麻雀のチョンボについて解説します。チョンボとは反則行為やルール違反の総称です。
チョンボの中にはゲームの進行がストップするものから、ペナルティ無しで許されるような軽いものもあります。麻雀をスムーズに行うためにチョンボについて知りましょう。
そしてチョンボは麻雀の楽しさを守るものです。チョンボになる行為と罰則を覚えれば、参加者全員が公平に楽しく麻雀に参加することができます。
麻雀は性格が出ると言われます。自分がチョンボした時の紳士的な振る舞いとは?最後の章では対応の仕方まで解説しました。以外にこれは大事ですよ!
1.麻雀のチョンボとは
チョンボは麻雀のすべての反則行為の総称です。たとえ故意でなくてもチョンボをしてしまったら大小のペナルティを受けなくてはいけません。
チョンボにはその重さでペナルティが変わります。それは大きく分けて3つあります。重いものから紹介します。
2.麻雀のチョンボで罰符(バップ)になる行為
罰符は一番重いペナルティです。麻雀の流れを阻害するような失敗をしてしまった場合、罰符を支払わなくてはいけないことがあります。
罰符は満貫払いが一般的です。子の場合は親に4000点、子に2000点ずつ支払い、親の場合は4000点を3人に支払うことを満貫払いと言います。
罰符はルールによっては微妙に違うこともあります。親と子に関係なく3000点を3人に支払うこともありますので注意しましょう。
2-1.誤ロン、誤ツモ
まずは誤ロン、誤ツモです。これをやったら罰符を支払わなくてはいけません。「ロン」や「ツモ」を発声して、上がりではなかったらチョンボになります。
例) ※タンヤオでテンパイ待ち
このケースでで「ロン」と言ってしまいました。見間違えたようです。こんなケースはよくありますから注意が必要です。
上がりを宣言すると、その局はそこで終了になります。他の人が上がれたかもしれないことを考えると、罰符を支払うのは仕方のないことです。
2-2.フリテンのロン
フリテンは「自分の河に上がり牌が捨ててある場合に、ロン上がり出来ない」というルールです。このルールに違反した場合は罰符を支払わなくてはいけません。
例)自分の捨て牌
自分の手牌
で「ロン」の発声。これは捨て牌にがあるために、フリテンになります。最初に捨ててある場合に、忘れてしまいフリテンになってしまう場合があります。
あまり自分の手牌に集中し過ぎてもミスが起きてしまうので注意です。
複雑な多面待ちという形で上がりを待っている場合でも、うっかりフリテンになってしまうことがあります。落ち着いて確認することが必要です。
2-3.役がない上がり
麻雀で上がるには役が必要です。もし、「ロン」や「ツモ」を宣言してしまった後で役がないことがわかると罰符を支払う必要があります。
例)南1局 西家
この状況でで「ツモ」の発声。
南場にはいったばかりの南1局目です。西家なのに、思わずをポンしています。他家から見れば、「何か他に役があるのかな?」という感じです。するとツモの発声。は西家にとって役牌ではありません。鳴いていますからツモの役もありません。このケースは役無しでチョンボになります。
2-4.ノーテンリーチ
テンパイでないのに※リーチをするのは流局時にチョンボです。リーチをされることで降りてしまう人もいますので、ノーテンリーチは他の3人にかなりの迷惑をかける行為です。なので罰符になります。
麻雀には上がり優先の考え方があります。ノーテンリーチをかけた瞬間にチョンボというわけではありません。その場合は黙っていれば良いでしょう。もし他家が上がればペナルティ無しとなるでしょう。
あくまでも流局した場合に罰符になります。
例)下図の手牌でリーチです
の部分が未完成ですね。直前にカンが入りうれしくなってリーチしてしまいました。よくあるケースです。これも不注意が原因ですね。
またこのケースででロンしてしまう場合があります。これは完全にノーテンでのロンですから、罰符の対象になります。
3.麻雀のチョンボで上がり放棄になる行為
上がり放棄は罰符の次に重いペナルティです。点棒を支払う必要はありませんが、その局は上がることができません。流局時(ツモがすべて終了した時)にテンパイ(あと1牌で上がれる状態)でもテンパイでない扱いになります。
上がり放棄が決定したら、ポンやチーなど鳴くこともできません。誰かが上がるか流局になるまでツモと捨て牌をするだけになります。
3-1.多牌・少牌
手牌はツモをしていない時に13牌あるのが正常です。もしそれ以上多かったら多牌(ターハイ)、少なかったら少牌(ショウハイ)というチョンボになります。
会話や別のことに気を取られてしまった場合によく起こるミスです。
上がり放棄が一般的ですが、罰符を支払うこともあります。チョンボが発覚したときに確認しましょう。
3-2.喰い替え
食い替えは少し複雑なルールですので、知らない人もいます。
例えばと持っている状態で上家(左手側の人)がドラのを捨てたとします。ドラが欲しいからといって、そのをチーしてを捨てるのは喰い替えという罰則になります。
上がり放棄が適用されるチョンボですが、知らないでやってしまっている人にはペナルティ無しで流すこともあります。
3-3.さらし間違い
ポン、チー、カンを副露した場合に、間違って不成立の形でさらすことは罰則になります。
例)をチーしていますがよく見ると間違っています
これは気づかずにやってしまうことがあります。もしもこの状態で、をロンのした場合は、重いチョンボの罰則になります。
4.麻雀のチョンボで供託になる行為
一番軽いペナルティは供託金という点棒を支払うことです。1000点を場に支払い、その直後に上がった人のものになります。なので自分が上がれば取り返すことのできる点棒です。
4-1.誤鳴き
ポン、チー、カンなどの鳴きを誤って発声してしまった場合も反則になります。上がり放棄になることもありますが、供託金を払うのが一般的です。
例)
この手牌でが他家から捨てられました。すると「ポン」の発声。これは誤ポンになります。が1枚手牌の中にあったために少し混同したようです。これもよくあるミスです。慌てず確認することが大切です。
4-2.山崩し
よくあることですがツモの時に牌山を崩してしまうことがあります。あまりにひどいと罰符になる場合があります。崩した状況により罰符から注意までになります。
4-3.先ヅモ・腰などのマナー違反
先ヅモは上家の捨て牌より前にツモをしてしまうことです。
腰は誰かの捨て牌に「ちょっと待って!」と長考するのに鳴かないことです。どちらもマナー違反といえる反則です。
5.麻雀のチョンボになる行為まとめ
以上9項目にわたってチョンボを紹介しました。まとめてみると以下のようになります。
罰符 | 上がり放棄 | 供託 | 注意 | |
誤ロン、誤ツモ | 〇 | |||
フリテンのロン | 〇 | |||
役がない上がり | 〇 | |||
ノーテンリーチ | 〇 | |||
多牌、少牌 | 〇 | |||
誤鳴き | 〇 | 〇 | ||
喰い替え | 〇 | |||
さらし間違い | 〇 | |||
山崩し | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
先ヅモ、腰 | 〇 |
ゲームの進行を阻害する行為にはペナルティを与えるべきですが、あまり厳しくするのも楽しさを失ってしまいます。そのバランスについて考えてみましょう。
6.麻雀のチョンボはどこまで厳しくすればいいのか?
ルールの厳粛さはどこで麻雀を打つかによって変わります。仲間内で楽しむゲームにあまり厳しいルールは似つかわしくありません。麻雀の進行を阻害しない程度であれば注意で終わるのが良いでしょう。
ただ、他人の上がりを潰すようなチョンボにはペナルティが与えられるべきです。そこはしっかりと線を引きましょう。
上記の罰符が与えられる4つのチョンボはしっかりと取ることをおすすめします。麻雀の楽しさを阻害するものですから、罰符はあったほうが平等になります。
注意したいのは他人のチョンボを指摘するときに「罰符!」と嬉しそうに言うことです。チョンボをした人を含めた全員に同意を求めるように「罰符ですよね?」とやさしく言いましょう。
7.チョンボした場合は紳士的な態度が必要
チョンボでみなさんに気を付けて欲しいのは、自分がチョンボした場合の行動です。ミスは誰にでもあります。ましてや見間違い、思い違い、勘違いなど日常的にあるものです。
自分がミスを犯した場合にそれを変に隠そうとしたり、ごまかしてはいけません。潔くルールに従うようにしましょう。
ミスは誰にでもあることです。1局を台無しにするケースもあります。「すみません」と一言謝りましょう。
麻雀は普通は4人がジャッジしているわけです。お店などでプレイしている場合、ルールは場所により様々です。間違ったジャッジで、満貫を払わされたりすることはよくあります。
なるべくお店の方や、麻雀の先生に判断してもらうことも大切です。
8.まとめ
麻雀のチョンボについて解説しました。チョンボになる行為は沢山ありますが、重要なのは罰符が科せられるような行為です。楽しく平等に麻雀を打つためにも、罰符に該当する行為はチョンボを取りましょう。
チョンボは麻雀を楽しく打つためのものです。あまり厳密に取ると肝心の楽しさも阻害してしまうので、チョンボを請求するときは全員の同意、お店のジャッジに任せることをおすすめします。
私は
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