麻雀でトップを独占するリーチ判断の5つのポイントとはvol.15

「先生、これはリーチした方が良いですか?」初心者からかなり経験している中級者まで、その判断は難しいようです。

「役なしでテンパイした場合はリーチした方が良い!」とは限りません。リーチするしないはそのケースにより毎回考えなければいけません。

その判断をミスすれば、上がりを逃したり、または順位を落とすことになってしまうからです。

「自分は親か子か」「東場南場?順位、持ち点は?」「序盤、中盤、終盤?場の状況は?」「自分と他者の手牌の得点の高さ」「自分の待ちは上がれそうな待ちか?」により判断が決まります。それは初心者の場合と中級者ではかなり違ってきます。初心者ではそこまでの要素で判断ができないからです。

今回のブログは、初心者、中級者からステップアップするためのリーチのかけ方を解説します。そして少しでも上達できるようなお話もしていきたいと思います。

麻雀はやらないと上手くならないといいますが、最後まで読んでいただければ、3年ぐらいは麻雀キャリアが上がるはずです。

vol1-vol25

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1.リーチとは

メンゼンでテンパイした時に「リーチ!」という宣言と1000点棒を出すことで1役になります。
詳しくはもう一度下記サイトを参照してください。3章にリーチについて簡単に解説しています。

まだ知らないの?麻雀基本5役を覚えよう!断トツ理解度⤴vol.4

2.ケースによりリーチを考える

もちろんメンゼンでのお話です。テンパイすれば必ずリーチをしなければいけないという決まりはありません。それは毎回プレイヤーが考えなければいけない問題です。

「これはリーチをかけるべきかどうか?」その都度考えるようにしよう。

下図のようにテンパイしてリーチをかけました。本当にリーチで良いのでしょうか?
麻雀では自分の持ち点を増やす事と、減らさない事を常に考えて判断します。

冒頭の書き出しの部分で
「自分は親か子か」「東場南場?順位、持ち点は?」「序盤、中盤、終盤?場の状況は?」「自分と他者の手牌の得点の高さ」「自分の待ちは上がれそうな待ちか?」により判断が決まります。

と書きました。これらの判断の要素についてひとつずつ考えてみたいと思います。



2-1.自分は親か子か?

この場合に自分が親であればリーチをかけるケースが高まります親のリーチは得点的にも高く、相手の手の進行を止めることができるからです。

また自分にとってもリーチをかけることで、裏ドラまで見ることができますから、持ち点を一気に増やすチャンスでもあります。

2-2.東場南場、順位と持ち点は?

麻雀はいかにしてトップを取るかのゲームです。トップが無理であれば少しでも上の順位を狙うことになります。

東場と南場ではリーチのかけ方に違いがあります。

東場で30000点ぐらいのトップであれば、得点的にはまだまだ少なくもっと得点が欲しいと考えます。だからリーチをかけるケースが多くなります。順位や持ち点が低ければなおさらです。

リーチには一発や裏ドラがあり得点が大きく望める役でもあります。得点が欲しい状況であれば積極的にかけて良いでしょう。

でもリーチをかけてしまうとどんな危険牌も捨てなければいけません。もし自分が得点を多く持っているトップであれば、リーチをかけないでダマテンの選択肢も考える必要があります。

また麻雀にはトップを取るために、局を進ませるという戦い方があります。

親に大きな上がりをされては自分が困ります。自分の持ち点が多ければさっさと上がってしまって局を進ませ、南場の終わりまで早く進ませた方が良いのです。

南場に於いてトップの場合、最後まで守ることも大事です。いくら3面待ちとはいえ安易なリーチは禁物です。おっかけリーチに負ける可能性があるからです。3面待ちだから必ず上がれるということではありません。

だからそのような場合はリーチをかけないことも考えましょう。例えその手牌が役なしのテンパイだとしてもです。

3面待ち、両面待ち、カンチャン待ちを数字で比較してみよう

3面待ちは上がり牌が11枚、両面待ちは8枚、カンチャン待ちは4枚あります。
11:8:4ですね。2.75:2:1になります。2.75+1=3.75です。つまり3面とカンチャンを比較した場合に、3.75回に1回はカンチャン待ちが勝ちます。
2+1=3です。つまり両面とカンチャンを比較した場合に、3回に1回はカンチャンが勝ちます。
3面、両面待ちだからと言って安心できないことがわかります。

2-3.序盤、中盤、終盤?場の状況は?

麻雀の捨て牌は6枚切りで3段に分けて捨てていきます。最初の1段目を序盤とし、2段目を中盤。3段目を終盤と考えます。

序盤中盤でこの両面待ちでのテンパイであればリーチでOKだと思います。相手の手作りにストップをかけ、ツモ牌も十分にありますから、リーチ後にツモリ上がる可能性も高いと言えます。

リーチは1000点を場に出さなければいけません。終盤でのリーチはツモ回数も少なく、上がれる確率が低いため流局する可能性も考えなくてはいけません。

そうするとテンパイ料をゲットしてもリーチ棒の1000点を出していたのではあまり得点は増えません。なので終盤ではリーチを避けてダマテンをした方が得策です。

またリーチ棒の1000点のお話しをしましたが、場には供託と言って過去のリーチ棒が置かれている場合があります。時には3.4本置いてある場合もあります。この供託は全員が欲しい状況です。

リーチをかけることで他者が、さらにあなたのリーチ棒まで狙うことになりますからリーチを控える選択も考える必要がでてきます。

場の状況と書きましたが、ここではトップ目の親にこれ以上親をやらせないためにリーチを控えダマテンにする選択肢もあります。ひとりの方に5万点以上取られてしまうと、ほぼトップが決まってしまいます。そのような親はさらりと流す戦い方も必要です。

2-4.自分と他者の手牌の得点の高さはどうか?

例えば親のリーチです。親は子の1.5倍の得点力です。おっかけリーチなどは考える必要がありますね。勝負すれば当然負けることもあります。考えた上でのリーチをかけましょう。

また他者が、鳴き仕掛けにおいてもドラをポンしていたり、役牌を二つ鳴いてホンイツの手作りをしている場合がよくあります。

明らかに相手の得点が高いとわかる場合です。これには自分がテンパイしたからといって注意が必要です。リーチをかけてしまえばどんな危険牌でも捨てなければいけないからです。

様々な考える条件がありますが、トータルとしては、終了時に一番点棒を獲得することが最優先になります。今のそのすばらしい手を上がることではありません

自分の手が素晴らしい手牌であっても、相手の得点が高い場合には考える必要があるのです。

リーチをしないケースで自分の手牌がある程度高い手牌でテンパイしている場合があります。リーチをかけてしまえば出にくくなりますから、リーチをかけないでダマテンする場合もあります。

ただリーチをかけないダマテンだと相手に何のプレッシャーもかからず好きなように打たれてしまう場合もあります。そしてテンパイされてしまうとこちらが不利になってしまいます。なので高得点テンパイのリーチは判断が難しい部分があります。

2-5.自分の待ちは上がれそうな待ちか?

中盤以降にテンパイした場合に、両面待ちであってもすでに場に多く捨てられている場合があります。このような場合にリーチをかけてしまうと、元々の枚数が少ない上にさらに警戒されてしまいます。ダマテンの選択肢を考える必要があります。

またカンチャン待、シャンポン待ち、タンキ待ちであっても上がりやすい待ちというのがあります。リーチの場合他者はあなたの捨て牌や他の3人の捨て牌などの情報から打牌してきます。

そこから読み取れる出やすい牌で待つことで、上がりやすいリーチとなります。

例えばよくあるチートイでのテンパイで、1枚切れの待ちなどは上がりやすい待ちですね。その他には自分の捨て牌でのスジ待ちをするケースです。

これに関しては以下のサイトを参照して下さい。
めざせ!麻雀スジの達人Part2~リーチの守りと攻め方vol.12

3.リーチ判断で効果的な考え方

3-1.リーチ者の現物でテンパイした場合

今リーチをかけている方がいたとします。偶然自分もテンパイしました。よく見るとリーチをかけた方の捨て牌に自分の上がり牌がありました。

もしも自分がおっかけリーチをかけなくても役があればリーチする必要は特にありません。他の2人はリーチ者に振り込まないようにリーチ者の現物を捨てます。それを待ってロン上がりすればいいわけです。

この場合にリーチしてしまうと、もうその牌は簡単には出してはもらえません。そうするとリーチをかけた2人の勝負になってしまいます。

リーチ者の現物待ちの場合は、最近では自分もリーチすることが有効とされていますが、私的にはダマテンを優先します。下りる選択ができるからです。

3-2.リーチで上がりやすい壁を使った良い待ちとは?

麻雀の壁という言葉を聞いたことはありますか?壁を使うことで上がりやすくなるのです。結論から言うと、たくさん出ている牌の外側の牌で待つと上がりやすいというものです。

例えば場にが4枚捨ててあるとします。その場合には上がりやすい牌になります。
あなたが今リーチしたとします。他者はこの場に捨てられたに注目します。が4枚捨てられているということはあなたのリーチがの待ちということはありえません。の両面待ちの可能性があるため、は安全な牌とはいえませんが、が比較的安全な牌になります。

これはあなたの待ちが両面待ちであると予想した場合での話になります。もちろんシャンポン待ちやタンキ待ちがありますから、必ず安全というわけではありません。

このようにが4枚捨てられているというのは極端な話になりますが、3枚でも壁の考え方は有効になります。残りの1枚をあなたが持っていないと考えてしまえば良いからです。
場に2枚捨てられていて、他者Aが1枚持っている場合に、その他者Aから見ればあなたは最後のを持っていないと考える場合があります。他者Aから見れば、が壁となっては比較的安全な牌と言えます。但しこれは他者Aから見た場合ですから、他の3人にはわからないのです。

麻雀とは自分の目から見たすべての情報から考えるものです。それは4人の捨て牌、他者が鳴いてさらした牌、自分の手牌です。

壁を使った考え方でリーチする

お伝えしたように壁とは、簡単に言えばたくさん見えている牌の外側は比較的安全だということです。なのでその考え方を逆手にとった待ちをすれば上がりやすいと言う事になります。
前述の例ですと、でのリーチは上がりやすいということになります。

3-3.ダマテンにより手牌は変化する

特に得点に余裕がある場合や、巡目が早い場合です。カンチャン、ペンチャン、シャンポン待ちの役無しテンパイをした場合です。無理にリーチしないでインシャンテンに戻すことも考えましょう。

そうすることで振り込みが激減するはずです。悪い待ちでリーチをかけてしまえば、やはりおっかけリーチや遅れてテンパイした他者に負けてしまう場合が多くあります。

そういった振り込みも出来れば避けたいものです。

麻雀は18回程ツモ牌があります。大局観と言いますか、できれば多くの牌を使ってどんな手に成長するかを見る事も麻雀の面白さだと思っています

そういう考えで打つことができれば思わぬ高い手牌ができることがあります。

3-4.自分の手牌にドラが無いテンパイ

テンパイしたが自分の手牌にドラが無い場合はよくあります。このような場合に注意するのは、ドラを持っている方にテンパイされておっかけリーチされる場合です。

当然ドラを雀頭などに2枚程度使っている方は上がる気満々になります。あなたのリーチに対しても真っ向勝負になります。上級者になればあなたのリーチの当たり牌を押さえてテンパイされる場合があります。

そしておっかけリーチに一発で振り込む!ということもよくある話です。一応手牌にドラがない場合には、あなたの待ちにもよりますが、ダマテンに構える方が良い場合があります。

4.まとめ

テンパイした場合に「これはリーチするべきかどうか?」毎回考えるようにして下さい。その場合の条件には下記の5つがあります。

リーチを考える場合の5つのポイント

  1. 自分が親なのか子なのか
  2. 東場南場、順位と持ち点は
  3. 序盤、中盤、終盤?場の状況は
  4. 自分と他者の手牌の得点の高さはどうか
  5. 自分の待ちは上がれそうな待ちか?

麻雀の回数を重ねていけば痛い思い、悔しい思いを何回もすると思います。そういう経験を積みながらみなさん上達していきます。

これらを総合的に判断し、

自分が最終的に持ち点を一番多くゲットするためにはリーチすべきかどうか?」

頭のどこかにおいて考えるようにしましょう。必然的にトップが取れるようになっていくはずです。