オーラスとは?
麻雀のゲーム単位で使われる用語で最終局のこと
オーラスは、一般的に知られている言葉なので、違和感はないと思います。麻雀だけでなく、普段の生活の中でも最後の事をオーラスと呼ぶ人もいます。
この記事を読む事で、オーラスに関するルールやマナーはもちろん理解できます。麻雀のオーラスでは、順位をひとつでも上げることを考えて打つのが上級者。
この戦い方も身につける事でまたひとつレベルアップができるようになります!
1.麻雀オーラスの意味と一般的なルール
ここでは、オーラスという麻雀用語の意味とルールを説明しています。親の連荘や流局などに関する独特のルールもあります。
1-1.麻雀オーラスの意味と由来
オーラスとは、麻雀の最終局の事を言います。言葉の由来は、「オールラスト」なので、和製英語という事になります。
麻雀用語の多くは、本家中国麻雀からの由来が多くなっています。一方で、日本独自に生まれたルールも多いので様々な国の言葉も使われています。
オーラスとは、関係がありませんが、「立直」(※リーチ)という用語があります。この立直は、中国麻雀に立直がない事からアメリカが語源だと言う人もいます。
立直の由来は、現在の「ダブル立直」の事を意味しています。昔の立直は、最初の打牌の時に宣言をする以外には存在していませんでした。
このルールは、本家中国麻雀からの流れになっています。従って、英語の「reach」が語源だという説は、後から生まれたと言われています。
1-2.オーラスの時の流れ
半荘戦ならば南四局で、東風戦なら東四局がオーラスになります。例えば半荘戦のオーラスは、南四局1本場ではなくオーラス1本場と言います。
同様に、東風戦であれば、東四局1本場ではなくオーラス1本場と言います。
■オーラス局の結果のパターンは4つ
その後の流れは基本的な正式ルールと言えます。
①親が上がる場合
親が上がれば、順位にかかわらずオーラス2本場となり、ゲームが続きます。
②子が上がる場合
ゲーム終了
③流局(親がテンパイ)の場合
親テンパイの場合は、親の連荘です。オーラス1本場
④流局(親がノーテン)の場合
親ノーテンの場合ゲーム終了
基本的な正式なルールと書きましたが、この場合のルールは、各団体、場所においても決めは様々です。各団体の違いは、オーラス時に親が上がった場合に1位かどうかで別れます。
次章で解説していきます。
最近多いルールは、親が「1位」の時に上がれば、連荘を止める事が可能というルールです。これは
これは親が上がった時に、親の判断に託されます。
1-3.最近多いオーラス時の「親の上がり止めありルール」
オーラス時に親が上がった場合に1位なら、ゲームを終了させることができると言うルールがあります。
これを「親の上がり止めあり」と言います。
実際に考えると解かりますが、「1位」の親が連荘したとします。次の局に、放銃してしまって順位が下がったら、連荘の意味がありません。
これでは、麻雀は複雑なルールなのに、欠点だらけだと言われてしまいます。その為、オーラスには、親の上がり止めというルールが存在します。
またフリー雀荘などで始まったルールだとも思われます。フリー雀荘では、お客様になるべく多くの回数の麻雀をやっていただく必要があります。そのために採用されたルールです。
「親の上がり止め」を簡単に説明すると、オーラスで親が1位だとします。この時、親には上がった時にゲームを終了する権利が与えられます。
この場合に、流局親テンパイではトップと言えども止めることはできません。あくまでも上がり止めです。これを「聴牌(テンパイ)止めなし」といいます。
もちろん、親がトップではない場合は、ゲーム終了にする意味がありません。従って、親が連荘という事ですから、ゲームを継続する事になります。
この親の上がり止めは、よくあるルールです。対局前に確認をしておくことが必要になります。
1-4.その他のオーラスに関連する用語
オーラスの時に、1位以外の人が上がってトップになったとします。この時には、「まくり」と言う言葉を用います。
「まくり」というのは、競馬や競艇でも使用される「まくり」と同様です。勢いよく抜いているような様子を意味する言葉になります。
「最後に頑張ってまくった」という具合に使うこともあります。
2.麻雀オーラスの途中流局と一般的な対応方法
麻雀にとって、オーラスは最もプレイヤーの意気込みが増します。気合いが入った状態で、「途中流局」があった時は、一体どうなるのでしょうか?
実際にいくつかの途中流局の種類の説明と対応について、解説しています。途中流局は対局前に取り決めが必要なので、事前確認をしなくてはいけません。
■そもそも流局ってなんですか?と思っている方は下記サイト
麻雀の流局時の疑問を簡単解決!流局後の流れと親の連荘について
麻雀では1回の最小のゲーム単位を局と言います。1回の局で誰も上がれないことはよくあります。これを流局と言います。
2-1.九種九牌(キュウシュキュウハイ)
九種九牌は、13種類あるヤオチュウハイの9種類が必要です。親ならば、配牌の時で、子なら最初のツモの時にこの条件を満たす必要がります。
ヤオチュウ牌とは、13種類ありますので、以下に掲載しておきます。
■13種類あるヤオチュウハイ
九種九牌が発生した時には、基本は親の連荘になります。これに関しては正式ルールはありません。その場の取り決めになります。
パターンは以下の3つがあります。
■九種九牌の場合の流れ
①子が九種九牌→親流れ、親が九種九牌→親連荘
②どんな場合でも親流れ
③どんな場合でも親連荘
このルールがわかりにくいため、最近では途中流局すべて無しというルールも多くあります。個人的にはこれで良いかと思います。ルールはなるべくシンプルに分かりやすくするのが良いと思います。
2-2.四風連打(スーフーレンダ)
四風連打は、プレイヤー全員が最初の打牌で同じ風牌を捨てると成立します。但し、誰かが1巡目で「副露」をしたら成立しません。
■4種類の風牌
オーラスで、四風連打が発生した場合は、一般的に親は連荘となります。一方で、四風連打というルールを採用していない事もあります。
2-3.四開槓(スーカイカン)
四開槓は、複数のプレイヤーが、合計で4回の槓をしたら成立する途中流局です。但し、1人が4回槓をすれば、四槓子で役満となり流局にはなりません。
四開槓が成立した時には、一般的に親の連荘となります。自分の有利不利によって、序盤からコントロールすることもできます。
2-4.四家立直(スーチャリーチ)
四家立直は、4人全員が立直をした時に成立する途中流局です。4人目の立直が放銃となった場合は、当然成立しません。
四家立直が発生した場合は、一般的に親の連荘となります。但し、4人目が立直をかける事が前提なので、全て4人目の判断任せです。
四家立直は、雀荘や場所によって採用の有無は異なるルールです。滅多に発生しませんが、対局前に確認をする必要があります。
ちなみに健康麻雀では途中流局はすべて無しなので、この場合は4人が勝負することになります。
2-5.三家和(サンチャホー)
三家和は、別名トリプルロンとも言います。1人の打牌に対して、3人が「ロン」で上がる事を言います。
三家和が、発生した場合は、一般的に親が流れる事でゲームが終了します。但し、三家和は、3種類のルールがあるので、注意が必要です。
三家和を、途中流局として認めている時は、特に問題ありません。残りは「※頭ハネ」か「三家和を認める」ルールです。
■頭ハネとは何でしょうか?知りたい方は下記サイト
頭ハネはたまによく登場する言葉です。頭ハネとは次のツモの方が優先するルールです。これには上家と下家の判別もつかなくてはいけません。この機会に上記サイトで確認してみて下さい。 頭ハネは、放銃した人の負担を軽くするために設けられた特殊なルールです。放銃した人の次のツモにいる1人に上がる優先権利があります。
三家和を認めるルールになっている場合は、放銃者が全ての人に得点を払います。一般的に三家和を認めている雀荘は少ないと言われています。
■三家和(サンチャホー)トリプルロンの確認も下記サイトでできます
3. 麻雀オーラス時の戦略とマナー
麻雀のオーラスは、それまでとは異なった戦術で挑む事が必要です。オーラスの戦術は、基本的に現在の自分の順位と得点差で判断します。
自分が1位にいる時は、基本的に放銃を避ける事になります。その中で、できれば早上がりを狙う手で場を流してしまうのが最も一般的です。
但し、親で「上がり止め」が採用されていないと、連荘になってしまいます。この時は、他家に影響されますが、ベタオリが基本です。
自分が1位以外にいる時には、得点差を気にしながらの対局になります。1位との得点差によって戦術を変えるのが基本です。順位を上げるための戦術を考えます。
1位との差がかなり大きい時は、2位狙いか一発逆転狙いです。戦術は全く異なりますので、序盤で決める必要があります。
一発逆転狙いであれば、ドラを最大限に利用するのが基本です。三元牌や裏ドラをはじめ、槓ドラまで視野に入れた、超攻撃戦術になります。
自分がどの順位にいても、攻撃的にでれば、放銃の危険は高まります。配牌時と序盤のツモの流れや他家の動きで臨機応変の判断が必要です。
オーラスで4位の時にルール違反ではありませんが、守りたいマナーがあります。4位の人が副露をして役牌だけや、1翻役で上がるのは微妙です。
他の人はトップ争いをしているかもしれません。その白熱した勝負に水をさすような、行為は好ましいとは言えません。
潔い負け方をすることも麻雀のマナーだと思って下さい。
4.麻雀オーラスの間違いとポイント
オーラスの間違いで多いのは、親の連荘や流局の扱いルールだといえます。事前に取り決めをしておけば問題はありません。
つまり「親の上がり止めがあるかどうか」の確認です。
稀にしかおきないケースでも、何も考えずに対局開始は考え物です。どのような人と対局する時でも、事前のルール確認は必須事項だといえます。
また前章で順位をひとつあげる戦術と書きましたが、それには麻雀の点数計算も知っていなければいけませんね。点数計算は難しいですが、覚え方ひとつで楽に身に付けることができます。
当健康麻雀で教えている計算方法は評判が良いですから、ぜひこの機会に覚えて下さい。下記サイトに詳しく解説しています。
■一度読めば必ずリピートする!麻雀点数の数え方が100%できる方法~vol.8
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5.まとめ
オーラスと言っても、事前にルールがはっきりしていれば問題はありません。事前の取り決めが重要になります。
初心者にとっては、麻雀のローカル的なルールこそが難しさだといえます。まずは、競技会などで採用している正式なルールを覚えるのが賢明です。
一般的に、正式なルールを基本に独自のルールを付けて使用しています。正式なルールを知っていれば、そこに付け足すだけで対応が可能です。下記にまとめておきます。
親が上がれば、順位にかかわらずオーラス2本場となり、ゲームが続きます。
②子が上がる場合
ゲーム終了
③流局(親がテンパイ)の場合
親テンパイの場合は、親の連荘です。オーラス1本場
④流局(親がノーテン)の場合
親ノーテンの場合ゲーム終了
①に関しては、オーラスで親がトップの場合に「親の上がり止めルール」が多く採用されています。これはその場ごとの決めのルールですから確認が必要です。
私は
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