麻雀の鳴きについて解説します。鳴きはポン、チー、カンの3種類で、鳴きをしないで麻雀に勝つことはできません。鳴きの種類と使いどころについて覚えましょう。
鳴きの仕方はとても重要です。麻雀は基本的に、鳴かないでまずは手作りします。ですがそればかりでは勝つことはできません。
鳴きのデメリットを十分に理解した上での鳴きが必要です。そのための知識を今回のブログで身に付けて下さい。
私の経験則ですが、「鳴くべき時に鳴けるか?」鳴きのタイミングが上手くなれば、麻雀で勝てるようになるはずです。
1.麻雀の鳴きとは
麻雀の鳴きとはポン、チー、カンの3種類です。それぞれ他人の捨て牌を自分の物にできるメリットがあります。それぞれ解説しましょう。
1-1.ポンについて
ポンは鳴きの中でも最も使用頻度が高く便利なものです。刻子(コーツ)と呼ばれる同じ牌の3枚セットを作ることができます。
例えばと2牌持っていれば、誰かが中を捨てた時に「ポン!」と発声してそのを自分のものにできるのです。
■ポンの手順
①まずは「ポン!」の発声。これは他家に聞こえるものでなくてはいけません。
②開示。自分が持っている2枚を表に見せます。
③手牌から1枚を捨て牌します。
④他家の河にあるその牌を1枚持ってきます。
⑤自分の手牌の右、卓の右隅に副露した3枚を置く
この時、誰からポンをしたのか分かるようにしなくてはいけません。
上家からポンした場合は
対面からポンした場合は
下家からポンした場合は
のようにさらします。
③④⑤について、③は一番最後でもかまいません。しかし他家を待たせることを考慮して③の打牌を先にすることをおすすめします。このやり方はチーやカンにも共通してますので、覚えておきましょう。
■ポンについて詳しくは
これさえ読めば迷わずできる!麻雀のポンのやり方とベストなタイミング
1-2.チーについて
チーは順子(シュンツ)と呼ばれる3牌セットを作る鳴きです。ポンと同様に他人の捨てた数牌を自分のものにすることができます。
但しチーの場合は、自分の上家(カミチャ)、つまり左側の人からしかできないのも特徴です。
■チーの手順
ポンの場合と同じです。
①まずは「チー!」の発声。これは他家に聞こえるものでなくてはいけません。
②開示。自分が持っている2枚を表に見せます。
③手牌から1枚を捨て牌します。
④他家の河にあるその牌を1枚持ってきます。
⑤自分の手牌の右、卓の右隅に副露した3枚を置く
この時、誰からチーをしたのか分かるようにしなくてはいけません。
例えばと手牌に持っていて、上家がを捨てたとします。
必ずチーした牌は、下図のように一番左側に置きます。
チーした場合は です。
ダメな例 ✖
■チーについて詳しくは
1-3.カンについて
カンは他の鳴きとちょっと変わった性質を持っています。ポンのように3牌セットを作る鳴きですが、カンは1牌多い4牌を使います。それを3牌セットとして利用するので、自然に手牌から1牌少なくなる計算です。
その不足分をリンシャン牌と呼ばれるものから補充します。カンをしてリンシャン牌をもってきた瞬間は15牌になっていますので、1枚捨てることで手牌が14牌になります。
カンしたあとは手牌が1枚増えて14枚になります。
さらにカンにはドラが増えるという特質があります。詳しくはカンのコラムを参考にしてみてください。
■カンについて詳しくは
初心者がよく間違える!麻雀の3つのカンの種類とその手順がわかる全情報
2.麻雀の鳴きのタイミングを間違えると致命的に!
他人の捨て牌を自分のものとして利用できるのが鳴きです。なので鳴くことができるときは、どんどん鳴いたほうが得に思えるかもしれません。
そんなに甘いものではありません!
ですが鳴きにはデメリットがあります。そのデメリットを理解して鳴きのタイミングについて考えましょう。
2-1.鳴きのデメリットその1「防御がしにくい」
鳴きをすることは自分の手の内をさらすことです。1回の鳴きで手牌13牌の内3牌を表示することになるので、残りの10牌の中から捨て牌を選択しなくてはいけません。
それは防御の面から見てデメリットになります。もし誰かの※リーチが入って、勝負を避けたいと思っても安全な道は狭くなっています。鳴けば鳴くほど自分の退路はふさがっていくと考えましょう。
特に変わってくるのは2回以上の鳴きをした時です。2回鳴けば手牌は残り7牌です。3回鳴くと残り4牌。そして4回鳴くと残り1牌しかありません。
4回鳴いて残り1牌の状態を「裸単騎(ハダカタンキ)」といい、ほとんどノーガードの状況です。誰かのリーチが入っても防御に回ることができず、さらに上がることも難しくなります。
鳴いたら防御がおろそかになる。これだけは覚えておきましょう。
2-2.鳴きのデメリットその2「手の内がバレる」
鳴きのデメリットのもう一つに「手の内がバレる」というものがあります。例えば誰かがのチーをしたとしましょう。ここからどんなことが推理できるでしょうか?
まず、麻雀の上りに必要な「役」について考えましょう。上がりの形を作るだけでは上がることができません、必ず1つ以上の役が必要です。
をチーしたということは、ここからどのような役を作れるのでしょうか?まず考えられるのはタンヤオ(19字牌を使わない役)です。
そして三色(3種類のおなじ数の順子を揃える役)かホンイツ(1種類の数牌と字牌だけで作る役)などが考えられます。
この中で最もできやすい役はタンヤオです。なのでタンヤオを警戒しておく必要があります。19字牌を捨てておけばタンヤオに振り込む(ロンされる)ことはありません。
ここからさらにをチーした相手がをポンしたとしましょう。そうなるとタンヤオの可能性がさらに高まります。そして※ホンイツの可能性はなくなりました。
捨て牌などからも推理することができますが、相手の鳴きからも役を推理することができます。
このように鳴きには手の内をバラすデメリットがあります。それは2回3回と鳴くことでさらにバラしてしまいます。
麻雀は情報戦の一面がありますので、手の内をバラしてしまうことは大きなデメリットと言えます。
2-3.役がつきにくい
鳴くことでできなくなる役があります。その代表はリーチと※ピンフです。この2つは麻雀で最もできやすい役なので、それができないのは大きなデメリットです。
なので鳴くときはできそうな役があることが大切です。
3.麻雀の鳴きのタイミングについて
ではいつ鳴けばいいのでしょうか?その答えは状況次第ということで正解はありません。ですが、目安のようなものがあります。
3-1.あと1回鳴けばテンパイの時
1回ぐらいの鳴きではデメリットはあまりありません。
防御力もあまり落ちませんし、手の内がバレてもテンパイになれれば上がってしまうことができます。あと1回鳴けばテンパイになれるのなら積極的に鳴くタイミングと言えます。
でもそれも巡目によると覚えて下さい。1回鳴けばテンパイと言ってもそれが6巡目までの序盤では話が別です。そんな時は極力面前で鳴く事は我慢します。基本は面前です。
3-2.マンガン以上が期待できる
役とドラを合わせて4つ以上あれば鳴くべきタイミングです。もし上がれればマンガンといって8000点以上の点棒収入を得ることができます。
マンガンは高得点な上がりで、勝利の大きく近づく1歩となるでしょう。
例えばドラがで、手の内にと2牌持っていたとしましょう。そこでもしが捨てられたらポンをするべきです。役牌のという役と、ドラ3でマンガンになります。
3-3.有効牌が少ない
自分の手を進める牌を有効牌と言います。例えばと持っていればかかを持ってくれば3牌セットが完成します。でもこの時とが全部捨てられていて、もあと1牌か2牌しかないとすれば鳴くべきタイミングです。
数牌の両面待ちが多ければツモでもってくる可能性が高いので、あまり積極的に鳴くべきではありません。ですが先ほどの例のように有効牌が少ない時は鳴きを考えましょう。
特に字牌を多く持っているときは有効牌が少ないです。例えばと2牌持っていたとしても、残り2牌を同じように誰かが持っていれば捨てられる可能性は低いです。
待っている有効牌の残り枚数を、常に数える癖をつけることをおすすめします。
4.麻雀の鳴きのよくある間違い
鳴きは上がりに一歩近づく有効手段です。ですがなんでも鳴けばいいというわけではありません。そのタイミングを見極めて、鳴くべき時は鳴いていきましょう。
鳴きにはデメリットがあることを忘れてはいけません。鳴きのデメリットは防御しにくくなり、手の内をバラしてしまうことです。それはつまり振り込みやすく、上がりにくくなることです。
なんでも鳴いてばかりでは、麻雀で勝つことはできません。
逆に、まったく鳴かないのも間違いです。麻雀では鳴きを駆使しないと上がれない場面が必ずあります。デメリットばかりを恐れていて、鳴きをしないのも勝つことができません。
「鳴くべきときに鳴けるか?」これが大事なのです。
5.まとめ
ポン、チー、カンの3つの鳴きは勝つための有効な武器です。武器なので防御はできません、相手にも探られやすくなります。
なので鳴きは使うタイミングを計る必要があります。1回鳴けばテンパイになるときや、高い手が期待できるときは積極的に鳴いていきましょう。
ですが鳴きが成功する保証はありません。
良い鳴きのタイミングは状況によって変化します。そのタイミングを逃さないように注意しておきましょう。上手い鳴きができたときは気持ちの良いものです。
麻雀の武器である鳴きを上手に使いこなせるようになりましょう。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
リタイア後の余暇を充実させたい方。
への相談アドバイザーでもあります。
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