麻雀役の三暗刻とは?その難易度・使い方について早わかり解説

三暗刻とは?
三暗刻は、手牌に暗刻が3つある状態の役で、二翻役になります。食い下がりは無し。

麻雀初心者にも有名な役満の四暗刻。実は、四暗刻の下位役的な存在に三暗刻という役があります。

四暗刻が役満だから、さぞかし三暗刻も高い役だと思う方もいると思います。満貫くらいはあると考えているかもしれませんが、実は二翻役なのです。

また、トイトイ、タンヤオなどと複合していくと魅力的な手牌になっていきます。難易度の割にあまり評価は高くありませんが、三暗刻の基本や実戦での説明をしています。

難しい手役だけに完成した時は少しうれしい瞬間でもありますよ!この記事を読む事で、使い方の難しい三暗刻を上手に使える打ち手になれればと思います。

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1.三暗刻(サンアンコウ)の基本

三暗刻という役は、二翻役です。同じ二翻役のトイトイと比べると難易度的にも三暗刻は、コスパが良いとは言えません。

1-1.三暗刻とは?

三暗刻は、3面子を暗刻にする必要があります。残りの1面子は副露をしても問題はありませんし、順子でも良い事になっています。

三暗刻(サンアンコウ)

A)

B)
 

副露 

C 三暗刻にはならない例
 

副露 

図Aは、面前で三暗刻になっています。図Bは、678を副露していますが、暗刻は3つあるので、三暗刻が成立します。

図Cは、北を「ポン」してしまったので、暗刻は2つです。従って、三暗刻が成立していないので、役無しになります。

暗刻というのは自分で3枚以上集めなければいけません

1-2.三暗刻の聴牌の形

三暗刻の聴牌は、三暗刻が確定していればどの待ち方も考えられます。但し、役が確定前のシャボ待ちには、注意が必要です。

三暗刻の両面待ち

待ち の両面待ち

三暗刻の辺張待ち

待ち の辺張待ち

三暗刻のカンチャン待ち

待ち カンチャン待ち

三暗刻の単騎待ち

待ち の単騎待ち

三暗刻のノベタン待ち

待ち のノベタン待ち

三暗刻のシャボ待ち

待ち のシャボ待ち 

北と中のシャボ待ちですから、他家が打牌をしたら「ロン」と言いたくなります。ところが、ロンは、暗刻にはならないので、三暗刻にはなりません

自分がツモ上がりした場合に三暗刻になります。これは三暗刻で一番多いケースです。うっかりミスには注意をしましょう。

1-3.三暗刻の注意点

三暗刻の注意点で気をつけたいのは、聴牌時の待ち牌です。先ほどのシャボ待ちもうっかりしやすいミスです。

その他にも、初心者におきやすいミスを紹介しておきます。待ち牌に注目をして考えてみましょう。

現時点で聴牌になっています。三暗刻で上がるには、の単騎待ちになるので、を待ちます。

確かにの単騎待ちは間違いではありません。ですが、もっと他に待ちがある事に気が付かなくてはいけません。

実は、の単騎以外にの両面待ちも隠れています。従って、が待ち牌という事になります。

説明をされるとすぐに理解できますが、実際だと難しいものです。特に三暗刻が頭にあると、上がり牌が正しく見えなくなることも考えられます。

2.三暗刻は、こんな時に狙おう!

三暗刻は、何度も説明していますが、コスパの悪い役です。配牌時に三暗刻がねらえるような状態であれば、迷わず四暗刻を目指しましょう。

四暗刻をねらった結果として、三暗刻やトイトイになるのが一般的です。はじめから三暗刻に的を絞るのはあまり得策とは言えません。

三暗刻で上がるパターンで多いのが、四暗刻崩れのパターンです。結果的に、三暗刻とトイトイですから悪くはありませんが、惜しい暗刻です。例を上げて説明します。

四暗刻崩れの三暗刻

待ち のシャボ待ち

この聴牌は、「ツモリ四暗刻」と呼ばれる状態です。ツモならば四暗刻ですが、ロンだと三暗刻(2役)とトイトイ(2役)になります。

3.三暗刻の予備知識

ここでは、三暗刻の由来や複合役について説明をしています。複合役は、実戦でも利用価値が高いので、覚える事をおすすめします。

3-1.三暗刻の由来や語源

麻雀の役や用語の多くは、中国の故事成語や風習などが由来となっています。一方で、役の出来上がりの状態を使用している場合もあります。

三暗刻の場合は、明らかに後者の方が有力だと考えられます。見た目に3つの暗刻があるから、三暗刻というそのままの意味になっています。

3-2.三暗刻と同時に作りやすい役

三暗刻は単独だと二翻役ですが、副露をしても喰い下がりはありません。他の役との複合もしやすいので、代表的な形をいくつか紹介します。

3-2-1.三暗刻+役牌

三暗刻と役牌の複合役です。役牌は、三元牌・※自風牌・※場風牌のどれかを刻子か槓子で揃える役です。

自風牌(ジカゼハイ) 門風牌(メンフォンパイ)ともいいます。
場風牌(バカゼ牌)  荘風牌(チャンフォンパイ)ともいいます。
風牌に関して下記サイトで詳しく解説しました。
麻雀の風牌とは?攻撃と守備に有効なその使い方をマスターしよう

三暗刻+役牌

三暗刻(二翻)+役牌(一翻)で三翻役になります。のメンツを副露したとしても、どちらも喰い下がりがありません。

3-2-2.三暗刻+タンヤオ

三暗刻とタンヤオの複合役です。タンヤオは、※中張牌のみで構成されている役になります。

中張牌(チュンチャンパイ) 数牌の2~8のこと。数牌は萬子・筒子・索子のこと。

三暗刻+タンヤオ

三暗刻(二翻)+タンヤオ(一翻)で三翻役になります。副露をしても問題はありませんが、三暗刻確定の副露はの部分のみなので注意が必要です。

タンヤオは一番簡単な役です。その使い方については下記サイト!
えっ!それは知らなかった!麻雀のタンヤオ役の語源とその使い方
すぐにできる!麻雀は喰いタンからチャレンジ!注意すべき点は?

3-2-3.三暗刻+トイトイ

三暗刻とトイトイの複合役です。トイトイは、4つの面子を全て刻子で揃える必要があります。

三暗刻+トイトイ

 

副露 

三暗刻(二翻)+トイトイ(二翻)で四翻役になります。どちらも副露をしても喰い下がりはありません。この役の複合は実践でも多いケースです。

あくまでも三暗刻の部分はロン上がりではダメです。自分でツモ上がりでなくてはいけないことを覚えて下さい。

三暗刻の複合役で最も自然にできるのが、トイトイになります。この場合は、四暗刻が崩れた場合も考えられます。

3-3.三暗刻と三連刻(サンレンコウ)

三暗刻と似た名前の役に三連刻という役があります。この役は、ローカル役ですので、採用されていない事も多い役のひとつです。

三連刻は、同じ種類の数牌で連番の刻子を作る必要があります。喰い下がりはなく、副露をしても二翻役となります。

三連刻(サンレンコウ)

通常だと、三暗刻(二翻)+三連刻(二翻)で四翻役になります。もちろんルール的に採用をされていなければ、三暗刻の二翻のみが対象です。

4.三暗刻の間違いとポイント

三暗刻の間違いは初心者に多くみられる間違いになります。聴牌になった時に変則的な待ち牌もあるので、チョンボになる事があります。

本文中でも説明していますが、単騎待ちと両面待ちがある時です。三暗刻だけしか見えていないと、両面待ちがある事を忘れてしまいます。

このような時には、フリテンの危険があります。普段から、役を固定して考えずに広い視野で見る事が必要になります。

多面張は上級者でも迷うケースです。下記サイトで簡単にわかる方法を説明しています。
もう怖くない!麻雀の多面張が一目でわかる4つのポイントとは?

次に多いのは、役なしです。フリテンに比べると頻度は少なそうですが、初心者は特に気をつけたいところです。

5.まとめ

三暗刻は、二翻役の中でも難易度が高いのであまり魅力はありません。実際の上がり方も、意識的にねらうというよりも「出来ればラッキー!」な上がりが多いといえます。

その理由のひとつに四暗刻の存在があります。三暗刻をねらえる状態であれば、もうひと頑張りして四暗刻と考えるのが一般的な考え方だと思われます。

似た役のトイトイも同じ二翻役で、頻繁につくれる役です。トイトイの存在は、三暗刻のコスパの悪さが余計に目立つ原因になっています。

三暗刻は、他の役との相性は決して悪くありません。他の役を考える中で、並行して役を考えていく必要があります。