ピンズとは?
麻雀で使用する牌の種類のことで、丸い筒(ツツ)で数字を表しています。
筒子(ピンズ)は、萬子(マンズ)や索子(ソーズ)と並んで、数字を表す牌になっています。
ここでは、麻雀で使用する牌の紹介と共に、ピンズ(筒子)に関連する知識や役の説明をしていますので、この記事を読んだ後には、麻雀牌の雑学博士に一歩近づけます!
1.麻雀で使用する牌
麻雀の対局に使用する牌は、全部で136枚の牌を使用します。内訳は数字が書かれている牌が3種類で108枚と字や白い牌が、7種類で28枚あります。
対局では、王牌(ワンパイ)といって誰も最後まで上がれなかった時に残しておく14枚がありますので、役割はありますが、流局の時には残っている牌になります。
1-1.麻雀牌の種類は大きく分けて2種ー数牌(シューパイ)と字牌(ジハイ)
数牌は、文字通り1から9の数字が表記されている牌で、「萬子」「索子」「筒子」の3種類あります。
それぞれが、1から9の数字があり、1つの数字につき4枚あるので、36枚という計算になります。
数牌は、「萬子」「索子」「筒子」の3種類なので、36枚が3種類になりますから、数牌は全部で、108枚という事になっています。
字牌は、「風牌」と呼ばれる方角を表記した牌が4種類と「三元牌」と呼ばれる牌が3種類あり、それぞれが4枚ありますから、字牌は28枚あるという事になります。
■数牌(シューハイ)と字牌(ジハイ)
萬子
索子
筒子
風牌
三元牌
1-2.数牌(シューパイ)の萬子(マンズ)
萬子は、「漢数字」と「萬」という字の組み合わせで、「ワンズ」とも呼ばれている数牌の仲間で、9種類×4枚で36枚使用します。
萬子の中にが1枚だけ赤くなっている牌がありますが、これは予備ではなく、赤ドラといった特殊なドラ牌になります。
■ドラとは何か?知りたい方は下記サイトをご覧ください
麻雀ドラの格言5選を読めばスグにわかる!基本的扱い方と重要性
麻雀「ドラは恋人!」扱い方次第で勝敗が決まる!ケース別簡単解説vol.16
ドラとは、簡単に言えば持っているだけで少し点数の高くなる牌のこと。なのですごく大事にする牌なのです。欲しい時にはなかなか来なかったり、いらない時に来たりと悩ましい牌です。
赤ドラである、を使用するときは、通常のと入れ替えて使用することになりますので、間違えないようにしてください。1種類につきあくまでも4枚です。
■赤ドラに関してもっと詳しく知りたい方は
ワクワク感UP!麻雀の赤ドラの入れ方と枚数・ゲーム性の変化についてのまとめ
赤ドラとはのことで、入れる入れないはその時の決め次第です。ドラですから持っていれば高くなる牌です。
■萬子(マンズ)の全種類と呼び方
は「イーマン、イチマン」は「リャンマン、ニマン」「サンマン」と以下同様に最後にマンをつけて呼びます。牌により2種類の呼び方をするものもあります。
1-3.数牌(シューパイ)の索子(ソーズ)
索子は、「竹」のような「索」という紐のようなもので数を表記している牌で、萬子と同様に数牌の仲間になります。
索子も、9種類×4枚で36枚ありますが、他の数牌と異なり、だけは数字というよりも「鳥」になっています。
索子の中にもが、1枚だけ赤くなっているがあると思いますが、これも赤ドラと呼び、ドラ牌として使用する時は、通常のと入れ替えて使用します。
■索子(ソーズ)の全種類と呼び方
は「イーソウ」と呼び以下同様に最後に「ソウ」を付けて呼びます。
■ソーズに関してもっと詳しく書いたサイトは下記
知れば面白い!麻雀牌のソーズの読み方・絵柄の由来・索子ゲームまでご紹介!
1-4.数牌(シューパイ)の筒子(ピンズ)
今回の主役である筒子は、「丸い筒(ツツ)」のような形で数字を表記している牌で、「萬子」「索子」と同様に数牌の仲間になります。
筒子も他の数牌と同じく、9種類×4枚で36枚ありますが、他の数牌と同様にには赤くなっている牌があります。
筒子のは、萬子や索子と異なり、2枚用意されていますが、通常の赤ドラ使用の時は、1枚だけ通常のと入れ替えて使用しているようです。
もちろん、麻雀はローカルルールという一部で使用しているルールがありますので、を2枚とも使用するルールもあります。
■筒子(ピンズ)の全種類と呼び方
は「イーピン」と呼びます。以下同様に最後に「ピン」をつけて呼びます。
1-5.字牌(ジハイ)の風牌(カゼハイ)
風牌は、方角を示す「東」「南」「西」「北」の4種類があり、対局の途中にも「場風牌」「自風牌」「オタ風牌」などのように様々な呼ばれ方もします。
風牌は、同じ牌を3枚集める事で、「役牌」という役になる事がありますが、役牌になれるのは、「場風牌」と「自風牌」になります。
「場風牌」は、東場の「東」という感じで、それぞれの場の風牌の事で、対象となる牌であれば、3枚そろえる事で、「役牌」として成立します。
「自風牌」は、自分の家の風の事で、東家の人なら「東」、南家の人なら「南」という事になりますので、4人それぞれに「自風牌」がある事になります。
ちなみに風牌は、4種類×4枚ですから、16枚という事になります。
■風牌に関して詳しく知りたい方は
知らないと恥ずかしい麻雀の風牌とは?場風・自風・客風の完全理解版
麻雀は役と言うものがなければ上がることはできません。風牌はその役になることができる牌です。
■風牌の全種類と呼び方
呼び方は牌の上に書いてある通りです。の順番も実は大事です。「トンナンシャーペー」と語呂で覚えましょう。
1-6.字牌(ジハイ)の三元牌(サンゲンパイ)
三元牌は、「白」「撥」「中」の3種類がありますが、正式には、「白板」「緑撥」「紅中」という呼び方をします。
三元牌の最大の特徴として、どの牌も同じ牌を3枚集めた刻子をつくる事で「役牌」が成立するので、局面に応じて役に立つ事もある牌になります。
風牌との違いは同じ牌を3枚集めれば必ず役になることです。
三元牌の由来には、様々な諸説があり、「美女の三大要素」や「的に的中する矢」の他にも多数あるので、本当に由来は定かではありません。
三元牌は、3種類×4枚で、14枚という事になります。
■三元牌の全種類と呼び方
呼び方は記述してある通りです。風牌同様にの順番も大事です。「ハクハツチュン」と語呂で覚えて下さい。
2.麻雀牌の数牌の筒子(ピンズ)の紹介
今回の主役である、筒子に関しては、もう少し奥深くまで掘り下げて説明をしていきますが、由来に関しては諸説あるので、参考程度と思って頂ければと考えています。
2-1.筒子の種類と読み方
筒子に限らず、萬子や索子も似たような感じで読みますが、中国語の読み方をするのが特徴です。
① 一筒(イーピン)
② 二筒(リャンピン)
③ 三筒(サンピン)
④ 四筒(スーピン)
⑤ 五筒(ウーピン)
⑥ 六筒(ローピン)
⑦ 七筒(チーピン)
⑧ 八筒(パーピン)
⑨ 九筒(キューピン)
補足説明ですが、一応正式な中国語での「1~9」の読み方を掲載しておきます。
一 「イー」
二 「アー」
三 「サン」
四 「スー」
五 「ウー」
六 「リョウ」
七 「チー」
八 「バー」
九 「ジョウ」
このように同じ発音の物もあれば、明らかに違う発音の物もありますので、全て中国語という訳ではないようです。
但し、「二」だと「アー」となりますが、中国では、個数を数える時の「2個」という場合は、「両」と書いて、「リャン」と発音します。
2-2.筒子の由来と数牌の関連
筒子の由来は、穴の開いたお金だという説が最も有力とされていますが、もちろん現在使用されている「5円」「50円」ではなく、銅銭や文銭が有力だと言われています。
その理由は、他の数牌にも同じような由来がある事から、関連性を考えると、かなり有力だと言えるのではないかと思われます。
例えば索子の「索」は紐の事だと言われているので、穴の開いたお金を通していたという事になります。
その数の単位の部分を萬子の「萬」で表しているのではないかという説が有力だと考えられますが、やはり諸説あるのも事実なので、肯定も否定もできないのが本音です。
3.麻雀役の筒子(ピンズ)だけでつくれる役満大集合
筒子だけで役をつくれると言うと、誰もが、「※清一色」(チンイツ)を思い浮かべるかもしれません。
ここでは、筒子を使った、役満に的を絞って紹介していきたいと思っていますが、ローカル役に関しては、場所によっては使用しませんので注意をして下さい。
3-1.九蓮宝燈(チューレンポウトウ)
九蓮宝燈は、麻雀の書籍やインターネットで調べると大抵の参考例が、萬子になっているので、萬子独自の役満だと思われている事が多くなっています。
実際には、「萬子」だけでなく、「筒子」や「索子」でも条件は同様になりますが、役としては正式に認められています。
■筒子でつくる九蓮宝燈の完成図(面前役)
とが3枚あり、~が1枚ずつあれば、残りの1牌は、筒子であればなんでも良いと言う役になります。上図では純正九蓮宝燈と言ってからまですべてが待ち牌になります。
また下図では待ちで九蓮宝燈の完成です。下図のようなテンパイでも条件さえ揃えば役満になります。
3-2.大車輪(ダイシャリン)
大車輪は、筒子の役満の代名詞のように言われていますが、実はローカル役満となっているので、正式なルールでは認められていません。
実際には、「萬子」には、「大数隣」があり、索子には、「大竹林」というもっと珍しいローカル役満があり、共に条件は大車輪と同様になっています。
■大車輪の完成図(面前役)
大車輪の条件を簡単に説明すると、筒子の~で七対子をつくる事が、大車輪の条件になっています。
■ローカル役満ですが、もっと知りたい場合は
いつかはやってみたい!麻雀役の大車輪と関連ローカル役満大全集
3-3.中車輪(チュウシャリン)
中車輪は、基本的に大車輪と似ている役なのですが、大車輪よりもかなり珍しいローカル役になります。
■中車輪の完成図(面前役)
見た感じは、大車輪と同じく筒子の七対子の形になっていますが、1か所だけ連番になっていない時に中車輪が成立します。
3-4.小車輪(ショウシャリン)
小車輪は、大車輪や中車輪と同様にローカル役の似ているタイプの役になっています。
■小車輪の完成図(面前役)
小車輪は、筒子の~か~で構成された七対子の時のみ役が成立する役満になります。
3-5.九十九里浜(クジュウクリハマ)
九十九里浜は、千葉県の房総半島にある「浜」のことだと考えられますが、もはやここまでくると役というよりも洒落という感じになっています。
■九十九里浜の完成図(面前役)
九十九里浜は、手牌の数字を足した時に「99」になる事が条件の役になります。上図の牌の数字の合計は確かに99になっています。
4.筒子(ピンズ)の間違いとポイント
筒子の間違いの中には、大車輪の時によくみられる間違いがあります。
見た目が、筒子の七対子になっている事から、大車輪が認められていない時には、勘違いをしやすくなります。
七対子で考えてしまうと、「面前チンイツ」「※タンヤオ」「七対子」で6翻+1翻+2翻で9翻になります。
ですが、「面前チンイツ」「タンヤオ」「ピンフ」「リャンペーコー」で6翻+1翻+1翻+2翻で11翻になります。
麻雀には点数の大きい方で数えて良いというルールがありますから、七対子ではなくリャンペーコーで考えます。
もし、大車輪が採用されていない時に大車輪が完成した時には、間違えないように覚えておくと良いといえます。
5.まとめ
筒子を使った役満には色々とあるようですが、そのほとんどがローカル役になっているので、実際には対局前に採用の有無を確認する必要があります。
麻雀牌の知識を増やす事で、より麻雀牌に興味を持ってもらえればと思いますし、興味をもてば、道具を大切に扱う気持ちも出てくると考えられます。
麻雀牌を大切に使う人は、麻雀の実力以前にマナー的に良い印象を与えますので、他の人も良い気分で麻雀を楽しめるといえます。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
リタイア後の余暇を充実させたい方。
への相談アドバイザーでもあります。
「ほんとうに何にも知らない私でも覚えられるの?」や
「他の健康麻雀施設で苦い経験をしたんだけど、どこもそんな感じかな?」
のような本気の意見など、健康麻雀に関してなら何でも親身にお答えします!
健康麻雀を楽しみたいみなさんのためなら何でもおまかせ!
「おまかせと言ってもあんた誰?」と思っているかもしれませんね!
ちゃんと信頼できる人なんだということを猛アピールさせて下さい。
・千葉県柏市で16年間健康麻雀をしている。
・ゼロ卓から20卓へと人が集まる巨大健康麻雀スペースにした。
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