面前(メンゼン)でチンイツを上がること。
みなさんはチンイツは好きな役ですか?
それも面前で仕上げるメンチンともなると・・・
やってみたいけど待ちが複雑で少し抵抗がある。
という方が多いと思います。
メンチンは副露せずにチンイツを仕上げることです。
メンゼンを完成させる時には、
「テンパイしてるかどうかわからん!」
「待ちもわからん!」
といったことになります。
もしこのメンチンを誰にも気付かれずにテンパイして、上がることができれば超かっこいいですよね!
そもそもテンパイしているのかもわからない方が多いのがメンチン!
今日はそんな方のための記事。
こんにちは千葉県柏市 NPO法人 健康麻雀グループ
理事長 河原 健治です。
役満以外で最も翻数が多くなる役はチンイツ(清一色)。
副露をしてつくることが多い役でもあります。
今回は
・鳴いてチンイツを上がるか?
・それとも面前でメンチンを仕上げるか?
・メンホン(メンゼンのホンイツのこと)を仕上げるか?
この瀬戸際での判断の仕方。
そして、
・待ちの見つけ方のテクニック
・待ちの見つけ方の練習問題
を中心に解説します。
これまで理解できなかったメンチンの困った問題点を解消しましょう!
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それでは参りましょう!
1.まずはメンチンの基本から
麻雀には、役や用語を略称で呼ぶことが頻繁にあります。
メンチンは、チンイツを特定の条件で上がる時に使用される用語です。
ここでは、メンチンの基本やメリットとデメリットを説明しています。
まずは、メンチンの基本を理解しましょう。
1-1.メンチンとは?
メンチンとは、麻雀役のチンイツを面前(メンゼン)で上がることの略称です。
面前で上がるというのは、「ポン」や「チー」「カン」などの副露をしないで上がることになります。
(注意)暗槓(アンカン)は副露にはなりません。
チンイツ(清一色)は、萬子・筒子・索子のどれか1種類で役を構成します。
喰い下がりがある役で、面前「六翻」で副露「五翻」になります。
例1)メンチン(面前清一色)
待ち牌は
これは比較的簡単でわかりやすい待ち牌ですね!
例2)メンチン(面前清一色)
待ち牌は
このようにひとつの牌が4枚あるとわかりずらいことになります。
アシスタントのYumiです。
私もこんなメンチンの待ちがパッと見てわかるようになるのかな~??
大丈夫!誰でも最初はスグになんてわからないよ!
この記事を読み終える頃には、難しい手牌もわかるように解説していくよ!
1-2.メンチンをやるメリット
メンチンのメリットは、何と言ってもその破壊力。
単独のメンチンだけで六翻の跳満になります。
跳満は子なら12000点、親なら18000点!!
役満以外で単独でこれだけの得点力のある役はありません。
また、メンチンは他の役との相性も良いので、複合役のチャンスも高くなります。
タンヤオ、ピンフ、一盃口、一気通貫などが一般的。
さらに高く!倍満になってしまうケースも多くあります。
倍満は子なら16000点、親なら24000点!!
1-3.メンチンをやるデメリットも知っとこ
メンチンのデメリットは、他家にねらいがばれやすいことです。
副露をするチンイツよりは良いですが、やはり捨て牌から「メンチンをやっているな!」と気付かれてしまうケースも多くあります。
上図のような捨て牌ですと、他家から見れば「萬子を集めているな!」とスグにわかってしまいますね!
またメンチンのテンパイ時の形は多面張(タメンチャン)になることが多くなります。
多面張とは、3種類以上の待ち牌が存在するテンパイです。
ここで「うーん??ちょっと待って~」
となってしまってはバレバレですね!!
初心者の方は、多面張での待ち牌がわからずにチョンボになることも。
また、チョンボを恐れて無駄な副露をしてしまうケースも多くあります。
それは鳴くとチンイツをやっていることが相手に悟られるからです。
②長考せずにメンチンの待ちがわかること。
この2つに関してはこれから解説していきます。
いつもは初心者向けの記事が多いですが、今回は中級者にも十分役立つ記事です。
1-4.メンチンとタテチンの違いは何ですか?
同じです!!
メンチンは、チンイツ(清一色)を面前で上がる役だと説明をしました。
麻雀のベテランの中には、メンチンではなく「タテチン」と言う人もいます。
タテチンも基本的には、メンチンと同様の意味になります。
「チン」はチンイツのチンで、「タテ」は牌をたてるという意味です。
牌を立てるというのは、「牌が立つ」で、鳴いていないという意味になります。
どちらも基本的に面前でチンイツをつくると覚えておきましょう。
他にホンイツの場合も同様に、メンホン、タテホンと呼んでいます。
1-5.麻雀プロのかっこいいメンチン動画を見てみよう!
日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士、魚谷侑未(うおたにゆうみ)さんのメンチンに注目!
2.メンチンの多面張克服法はポイント五か条を実行せよ
本文中にも説明していますが、メンチンの問題点は多面張の対処方法。
5つのポイントを利用すると比較艇容易に待ち牌が見えてきます。
絶対に牌を並び替えないこと。
その二、スジ待ちを利用する
その三、刻子(コーツ)になる牌を軸に考える。
その四、手牌の両端からわかりやすい面子、雀頭を抜き出して考える。
その五、一盃口的に抜き出して残りを考える。
以上の五か条を利用することで、容易に多面張が理解できるようになります。
それではひとつずつ見て行きましょう!
2-1.メンチン克服その一/牌を小さい順に並べろ
牌は必ず左か右のどちらかから小さい順に並べること!
私の場合だと左から小さい順に並べています。
よく牌を並び替えてしまう方でミスをする場合があります。
それはこんなミスです。
はの待ちですね!
これを
のように並び替えてしまうことでミスが起きます。
これだと待ちがだけだと勘違いしてしまいますね!
このようなことが起きないようにきちんと小さい順に並べて、絶対に並び替えないクセを付けましょう!
2-2.メンチン克服その二/スジ待ちを追っかけろ
スジ待ちを利用しよう!
麻雀の待ちはスジの関係にあることが多いのです。
スジとは3をプラスマイナスした関係。
それは
1-4-7(イースーチー)
2-5-8(リャンーウーパー)
3-6-9(サブ―ローキュー)
はのどちらかがくればメンツになりますね。
これだけ見れば、当たり前じゃんと思うかもしれませんね。
メンチンになっても同じことが言えます。
「で上がりだな!」と思ったら「とはどうかな?」と考えることが大事。
かなりの確率でスジ牌とでも上がれることになっているケースが多いと思います。
2-3.メンチン克服その三/刻子になる牌を軸に考えろ
刻子になる牌を軸に考える。
これもメンチンに関わらず基本的なことですよ!
例えば
の手牌の待ちはの3つ。
の部分が問題です。
3枚あるを刻子と考えた場合はの単騎待ち。
のように分けて考える。
3枚あるを雀頭と考えた場合はの両面待ち。
のように分けて考える。
このように2通りで考えます。
2-4.メンチン克服その四/左右からわかりやすく牌を抜き出せ
手牌の両端からわかりやすい面子、雀頭を抜き出して考える。
例えば先ほどの例
①この手牌を見た時に左から2メンツ抜いて見よう
の2メンツを抜きます。
残りは2メンツ1雀頭が出来れば上がりのハズ。
が残るよね!
残った牌を見て待ち牌がわかるかな?
この場合3枚以上あるを「その三」の考え方も使って考えよう!
を刻子で考えた場合と雀頭で考えた場合。
の待ちになります。
つまりこれらが来ると2メンツ1雀頭ができるということです!
説明は少し省略したけどわかるかな?
②この手牌を見た時に右から2メンツ抜いて見よう
を抜くと!
(これで2メンツあるのがわかりますよね?)
ということは残りで2メンツ1雀頭を完成させればいいわけです。
が残り。
この残った部分を見て待ち牌はわかりますか?
待ちはです。
が3枚ありますから、ここにも「その三」の考え方を使います。
つまり①でわかったと②でわかったが待ち牌。
まとめるとです。
またこのように待ち牌を考える時は「サブローキューマン、リャンウーパーマン」と言ってスジで考えるようにしましょう。
これを「の待ちだな」などど小さい順に考えてはいけません。
あくまでも語呂を使って待ち牌を見つけましょう!
2-5.メンチン克服その五/一盃口的に牌を抜き出せ
一盃口的に牌を抜き出して残りを考えます。
一盃口的とは
や
の形のことです。
違う例で考えて見ましょう!
の手牌です。
の2メンツを抜き出すと、
残りは2メンツ1雀頭が出来れば上がりのハズ。
が残ります。
そうするとの待ちがわかります。
また「その四」の左右からわかりやすく牌を抜き出します。
右からを抜きだすと、
が残ります。
残りを見るとの待ちがわかります。
まとめるとの3つが待ち牌になります。
ここでは念のためではどうかな?
と考えてみることも大切!(「その二」のスジ待ちを利用する)
どうもでは上がりにならないことがわかります。
もう一度まとめると!
絶対に牌を並び替えないこと。
その二、スジ待ちを利用する
その三、刻子(コーツ)になる牌を軸に考える。
その四、手牌の両端からわかりやすい面子、雀頭を抜き出して考える。
その五、一盃口的に抜き出して残りを考える。
3.メンチンの待ちがスパッとわかるための練習問題
基本的な考え方はわかりましたか?
あとは練習を積むだけ。
一番いい練習方法は家にある麻雀牌を使うことです。
牌があればそれを1種類だけランダムに13枚取り出して待ちを考えてみることです。
先生!考え方はわかりました!
でも実践では時間も少なくて焦ってしまいます!
練習するにしたがい絶対に早くわかるようになるよ!
わかってくると自信に繋がって落ち着いて考えられるようになるんだよ!
最初からわかる人はいません。
私も昔このやり方でこっそり練習したので間違いありませんよ!
3-1.そもそもテンパイしているかどうかもわからない方へ
待ちはおろかテンパイがわからない方もいるはず。
でも同じように五か条を使って考えて見て下さい!
例題1)
右からを抜きます。
残りは
これではテンパイしていませんね!
例題2)
左からを抜きます。
残りは
これもテンパイしていないことがわかりますか?
このような考え方で大丈夫だと思います。
3-2.いよいよ本格的メンチンの待ち当て問題スタート
例題1)
左からの1雀頭2メンツを抜くと、
残りで2メンツできれば上がりですよね!
残りは
待ちはが来れば2メンツ完成。
次に右から1雀頭1メンツを抜くと、
残りで3メンツ出来れば上がり。
残りは
待ちはが来れば3メンツ完成。
合わせての待ち。
例題2)
左から1雀頭2メンツ抜きます。
ということはあとは2メンツが完成すれば上がりですね!
残りはだから
ここで2メンツということはが待ちになります。
次に右から1雀頭1メンツ抜きます。
ということは残りは3メンツ完成すれば上がり!
残りはだから
ここで3メンツということはがメンツになればいいのです。
つまりが待ちになります。
例題3)これがわかればもう大丈夫クラス!
そうですね!!わかりやすく抜くと言うと・・・
今回はまず右から抜いて見ましょう!
を右から2メンツ抜きます。
残りは2メンツ1雀頭あればいいわけです。
残りはです。
「その三」の刻子を軸に考えることになりますね。
刻子が2つありますが、考え方は同じですから落ち着いて!
で考えると待ち。
で考えると
で考えると
ここまでの待ちをまとめるとの5つ。
今度は左から抜いて見ましょう!
の2メンツ1雀頭を抜きます。
残りは2メンツ完成すれば上がりのハズ!
の形ですから、待ちはです。
新たにの待ちが発見できましたね!
以上まとめるとの6つ。
もっと練習問題したい方は↓
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4.他家のメンチンやチンイツを阻止するための心構え
大抵の方は配牌か序盤のツモの感覚でチンイツを目指すかどうかを決めます。
その時に序盤でいきなり副露していく方は結構多い。
でもこれはちょっと問題あり。
もし私がその方の上家なら・・・
①その種類の牌はかなり絞るか捨てない
②字牌も捨てない
これがドラと同じ種類のチンイツであれば尚更です。
ひとつ鳴いたはいいが、そのあとは全く鳴かせてもらえず手が進まない。
というケースになってしまうかもしれません。
先生!それでは自分が上がれないのではないですか?
その可能性は十分にあるね!
でもそもそも自分が上がる確率は25%以下。
自分のやっている手牌が、相手にチンイツをテンパイさせてまで上がりたい手牌かどうかを考えてみよう。
もし自分の手牌が相応の手牌であっても、ギリギリまで下家が欲しそうな牌は鳴かさないという感覚は必要だと思う。
麻雀でみんなに持っていて欲しい感覚は、一局の上がりを目指すことではなく「トップをとること」が最優先なんだということです。
5.メンチンを成功させる上級者への道
チンイツを成功させるにはちょっとしたコツがあります。
ただ待ちがスパッとわかるだけではダメです。
一歩進んだメンチンへの道!これについて解説していきます。
5-1.ドラと同じ種類の牌でチンイツを仕上げる
配牌を見た時に、1種類の牌で偏っている場合があります。
まずこれがチンイツを目指す時です。
ドラを含んでのチンイツ、メンチンができれば点数的にも破壊力が増しますよね!
そして同時に他家からの警戒心も高くなるわけです。
できればドラと同じ種類で仕上げるのが基本です。
もちろんそうでない場合もあると思います。
そのような時は、自分がいらないドラを捨てる覚悟も必要ですね!
その時になるべく他家にロンされないような「切り時」を考えなくてはいけません。
麻雀では切り時を間違えると全く違う結果になる場合があります。
ドラの扱い方と手牌の進め方はいつも慎重に考えると面白いですね!
5-2.チンイツを仕上げるにはメンゼンか副露か?
4章では他家にチンイツをさせない心構えの話をしました。
上級者との対局であれば、簡単には鳴かせてもらえないと思ってよいでしょう。
その場合にどうすればメンチンや、チンイツを仕上げることができるかです。
それはギリギリまで鳴かないということ。
極力我慢して、鳴くときはテンパイする時です。
これを一鳴きテンパイといいます。
昔からある格言のようなものですが、チンイツを仕上げるときはこんな感じで打って下さい。
序盤から鳴きまくってのチンイツは、たまには上がれるかもしれません。
しかし全くオススメできない上がりだと思っていいです。
上家の牌には一切目もくれず、「他家からは何をやっているのかな?」と思わせておいてメンチンを仕上げること。
そうすることで相手は「何をやっているかわからない」「チートイツ?チャンタ?」といった印象を持ちます。
最悪メンチンが無理だと感じれば、終盤に「一鳴きテンパイ」に持っていくようにしましょう!
5-3.メンチンかメンホンかの境目とは
麻雀をやっていればたまに、メンホンからメンチンへと切り替えるかどうかを迷う状況ができます。
例えばこんなケース。
上図でははオタ風(役牌でない字牌)。
待ちは。
場にもが1枚捨てられています。
残りは2枚。
8巡目としましょう。
メンホン+イーペーコーですが待ちとしてはあまりよくありません。
こんなケースでリーチをかけてしまうと、もう手牌は変えることができないのでオススメできません。
ここはダマテン!
9巡目に引いたのが。
ここではを1枚落としてイーシャンテンに戻す。
そして次に引いたのが、また。
待ちはのメンチンになりました。
もちろん持ち点や自分が親かどうか、巡目にもよります。
そのままを雀頭にしてメンホンでの手替わりを待っても良いでしょう。
しかし持ち点が少ない場合で、8巡目であれば十分にメンチンまで行ける状況です。
こんな時はテンパイを崩して、メンチンへとまっしぐらではないでしょうか!
麻雀では自分のツモは17~19程度。
この間に自分の作りたい手牌がつくれるかどうかの「スピード感覚」を持つべきです。
もし上図のテンパイが12巡目であればそのままでのテンパイをキープし、メンホンでの手替わりを待つ方がいいでしょう!
12巡目といえばツモ回数はあと6回ぐらい。
この状況でテンパイを崩してはこの先テンパイできるかどうかもわからないからです。
6.まとめ
まずはメンチンの意味は理解できたでしょうか?
メンチンは、略称なので実際の対局で無理をして使用する必要はありません。
それよりも今回解説した、「待ちの見つけ方」はわかりましたか?
絶対に牌を並び替えないこと。
その二、スジ待ちを利用する
その三、刻子(コーツ)になる牌を軸に考える。
その四、手牌の両端からわかりやすい面子、雀頭を抜き出して考える。
その五、一盃口的に抜き出して残りを考える。
自信さえつけばメンチンは怖くありません。
そして序盤から鳴きまくるチンイツをするのではなく、ギリギリまで鳴かないでメンチンを目指すことの意味をお話しました。
チャレンジして見て下さい!
これまでとまた違った麻雀感が生まれてくると思いますよ!
以上お相手は!
NPO法人 健康麻雀グループ
河原 健治でした。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
リタイア後の余暇を充実させたい方。
への相談アドバイザーでもあります。
「ほんとうに何にも知らない私でも覚えられるの?」や
「他の健康麻雀施設で苦い経験をしたんだけど、どこもそんな感じかな?」
のような本気の意見など、健康麻雀に関してなら何でも親身にお答えします!
健康麻雀を楽しみたいみなさんのためなら何でもおまかせ!
「おまかせと言ってもあんた誰?」と思っているかもしれませんね!
ちゃんと信頼できる人なんだということを猛アピールさせて下さい。
・千葉県柏市で16年間健康麻雀をしている。
・ゼロ卓から20卓へと人が集まる巨大健康麻雀スペースにした。
・1ヶ月間に11卓の健康麻雀大会を16回運営できるところは日本でココだけ。
・初心者から経験者まで毎日60名の参加者がいる!
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