チーテン・ポンテンとは?
1回のチーやポンでテンパイすることを言います。
麻雀で上がるためには柔軟な発想が必要で、メンゼンで高い手が出来そうでも上がりのために鳴くことがあります。そのタイミングを覚えましょう。
麻雀での鳴きは不利になることがあります。それは手牌が少なくなるために、他家に振り込みやすくなる場合があるからです。
上がるためにはまずは聴牌(テンパイ)すること。まずは面前が理想です。それが叶わなければチーテン・ポンテンが次の理想です。
それでもまだ理想というレベルです。実際の局面では、2.3回鳴かなければテンパイ出来ないケースも多いのです。
今回はチーテン・ポンテンが良いとされる訳を中心に解説していきます。読むことで麻雀の奥深さに気が付き、ますます面白さがわかっていただけたらと思います。
1.チーテン・ポンテンとは
上がりまであと1牌という状態をテンパイ、テンパイまであと1牌という状態がイーシャンテンです。
チーテンというのはチーしてテンパイにすることで、ポンテンはポンしてテンパイにすることです。
イーシャンテンまでメンゼン(鳴いていない状態)で手を作り、テンパイまであと1牌ツモればいいのに鳴いてしまうのはもったいなく感じるでしょう。ですがそこに上がりのコツがあります。
リャンシャンテン
↓
インシャンテン
↓この状態で、チーやポンをすること
テンパイ
↓
上がり
■シャンテン、テンパイに関して詳しくは下記サイトをご覧下さい。
みんなが知りたい麻雀のイーシャンテンの意味と注意すべきポイントとは
ケース別解説なら簡単!麻雀テンパイ(聴牌)に一歩近づくための打ち方とはvol.14
1-1.上がりのためにはメンゼンをあきらめることも
麻雀では調子が悪いとなかなか上がれないものです。上がれないまま点棒で差がついてしまうと、高い手を作って追いつこうとしてしまいます。
ですが高い手は上がりにくく、最悪の場合「ヤキトリ」といって一度も上がれないことがあります。
そこでチーテン・ポンテンを使うことになります。チーやポンをしてしまうと高い手を作りにくくなりますが、上がるためにはなるべく早くテンパイになることが重要です。
麻雀は面前が基本ですが、そればかりにこだわり過ぎてもだめです。テンパイして初めて上がる権利がもらえるわけです。
特に中盤以降はチーテン・ポンテンを考えるべきなのです。
2.チーテン・ポンテンを狙う目安とは
頭の中をメンゼン※リーチからチーテン・ポンテンに切り替える目安があります。その目安を知れば上がる確率は高くなります。
2-1.9巡目以降は頭を切り替えよう
麻雀でリーチが入る平均的な巡目というのがあります。それはだいたい9~11巡目と言われています。
なのでそれ以降を中盤と考えましょう。9巡目以降はメンゼンをあきらめてチーテン・ポンテンができないか考えるべきです。
もしリーチをかけて満貫(4ハンあること)がある手が出来そうだとしても、中盤以降はゆっくりしていられません。
なぜなら他の人がテンパイになり、それに振り込み(ロンされること)をしてしまう危険があるからです。
例えばこのようなイーシャンテンだとします
あと1牌、、、、、のどれかをツモればテンパイという状況です。仮にをツモることができれば、平和(ピンフ)と※タンヤオの2役が確定します。
※タンヤオ 数牌(萬子、索子、筒子)の2~8の牌で作る役
②雀頭は役牌でないこと
③面子は全て順子
④待ちの形は両面待ち
■ピンフ、タンヤオは麻雀の基本役です。詳しくは下記サイトをご覧ください。
リーチをかければ3ハンになり、裏ドラが乗れば満貫です。満貫は子なら8000点、親なら12000点の高得点が期待できます。
鳴いてしまうと平和(ピンフ)がつかなくなり、リーチもできませんが、それでも9巡目を過ぎたあたりならチーテン・ポンテンを狙っても良いでしょう。
上の例で3をポンしてテンパイにすると、タンヤオで1ハンの手です。1000点ほど(親なら1500点)の上がりになります。メンゼンなら最高8000点(12000点)だったので大きな違いです。損したと感じるかもしれません。
ただ、中盤以降は誰かがテンパイになっている可能性が高いです。ゆっくりとメンゼンでテンパイになるのを待っていては、いつまでたっても上がれないのです。
また、リーチをかけるということは警戒されるということです。上がりにくくなり、もし上がれても裏ドラがのる保証はどこにもありません。ときには高くなる手をあきらめて上がりを優先するようにしましょう。
2-2.まずは上がりを!
麻雀は順位を競うゲームです。なのでオーラス(最後の局)でビリなのに満貫をあきらめて1000点を上がることはありません。ですが東場か南場の親がもう1回来る状況でしたら上がりを優先しましょう。
親のチャンスがまだあるなら、どんなに点差があっても連荘で逆転することが可能です。そのためには小さな上がりを積み重ねておくことが大切なのです。
つまりチーテン・ポンテンを仕掛けるのなら
・9巡目以降の中盤で鳴く事によりテンパイできる
・親のチャンスがまだある
こんな時がタイミングです。さらに
・まだ1度も上がっていない
・トップなので高い手が必要ない
状況でも上がりを優先させましょう。価値の高い手はとにかく上がりにくく、運が必要です。
運を呼び込むにはまず上がることが大切で、そのためにはメンゼンにこだわってはいけません。
同じようにトップが望める状況なら高い手は必要ありません。チーテン・ポンテンでとにかくテンパイにすることがトップで終わるためのコツです。
2-3.チーテン・ポンテンが良い訳
鳴きのデメリットとして守備力の低下があります。鳴けば鳴くほど捨て牌の選択肢が狭くなり、他の人のリーチから守るのが難しくなります。
ですがチーテン・ポンテンの場合は1鳴きですので、それほど守備力は落ちません。具体的には13牌の選択肢が10牌に変わるだけです。
もし誰かのリーチが入りチーテン・ポンテンをしていても、勝負を降りたい場合はまだ逃げ道が残されていると思っていいでしょう。例えば
という状況で場にが2牌捨てられているとしましょう。もし、、をツモることができればリーチをかけることができます。ここでをポンしてテンパイにするのも良い選択です。誰かのリーチが入ってもはほぼ安全な牌ですので振り込むことはありません。
がなくなっても、と、それにツモってきた牌の10牌から捨て牌を選択できます。リーチしてきた人の捨て牌を観察して安全な牌を選ぶことが可能です。
あまり鳴きが多い状態でのテンパイは、手持ちの牌が少なくなるために、どうしても守備力が弱くなります。チーテン・ポンテンは鳴く場合の理想かもしれません。できるだけそうありたいものです。
3.チーテン・ポンテンでよくやる役とは
チーテン・ポンテンをするには役が必要です。メンゼンではないのでリーチやツモ、さらにピンフなどもできません。そこでチーテン・ポンテンをしやすい役を解説します。
3-1.タンヤオ
タンヤオはとても上がりやすい役です。チーテン・ポンテンを作るならまず候補になる役と言えるでしょう。
タンヤオは1,9、字牌がなければ完成です。鳴いても鳴かなくても1ハンですが、鳴いてつくるタンヤオを「喰いタン」といい、初心者にもとてもわかりやすい役だと言えます。
喰いタンを禁止しているルールもありますので注意が必要です。
■喰いタンに関して詳しくは下記サイトをご覧ください。
麻雀初心者に最初に覚えて欲しい喰いタンの基本解説と上がるコツ
3-2.役牌
役牌もチーテン・ポンテンに使いやすい役です。
・場風(東場なら、南場なら)
・自風(親なら、南家なら、西家なら、北家なら)
・三元牌(、、)
をポンすれば完成です。鳴いても鳴かなくても1ハンです。みなさんに注意して欲しい事は、「自分の欲しい牌、鳴きたい牌が何であるか?」をきちんと把握することです。
そしてその牌を見逃さないことです。ご自分の手牌ばかりを眺めていてはダメです。1回1回相手の打牌を見ることが大事です。
3-3.三色同順(サンショクドウジュン)
サンショクも鳴いて作れる役です。メンゼンでは2ハンですが、鳴くと1ハンになります。作り方は簡単で、同じ順子の数牌を3種類(萬子、筒子、索子)集めるだけになっています。
例えば
という手牌で上家(カミチャ、左手側の人)がを捨てたとします。チーをすればの順子が完成し、3種類の123が集まりましたのでサンショクが完成します。
このような場合には、できれば面前で仕上げたい手牌になります。が何枚ぐらい場に捨てられているか?それから何巡目かによりを鳴くかどうかが決まります。
■サンショクについては以下のサイトで詳しく解説しました。
3-4.一気通貫(イッキツウカン)
通称イッツウもメンゼンなら2ハン、鳴いたら1ハンの役です。作り方は順子の123.456.789の3つをそろえるだけです。例えば
という手牌で上家がを捨てたとします。チーをすればが完成し、123.456.789の順子ができました。これでイッツウの完成です。
■イッツウに関しては下記サイトで詳しく解説しました
3-5.チャンタ
チャンタはタンヤオの逆のような役です。すべてのメンツと頭に1、9、字牌が含まれればチャンタになります。面前で2ハン、鳴いて1ハンの手です。
上図では、、のいずれかを副露すればチャンタのテンパイになります。
■チャンタに関して詳しくは下記サイトで解説しました。
3-6.ホンイツ
ホンイツは同じ種類の数牌と字牌で作る役です。メンゼンでは3ハン、鳴いて2ハンです。鳴いて作ることがほとんどなのでメンゼンのホンイツ(メンホンといいます)は珍しいでしょう。
上図では、、、のいずれかを鳴くことができればテンパイです。
■ホンイツに関して詳しくは下記サイトで解説しました。
以上がチーテン・ポンテンでよく作られる役です。これらの役ができそうなら中盤以降はメンゼンにこだわらずに上がりを優先させましょう。
4.よくある間違い
■「せっかくメンゼンでできたのにもったいない」
というのはよくある間違いです。麻雀は上がりに近くなればなるほど、有効な牌が少なくなります。例えば
このイーシャンテンからテンパイになるには6種類の牌が有効です。
、、、、、ですが、たとえこれらをツモることができても、テンパイから上がるためにはさらに2種類しか待ちがありません。
同じことがリャンシャンテン(イーシャンテンの1つ手前)とイーシャンテンの間でも言えるのです。つまり上がりに近くなればなるほど、有効牌は少なくなると覚えましょう。
イーシャンテンまでメンゼンで来れたとしても、そこからテンパイになる可能性はどんどん狭くなっていきます。上がるためにはより早くテンパイになることが重要で、そのためにはチーテン・ポンテンは有力な方法です。
・「鳴くとツモが悪くなる」
という人がいます。ですがそのようなことは迷信です。メンゼンにこだわりすぎるとまったく上がれなくなるので注意しましょう。
・「小さい手を上がるより一発大きいのを上がる方が良い」
と考える人もいます。これも間違いで、小さい手を上がれない人に大きい手は作れません。リーチをかけて※一発でツモり、さらに裏ドラをのせれば・・・・というのはロマンのあるものですが、それは確率が低いからロマンなのです。
まずはチーテン・ポンテンを覚えて上がれそうな時はまずは聴牌させることを覚えましょう!
5.まとめ
チーテン・ポンテンのデメリットはなんといっても高い手ができなくなることです。リーチをかけることができれば、他の人にプレッシャーになりますし価値も高くなります。
ですが麻雀はそれほど都合よくできていません。メンゼンでリーチばかり狙っていてはいつまでたっても上がることができないのです。
「あと1牌ツモれればテンパイなのに・・・」と思うケースはよくあります。割り切ってチーテン・ポンテンを狙うことも時には大切だということを知って下さい。
実は「鳴いてテンパイにするかどうか」は上級者も悩むケースなのです。そこが麻雀の難しく、面白いところなのです。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
リタイア後の余暇を充実させたい方。
への相談アドバイザーでもあります。
「ほんとうに何にも知らない私でも覚えられるの?」や
「他の健康麻雀施設で苦い経験をしたんだけど、どこもそんな感じかな?」
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健康麻雀を楽しみたいみなさんのためなら何でもおまかせ!
「おまかせと言ってもあんた誰?」と思っているかもしれませんね!
ちゃんと信頼できる人なんだということを猛アピールさせて下さい。
・千葉県柏市で16年間健康麻雀をしている。
・ゼロ卓から20卓へと人が集まる巨大健康麻雀スペースにした。
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