麻雀の重要な作戦「チー」について説明します。
チーは「ポン」「カン」のように、他の人の捨て牌をいただけるものです。この「チー、ポン、カン」を「鳴き」といいます。
鳴きの中でも麻雀のチーは独特の性質をもっています。初心者がチーを使いこなすのは難しいといわれていて、むやみに使うものではありません。
それだけにコツさえつかんでしまえば、有効な武器になります。チーの特性をつかめば、早くて強い麻雀ができるようになります。
1.麻雀のチーの手順は最初にしっかり覚えよう
チーとはどのようなものなのでしょうか。そのことについて解説します。
チーは順子(シュンツ)を作る方法です。順子は上がりに必要な3牌のセットで、数字の1→2→3のように順番でつながっているものです。なので数牌からしかチーはできません。
順子とは など連続する3つの数字の組み合わせです
チーで作る順子とポンで作る刻子との違いは明らかです。ポンで作る刻子は、のように同じ種類の牌を3個そろえるものです。
また、ポンは字牌からでもできますがチーはできません。つまりチーは数牌の組み合わせを作る場合の動作になります。字牌は東→南→西のようなつながりはないからです。
他にもチーの特性として「上家(カミチャ)からしかできない」というのがあります。上家というのは左に座っている人で、その人からしかチーはできません。誰からでもできるポンやカンと間違いやすいので注意しましょう。
チーは自分の上家(左隣)からしかできません
1-1.麻雀のチーのやり方
チーをするときは塔子(ターツ)という2牌が必要です。例えばともっていて、上家がを捨てた時に「チー!」とはっきり発音します。
そしてとを前に倒し、上家が捨てたを持ってきます。そしてその3牌を右に寄せるのです。その時に、上家が何を捨てたのかを表示しなくてはいけません。
そのため、上家が捨てたをのように左に置き、横に倒しておきます。こうすれば誰から見ても、だれがを捨てたのかわかるようになります。
- 「チー」まずははっきり発声
- 開示(かいじ)手持ちの2牌を他者に見せる
- 自分が牌をひとつ捨てる
- 上家の捨てた牌を取る
- 自分の右隅に鳴いた牌を置く。その場合もらった牌を一番左にして横にする。
注)「3.の自分が牌をひとつ捨てる」は5.の後でも良いが、他者を待たせることを考慮し、先に捨てるのが望ましい
1-2.麻雀のチーができるとき
3つ連続する数字の組み合わせができるのなら、いつでもチーができます。例えばをもっていて上家がを捨てた時、またをもっていて上家がかを捨てた時にチーができます。ただ、例外もあります。
先ほどの例でをもっていて、が出たのでチーをしようとするとき、誰かが同時に「ポン」か「カン」もしくは「ロン」をしたときは、チーはできません。同時に発声してもチーが負けてしまいます。
また最後の捨て牌、河底(ホウテイ)といいますが、これもチーなど鳴くことはできません。
以上のようにいろいろ制限のあるチーですが、それには理由があります。それはチーがあまりにも便利だからです。
基本的に1.ロン2.ポンとカン3.チーの順位になります。ポンとカンは同時発生することはありません。また「チー!」の発声の後に少し遅れて「ポン!」の発声が起きる場合があります。その判断は場所のルールにより変動しますから確認が必要です。
2.麻雀のチーのメリット、デメリット
チーすることで、手牌は完成に向けて1歩前進します。そしてチーができる可能性は高いです。そのメリットとデメリットを見ていきましょう。
2-1.麻雀のチーのメリット
たとえばポンは4牌ある同じ種類の牌のうち3牌を独占するものです。つまり自分が2牌持っている状況で、残りの2牌からしかできません。
チーは数字の組み合わせを3牌作るものですから、ポンよりもできるチャンスは多いです。
例えばを持っているとしたら、かをチーすることができます。その数は4牌が2種類ですから8牌あるということです。
ポンの残り2牌とくらべて、チーの8牌はかなり仕掛けるチャンスがあります。ポンと違って上家からしかできませんが、チーを使えばかなりのスピードで3牌セットを完成させることができます。
それはテンパイスピードです。必要な牌を他者からもらうことで、上がりににグッと近づきます。
2-2.麻雀のチーのデメリット
便利でスピードアップができるチーですが、そのデメリットを考えると、あまり仕掛けすぎるのは問題です。
まず覚えてほしいのは、チーをしてしまうと※リーチができなくなることです。これはポンも同じですが鳴いてしまうと基本的にはリーチという役がかけられなくなります。
さらに守備も不利になります。鳴けば鳴くほど、自分の捨てることができる牌は狭まります。他の人のリーチがかかった時には、守りにくく厳しい状況になってしまいます。
そして鳴くことで自分の手を開示してしまうこともマイナスです。麻雀はお互いの手の内を推理しながら進めるゲームですので、3牌をさらしてしまうのは痛い制限です。
- リーチできない
- 守れない
- 情報を開示してしまう
となります。ではチーはしないほうがいいのでしょうか。
3.麻雀のチーはしないほうがいいのか?
チーをしてしまうとリーチができず、手の内を開示してしまいます。これは他人に「どんな役を作ろうとしているのか?」ということがバレやすくなることです。
リーチができないということは、何か他の役を作らなくてはいけません。その上でさらに自分の手の内を3牌さらしてしまうということは、自分がやりたい役を隠すことが難しくなります。
自分のやりたい役がバレてしまうと、必要な牌もバレてしまいます。それは上がるのに不利になってしまいますので、初めのうちはチーはあまりしないほうがいいでしょう。
3-1.麻雀のチーを仕掛けるタイミング
それでもチーをするべきタイミングがあります。麻雀でスピードは強力な武器だからです。麻雀では最初に役を作り完成形を作った人が点棒を貰えます。どんなに価値の高い役をつくっていても、上がれなければ無価値です。
もしくはリーチができなくても、なにか役がある場合。それでいて価値が高い役ができそうで、それを上がれば麻雀の勝利がグッと近づくような状況の時、その時がチーのタイミングです。
麻雀は攻めと守りを同時に考えながら選択していきます。守りのことも十分に考えながら攻めることが必要です。鳴くことは守備的にデメリットはありますが、高い手を上がる時には必要な戦略になるのです。
4.よくある間違い
繰り返しになりますが、チーが間違いやすいのは
「上家からしかできない」ということです。
ポンやカンと違って特殊な制限ですので気を付けなくてはいけません。
5.まとめ
チーを使えば他人の捨て牌を自分のものにすることができます。とても便利なものですので、チーができるのならどんどんやりたくなります。
ですがチーは役が付きにくく、それだけ推理されやすくなります。チーをするのならここは勝負所と覚悟を決めて仕掛けましょう。
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