九蓮宝燈(チュウレンポウトウ)とは?
麻雀役の中でも超最高難度を誇る伝説の役満。とを3枚、からの牌は必ず1枚ずつはあること。下図は純正九蓮宝燈の聴牌で9面待ちと言われ、からまですべての牌が上がり牌となります。
麻雀の経験も長くなると何度かは役満を上がることもあります。最も多いのが、四暗刻・国士無双・大三元だと言われています。
役満の中でも特に難関と言われている役に「九蓮宝燈」があります。「天和」と並んで、役満の中でも特別扱いをされている役満です。
九蓮宝燈とチンイツは紙一重の手役です。チャンスが来た場合には、ぜひ九蓮宝燈を狙うべきだと思います。
九蓮宝燈の基本的な知識や役の説明を中心に掲載しています。この記事を読むと、幻とも言われている九蓮宝燈に一歩近づけるかもしれませんよ!
1.九蓮宝燈(チュウレンポウトウ)の基本
九蓮宝燈は、役満の中でも1位2位を争うほどの難関役です。ベテラン雀士でも上がることができない役で、生涯に1度とまで言われています。
ここでは、九蓮宝燈の役の基本や作り方のポイントなどを説明しています。滅多に上がることはできませんが、最高難易度の役を覚えておきましょう。
1-1.九蓮宝燈(チュウレンポウトウ)とは?
九蓮宝燈は、数牌のうちどれか1種類だけでつくる役になります。1と9の刻子に2~8が1枚ずつで、残りは1~9のどれでも上がれます。
九蓮宝燈は萬子だけの役満だと認識している方も多いようです。多くのメディアが萬子で紹介をしているので、誤解されやすいですが、筒子、索子でも成立します。
■九蓮宝燈(チュウレンポウトウ)
待ちは1~9のどれでも可
萬子の九蓮宝燈
筒子の九蓮宝燈
索子の九蓮宝燈
九蓮宝燈の中でも9面待ちの場合はダブル役満になることもあります。多くの場合は、チンイツになることが多い役です。
1-2.九蓮宝燈の聴牌の形
九蓮宝燈は同じ種類の牌でつくられているので、多面張が多くなります。また、変則的な待ちも多くなっています。
■九蓮宝燈の両面待ち
待ち牌 の両面待ち
が抜けている状態の聴牌です。この場合にで上がれば九蓮宝燈の完成。の場合はチンイツとなります。す。
■九蓮宝燈のペンチャン待ち
待ち牌 のペンチャン待ち
が抜けているペンチャン待ちです。ペンチャン待ちの場合は、かのどちらかで、待つ聴牌だけになります。
■九蓮宝燈のカンチャン待ち
待ち牌 のカンチャン待ち
が抜けているカンチャン待ちです。九蓮宝燈の聴牌は、多面張も多いですが、カンチャン待ちも多くなります。
■九蓮宝燈のシャボ待ち
待ち牌 のシャボ待ち
が抜けていて、が2枚ある状態の聴牌です。は3枚なければいけません。で上がった場合は九蓮宝燈になります。
■九蓮宝燈の九面待ち
待ち牌 からの9面待ち
九蓮宝燈の9面待ちで、純正九蓮宝燈と言われます。この形で聴牌することはほとんどなく、九蓮宝燈の9面待ちは特に難易度が高いので、ダブル役満になるルールもあります。
1-3.九蓮宝燈の注意点
九蓮宝燈の注意点は何と言っても聴牌時の待ち牌になります。最大9面待ちのパターンは形で覚えられます。
多くの九蓮宝燈の待ちは、多面張になることが多くなります。特にスジ待ちよりも変則的な待ちの時に見落としがおきやすくなります。
②両端からわかりやすくメンツや頭を抜いて考える
③イーペーコー的に抜いて考える
④絶対に並び替えをしない
2.九蓮宝燈(チュウレンポウトウ)はこんな時に狙おう!
九蓮宝燈を意図的にねらうのはかなり困難だと考えられます。まずは、面前チンイツが最初の目標になります。
九蓮宝燈の難しさの理由は、1と9の暗刻を集める必要があるということです。もちろん、面前でのチンイツだけでも大きな役ですので、その難易度が想像できます。
下図の前出の例の場合、待ち牌はの両面待ちでした。
こういった時にの場合のみ九蓮宝燈になるわけですから、をツモ上がりした場合はチンイツで上がるしかありません。
しかし、が出上がりの場合には見逃すこともありだと思います。それは九蓮宝燈を上がるチャンスがめったにない事だからです。
役満は狙わなければできない役と言えますね。
3.九蓮宝燈(チュウレンポウトウ)の予備知識
九蓮宝燈の基本的なことは、理解できたと思います。ここかからは、九蓮宝燈の由来や役満の一覧などを紹介しています。
3-1.九蓮宝燈の由来や語源
九蓮宝燈は、「九蓮宝灯」と表記されることもあります。別名も持っている役で、「天衣無縫」「紫気東来」などと呼ぶこともあるようです。
「天衣無縫」は、「テンイーウーフォン」と読みます。「天女の衣服には縫い目が全くない」という意味になります。
「紫気東来」は、「チーチートウライ」と読みます。「紫のめでたい運気が東の方角からたなびいてくると」いう縁起の良い意味になります。
これらの言葉は、古くは中国麻雀の時代に言われていた言葉でもあります。当時の九蓮宝燈は、現在のチンイツと一気通貫を同時につくった形のことでした。
はじめは9面待ちの時だけが、九蓮宝燈と認められていました。さすがにそれでは、上がれないので、今のようなスタイルになったと言われています。
当初は、「準九蓮宝燈」と「純正九蓮宝燈」でした。このままだと「ジュン」が同じでややこしいという事で現在の名前になったようです。
3-2.公式ルールの役満一覧
麻雀の公式ルールで定められている役満は12種類です。ローカル役を含めると数が多くなるので、まずはこの12種類を覚えておきましょう。
3-2-1.九蓮宝燈(チューレンポウトウ)
萬子・筒子・索子のどれか1種類で図のような基本形をつくる役です。9面待ちの場合は、「純正九蓮宝燈」となりダブル役満になるルールもあります。
■九蓮宝燈
待ち牌はからまで9種類
筒子や萬子でも同様になるので、間違えないようにしましょう。
3-2-2.四暗刻(スーアンコウ)
4つある面子を全て暗刻でそろえる必要があります。暗刻でそろえるのが条件なので、当然面前役になります。
■四暗刻
四暗刻で、特に最後の待ちが単騎の場合には「スッタン」と呼びます。ルールにもよりますが、スッタンは、ダブル役満になります。
スッタンについては下記サイトで詳しく解説しました
3-2-3.大三元(ダイサンゲン)
三元牌を全て刻子か槓子でそろえる必要がある役です。副露をしても役が成立するので、比較的見られる役になります。
■大三元
大三元は副露もできるので、完成はしやすい役です。一方で、早い段階で副露をすると他家にばれやすくなります。
3-2-4.国士無双(コクシムソウ)
一九字牌を1枚ずつで構成する役ですが、1種類だけ2枚になる役です。一見、完成は難しく見えますが、役満の中では高い出現率になっています。
■国士無双
国士無双は、基本は※単騎待ちになります。稀にある13面待ちの時は、ダブル役満になるルールもあります。
国士無双に関しては下記サイトで詳しく解説しました。
3-2-5.緑一色(リューイーソウ)
緑一色は、索子のとだけで構成する役になります。副露も可能な役で、オールグリーンなどと呼ばれています。
■緑一色
緑一色は、使用できる牌が限られているので、難易度は高くなります。また、抜きでつくった場合は、ダブル役満としているルールも存在します。
3-2-6.字一色(ツーイーソウ)
字牌のみで役を構成する必要があります。字牌だけですから、刻子や槓子だけで面子を構成することになります。
■字一色
字牌だけでつくる役なので、当然難易度は高くなります。三元牌が上手く刻子でそろえば、大三元と字一色の複合役が完成します。
3-2-7.清老頭(チンロウトウ)
一九牌だけで、全ての面子と雀頭をそろえる必要がある役です。一九牌が絡むだけだと、ジュンチャンになるので注意が必要です。
■清老頭
字牌も混ぜて作ると混老対々(ホンロウ2役※トイトイ2役)という役になります。清老頭の場合は、牌の種類が6種類しかないので、かなり難易度が高いといえます。
3-2-8.四槓子(スーカンツ)
四槓子は、役の名前通りに4つの面子を槓子でそろえる役になります。特に牌の指定はありません。
■四槓子
四槓子は、本来は役満になっています。あまりにも難易度が高いので、ルールによりますが、ダブル役満として認められている役でもあります。
3-2-9.小四喜(ショウスーシー)
小四喜は、風牌4種類で、雀頭と3面子をつくる必要があります。残りの1面子に関しては、特に指定はありません。
■小四喜
小四喜は、副露も認められている役です。副露は認められていても、字牌は早々になくなることもあるので、難しい役になります。
小四喜に関しては以下のサイトで詳しく解説しました。
麻雀の小四喜(ショウスーシー)を狙うべき配牌とその基本情報はコレだ
3-2-10.大四喜(ダイスーシー)
大四喜は、風牌4種類を全て刻子でそろえる必要がある役です。つまり雀頭以外は、4面子全て風牌ということになります。
■大四喜
大四喜は副露も認められている役です。役の難易度が高いので、ダブル役満としているルールもあります。
大四喜に関しては以下のサイトで詳しく解説しました。
3-2-11.天和(テンホウ)
天和は、親だけが上がることのできる役です。配牌の時に上がっていることが条件の役になります。
3-2-12.地和(チーホウ)
地和は、子の時に上がることのできる役です。配牌時に聴牌となっていて、他家の副露がない状態の第一ツモで上がる役になります。
地和に関しては以下のサイトで詳しく解説しました。
3-3.九蓮宝燈(チュウレンポウトウ)と純正九蓮宝燈(ジュンセイチュウレンポウトウ)
九蓮宝燈と純正九蓮宝燈の違いは、由来の所でも説明をしました。元々は、9面待ちの場合を九蓮宝燈としていたようです。
その後、他の待ち方でも上がれる役を「準九蓮宝燈」と呼ぶことにしました。「純正九蓮宝燈」と「準九蓮宝燈」だと聞き間違いも多いので、現在の呼び方になりました。
現在では、九蓮宝燈と純正九蓮宝燈を役満とダブル役満で差をつけています。もちろんダブル役満に関しては、ルールによって異なります。
3-4.九蓮宝燈に関連する格言
九蓮宝燈に関する格言ではないのですが、言い伝えがあります。「九連宝燈を上がると死ぬ」と言われていた時期がありました。
現在では、そのような言い伝えを信じる人は少ないと思います。九蓮宝燈を上がることは、全ての運を使ってしまうくらいだということでしょう。
ちなみに、九蓮宝燈以外にも上がると死ぬと言われている役があります。「天和」は、親の配牌時に上がっている必要があるので、難易度は高くなります。
もちろん、天和と九蓮宝燈のどちらを上がっても問題ありません。従って、もしチャンスがあれば、安心してねらって下さい。
4.九蓮宝燈(チュウレンポウトウ)の間違いとポイント
九蓮宝燈の間違いに多いのは、聴牌時の待ち牌だと考えられます。いつも9面待ちで聴牌になれば問題はありません。
大抵は、変則的な待ちや多面張になりやすいのが基本です。うっかり当り牌を見逃さないように充分注意をするようにしましょう。
「1-3.九蓮宝燈の注意点」でも解説しましたが、多面張は誰でもぶつかる難題です。以下のポイントはとても役に立ちますから、下記サイトは必ずチェックして下さい。
②両端からわかりやすくメンツや頭を抜いて考える
③イーペーコー的に抜いて考える
④絶対に並び替えをしない
5.まとめ
九蓮宝燈は役満の中でも特に難しいと言われている役です。実際にねらって簡単にできるような役ではないのはわかっていると思います。
それでも、過去に上がったことのある人がいる以上は、可能性はあります。役満のような役は、あまり経験が関係ないこともあります。
役の作り方を覚えていれば、初心者の方でも充分にチャンスはあります。簡単に言えば、技術や経験よりも運の要素が強いということになります。
もし、九蓮宝燈がねらえるような展開であれば、ねらってみましょう。役の作り方さえわかっていれば、後はチャンスを待つだけです。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
リタイア後の余暇を充実させたい方。
への相談アドバイザーでもあります。
「ほんとうに何にも知らない私でも覚えられるの?」や
「他の健康麻雀施設で苦い経験をしたんだけど、どこもそんな感じかな?」
のような本気の意見など、健康麻雀に関してなら何でも親身にお答えします!
健康麻雀を楽しみたいみなさんのためなら何でもおまかせ!
「おまかせと言ってもあんた誰?」と思っているかもしれませんね!
ちゃんと信頼できる人なんだということを猛アピールさせて下さい。
・千葉県柏市で16年間健康麻雀をしている。
・ゼロ卓から20卓へと人が集まる巨大健康麻雀スペースにした。
・1ヶ月間に11卓の健康麻雀大会を16回運営できるところは日本でココだけ。
・初心者から経験者まで毎日60名の参加者がいる!
こんな感じです!
あなたがもしリタイア後に健康麻雀を始めたいと思っているなら・・・
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