ちです。しかしながら、実際には辺張待ちや嵌張待ちになる事も多いのが特徴です。

理想的な一気通貫が確定しているケース

待ち 

既に一気通貫が確定している状態で、待ちも両面待ちになっています。また、待ちが筒子ではない事も理想だといえます。

一気通貫の辺張待ちのケース

待ち 

上がれば、一気通貫は確定ですが、待ちが辺張待ちです。

一気通貫の嵌張待ちのケース

待ち 

上がれば、一気通貫は確定ですが、待ちが嵌張待ちです。

多面張ではあるものの一気通貫が確定していないケース

待ち 

待ちは3面待ちになっていますが、以外はピンフのみです。

一歩間違えると役なしのケース

待ち 

以外だと役がありませんので、上がる事ができません。状況にもよりますが、リーチをかけるか、ダマテンで様子を見る事になります。

1-3.初心者が勘違いするのはコレ

健康麻雀教室の初心者の方を見ていて、ほとんどの方が勘違いしている一気通貫のルールがあります。

生徒「先生!これはイッツウになりますか?」それは下図です。

先生「これはイッツウにはなりません」
生徒「だってからまで全部揃っていますよ!」

こんなやりとりです。何年もやっている方でも勘違いしてしまっています。1~9まですべて揃っているのが一気通貫ではありません。もう一度冒頭の一気通貫の役の説明を見て下さい。

一気通貫とは?
数牌のどれか1種類で、123・456・789の3順子を揃える役のこと。2役で食い下がり1役。

定義というのは、しっかり言葉を理解する必要があります。

「123・456・789の3順子を揃える役」この部分を勘違いしていますね。そうです!生徒さんの手牌は、

ピンズのメンツは3つあります。

  です。

は頭になっています。一気通貫のメンツは必ず、

  でなければいけません。ではだめなのです。これをしっかり頭にいれて下さい。

1-4.一気通貫の多面張待ちの注意

一気通貫で初心者に特に注意をしてほしい点があります。「聴牌の形」でも説明していますが、多面張待ちの対応が難しくなります。

「役」という意味でも、慎重になる必要があります。初心者の場合は、多面張に対する待ち牌の確定の対応にも注意が必要になります。

特に日頃ネット麻雀やゲームの麻雀でプレイをしている人が危険です。これらの麻雀は、聴牌の時に待ち牌を教えてくれます。

また、上がれる牌が出た時には、「ツモ」「ロン」が選択できるようになります。当たり前の事ですが、リアルな麻雀にはそのような機能はありません。サポート機能が充実している点は初心者の方には良い点です。

一気通貫に限ったことではありませんが、多面張への対応は経験が必要です。日頃から自分自身で多面張に対する練習をしておく必要があります。

2.一気通貫は、こんな時に狙おう!

一気通貫を狙うのは、配牌時にある程度の判断が必要になるといえます。また、ホンイツやチンイツを狙う流れの中で出来る事もあります。

一気通貫は、ピンフとの相性は良いのですが、タンヤオは不可能です。役の複合という意味では、無理に狙う役ではありません。

配牌から序盤で下図のような手牌の時です。

ピンズに注目して下さい。6種類ありますから、こんな時にを簡単に捨ててしまうのではなく、一気通貫を思い切って狙うべきなのです。

終盤で、多面張になった時には、一気通貫とタンヤオの両方に備える形もあります。但し、他の面子を一九字牌以外でそろえている事が条件になります。

3.一気通貫の予備知識

ここでは、一気通貫の由来や複合役の事を説明しています。実際の対局時に複合役がつくれるように、練習をしておきましょう。

3-1.一気通貫の由来や語源

麻雀用語の多くは本家中国からの由来や語源が多くあります。一方で、見た目の感じから付けられた名前も少なくありません。

一気通貫は、どちらかと言えば後者の方が有力だと考えられます。中国麻雀では、「清龍」(チンロン)と呼ばれています。

また、ビジネスの世界では「縦串で考える」という言葉を用います。一気通貫をビジネスの世界で使用する時の意味にすると似たような感じになります。

「縦串で考える」とは作業工程などを始めから終わりまでのトータルで考える。というような感じの意味で、一気通貫が使用されていた時期もあったようです。

3-2.一気通貫と同時に作りやすい役

ここでは、実際の対局時に一気通貫と複合しやすい役を紹介します。作る事は難しい役が多いですが、条件的には覚えやすいといえます。

3-2-1.一気通貫+ピンフの聴牌

一気通貫とピンフの複合役になります。ピンフは、役牌にならない字牌か数牌で雀頭をつくる必要があります。

また、4面子すべてが順子で聴牌時に両面待ちである事が条件になります。麻雀の役の中でも最も基本的な役で、多くの役と複合しやすいといえます。

一気通貫+ピンフの聴牌

待ち の両面待ち

一気通貫(二翻)+ピンフ(一翻)で三翻役になります。一気通貫が3つの順子からできる役なので、必然的にピンフとの相性が良くなります。

3-2-2.一気通貫+イーペーコーの聴牌

一気通貫とイーペーコーの複合役になります。イーペーコーは、同じ種類の数牌で、並び数字の順子を2組つくる役です。

一気通貫とイーペーコーにピンフを載せる事も充分に可能です。基本役との組み合わせで高得点を狙えます。

一気通貫+イーペーコーの聴牌

待ち のペンチャン待ち

一気通貫(二翻)+イーペーコー(一翻)で三翻役になります。雀頭が字牌や筒子であれば、もっと高得点を狙う事ができます。

イーペーコーに関してもっと詳しく知りたい方は
麻雀役のイーペーコーとは?みんながよく間違えるポイントはココ

3-2-3.一気通貫+ホンイツの聴牌

一気通貫とホンイツの複合役になります。ホンイツは、1種類の数牌と字牌だけで、雀頭と面子をつくる必要があります。

ホンイツは、初心者にも人気の解かりやすい役です。一方で、捨て牌が偏る傾向があるので、狙いがわかってしまう欠点もあります。

一気通貫+ホンイツ

待ちは のシャンポン待ち

一気通貫(二翻)+ホンイツ(三翻)で五翻役になります。副露をしても上がる事ができる役ですが、喰い下がりがあります。もし上記の手牌でひとつでも副露をしてしまうと、一気通貫(一翻)+ホンイツ(二翻)で三翻役となります。

3-2-4.一気通貫+チンイツの聴牌

一気通貫とチンイツの複合役になります。チンイツは、一種類の数牌だけで雀頭と面子をつくる必要があります。

面前でのチンイツは、単独でも六翻ある役です。副露をしても五翻あるので、狙える時は狙ってみたい役のひとつになります。

一気通貫+チンイツ

待ち の7面待ち

の時だけ、一気通貫との複合役になります。チンイツは、多面張になる事も多いので、注意が必要です。

一気通貫(二翻)+チンイツ(六翻)で八翻役の倍満になります。倍満は、親24,000点・子16,000点になるので、一気に状況を変えます。もし上記の手牌でひとつでも副露をしてしまうと、一気通貫(一翻)+チンイツ(五翻)で六翻役の跳満となります。

多面張の待ちは上級者にとっても難問です。下記サイトでテクニックを身に付けて下さい。
もう怖くない!麻雀の多面張が一目でわかる4つのポイントとは?

■そしてチンイツの待ちの練習もしてみて下さい。
麻雀のチンイツの待ちが分からない方への4つの秘策vol.22

一気通貫+チンイツかと思ったら!?

待ち の変則三面待ち

で上がると、一気通貫とチンイツにイーペーコーもあります。で上がった場合は、チンイツのみになります。

の場合を見ると、九蓮宝燈の役満になります。贅沢な話ですが、せっかくの役満のチャンスをうっかり見逃さないようにしましょう。

3-3.一気通貫と三色同順

一気通貫と三色同順は、共に9枚役と言います。これは、9枚の牌で役を確定させることができる役の事です。

更にこの2つの役は、黄金の一向聴にも関連しています。黄金の一向聴とは、一気通貫と三色同順のどちらかが狙える状態の事を言います。

黄金の一向聴(イーシャンテン)

がきた場合は、の打牌で、一気通貫聴牌になるのが解かると思います。ところが、または、をツモしたら状況が変わります。

のどちらかをツモした場合は、一気通貫は難しいです。一方で、三色同順の状態に近づいている事がわかると思います。

三色同順に近づいた形
をツモしてを打牌。

待ち なら三色同順

をツモしてを打牌。

待ち なら三色同順

三色同順についても下記サイトでちょっと確認して見て下さい
麻雀を10倍楽しむコツをご紹介!三色はいつも狙っていますか?

4.一気通貫の間違いとポイント

一気通貫で間違いが起きるのは、多面張での聴牌だといえます。初心者は、多面張の時に見逃しやフリテンの危険があります。

ゲームやネット麻雀に慣れている人の中にも多面張が苦手な人がいます。多面張の時は、冷静にスジなどを使いながら考えていくと待ちが見えてきます。

見逃しを避けるために副露をしてしまうと喰い下がりがあります。更に捨て牌との関連で、他家に狙っている役がばれやすくなります。

そして「1-3.初心者が勘違いするのはコレ」でも解説した部分です。一気通貫の定義をきちんと覚えましょう

一気通貫とは?
数牌のどれか1種類で、123・456・789の3順子を揃える役のこと。2役で食い下がり1役。

それから、前章の三色同順も同じなのですが、こう言った9枚役を作る時の注意点があります。それは9枚役の部分以外は、頭がひとつとメンツがひとつ必要だと言う事です。

メンツがひとつ!です

それは下図のような手牌の場合です。ピンズの部分で一気通貫が出来そうな気がします。でもソーズとマンズを見て下さい。両面のターツがあります。

一気通貫を狙うということは、それ以外はメンツはひとつで良いはずです。つまり、このソーズとマンズのターツのどちらかを切り捨てるということになります。

両面ターツを切り捨て、ピンズのカンチャンターツを残すということは通常はしません一気通貫を狙うということはそんなことにも注意して手作りする必要があるのです。

もし多少強引に一気通貫を狙うとすればそれはどんな時か?

それはオーラスなので、高い手役を作り、少しでも順位を上げたい場合です。一気通貫は2役です。リーチやドラなどと複合すれば、すぐに満貫の上がりとなります。

そんな時はチャンスを見逃さず、思い切って一気通貫を狙うべきなのです。そして見事に完成させ、上がることこそ麻雀の醍醐味と言えると思います。

5.まとめ

一気通貫は、役の作り方次第では、大きな手になります。一方で、基本役のタンヤオとの相性が悪いという欠点もあります。

ピンフやタンヤオという基本役は、積極的に狙う役のひとつです。一気通貫は、配牌時からのツモの流れで狙うのが基本だといえます。

無理に狙って副露をしても、一翻のために苦しい流れになります。あくまでも基本役をつくる中で、チャンスがあれば考える役です。

ですが完成すれば、三色同様に、美しい手牌の完成です。これらの役はいつも頭の片隅において狙う考え方も必要なのです。