麻雀の「イーシャンテン」に潜む振り込みの罠には充分注意しよう

一向聴(イーシャンテン)とは?
聴牌まで後1牌の状態のこと。上がりまでは2牌の状態。

麻雀で良く聞かれる用語の中には、「聴牌(てんぱい)だったのに~」や「ずっ~とイーシャンテンなの」などのような言葉を発する人がいます。

まだテンパイすらしていないということです。

テンパイかイーシャンテンかそこには大きな違いがあります。イーシャンテンでは上がる権利がないということです。

その場合での打ち方もとても大切です。一向聴の意味や初心者向けの説明から最終的に目指したい一向聴までを紹介します。

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1.一向聴(イーシャンテン)とは一体どのような状態?

一向聴とは、簡単に言えば、聴牌になる1つ前の状態の事で、後必要な牌が1枚くれば聴牌になる状態の事をいいます。

一向聴の次は聴牌になり、和了(上がり)という事になりますが、一向聴の前は、二向聴(リャンシャンテン)という呼び方をします。

向聴(シャンテン)は、聴牌までに後牌がいくつ揃えば良いのかを表している事になります。「二向聴」→「一向聴」という流れはありますが、「三向聴」→「一向聴」のように飛び越すことはありません

2.初心者向けのわかりやすい一向聴の状態

麻雀をする時に一向聴にこだわる必要はないのですが、聴牌までの早さはひとつの武器にもなるので、できるだけ広い待ちの一向聴を目指しましょう。

2-1.代表的な一向聴の形はこうです

一般的な一向聴の形は以下のような時の事をいいます。

例)北家とします 

このような姿(はいし)の時に考えられる受け入れ牌は、の4牌になります。は各4枚、は各3枚の可能性があります。全部で4×2+3×2=14牌の受け入れ牌があると言います。

ちなみに、この状態であれば、をツモするのが最も良い聴牌になりますが、理由はわかるでしょうか?
4.一向聴のゆくある間違いとポイントに掲載しました

牌姿(ハイシ) 現在の手牌の状態のこと
受け入れ牌 次にツモをした牌で向聴(シャンテン)を進める事ができる牌のこと

2-2.特殊な一向聴なら七対子(チートイツ)

通称「にこにこ」などとも呼ばれるチートイツですが、以下のような牌姿だとします。

例)

チートイツの一向聴での受け入れ牌は基本的に3種で各3枚です。全部で3×3=9枚です。例の場合は、のどれがきても聴牌という形になる事がわかると思います。

2-3.充分系の一向聴と充分ではない一向聴

同じ一向聴でも、どの受け入れ牌が来ても、理想的な両面待ちになるタイプの一向聴を充分形の一向聴といいます。

例)
A 
B 

Aの場合は、のどの受け入れ牌が来ても両面(リャンメン)待ちになります。Bの場合は、が受け入れ牌になります。が入り目ならのペンチャン待ちです。を引いても、のカンチャンになります。どちらも充分な形の一向聴とは言えなくなってしまいます。

できるだけ最終的に受け入れ牌が多くなるように手を進めていくのが、良い一向聴をつくるポイントになります

3.完成度の高い上級者向けの一向聴

初心者の方は、覚えるというよりも「なるほど」と思う程度で良いと思いますが、一向聴には、特に特別な扱いをされている一向聴があります。

3-1.完全一向聴とは?

例)

とても複雑な状況なので、初心者には、難しい牌姿です。受け入れ牌は、でかなり種類が多いのがわかります。6種類もあれば必ずテンパイしそうですね。

この場合は、どの受け入れ牌でも、聴牌の形が「両面待ち」になるので基本的にも充分ですが、待ちの多さを考えると上級者向けの一向聴だといえます。

3-2.くっつき聴牌

くっつき聴牌は、既に3つの順子(シュンツ)と雀頭(ジャントウ)がある状態で残りの2牌が浮いているような牌姿をいいます。

例)

へ何か関連牌がくっつけばテンパイします。
関連牌はです。
すべてが両面待ちにはなりませんが、充分すぎる一向聴だといえます。

3-3.黄金の一向聴とは

例)

或いはへのくっつき聴牌の形になる一向聴です。ツモ牌によっては、高めの手が狙えますし、中でもをツモできれば、サンショクが狙える理想の手になります。

黄金の一向聴は、「タンヤオ」「ピンフ」に加えて、「サンショク」「イッキツウカン」の役が狙える可能性のある牌姿の事をいいます。

4.一向聴のよくある間違いとポイント

イーシャンテンはあくまでも、聴牌の前の状態ですし、上がりに直結している訳ではないので、常に攻撃重視になりすぎていると振込みをしてしまう危険性も高くなるので、攻守のバランスに気を付けたスタイルをつくっていくことが大切です。

イーシャンテンで喜んではいけません!

イーシャンテンの上がりの権利のない状態での振り込みを避けることで、あなたの麻雀は確実にステップアップできると思います。

2-1.の答えを解説

下図の例であれば、をツモするのが最も良い聴牌になりますが、理由はわかるでしょうか?
例)北家

答えをツモできれば、の両面待ちになり、「ピンフ」になります。をツモしても、「ピンフ」が確定しません。結果的に西を引くのが最も得点が高く上がりやすくなります

5.まとめ

麻雀で上がる確率を高くするには、常に広い待ち牌の状況をつくる事が必要になります。

特に一向聴の待ち牌が多くなっていると聴牌までにたどりつく可能性が高くなりますし、リーチをかける事ができれば、他家へのプレッシャーにもなります。

上がりを目指すためにはテンパイしなければいけません。ひとまずテンパイが目標です。そのためにテンパイしやすいイーシャンテンの形に仕上げることが大切なのです

もちろん、得点状況や他家の手の進み方にもよりますが、時には早い段階でリーチをかけて相手を守備的にしていくことも攻撃をしながら守備もするというスタイルになりますので、状況によっては、必要な知識になります。