純カラ(じゅんから)とは?
純カラとは、待ち牌が既に4枚場にあり、牌山に残っていないこと
麻雀を打っていると稀にですが、自分の手牌しか見ていない人もいます。このような人がおかしやすいミスに純カラと呼ばれる状態があります。
純カラは、その状況が似ていることから、カラ聴(カラテン)と混同されてしまいます。確かに似ています!
またよくあるケースで、純カラでのリーチがあります。流局時にどのような扱いになるのかについても解説!
ここでは、純カラとカラ聴の違いや麻雀のルールの事を説明していきます。この記事を読む事で、急にこの言葉が出た時に「???」にならないで済むはずです。
1.純カラとは?
純カラという言葉は、麻雀を打っていても殆ど聞かない言葉です。特に初心者の方にとっては、何の事を言っているのか全くわからないと思います。
1-1.純カラの本来の意味
麻雀用語の純カラを簡単に説明すると次のようになります。「待ち牌が既に全部、場にさらされている状態のこと」となります。
似たような状態の事を、カラ聴という言い方をする事もあります。これは、ある意味、正解の部分もありますが、厳密には不正解というのが答えになります。
この用語の違いに関しては、後ほど触れています。今は、純カラの単純な意味を覚えて欲しいと思います。
1-2.株の純カラとは?
話はそれてしまいますが、麻雀の「純カラ」と何となく似た言葉があります。「株」にも、純カラという用語が存在するのです。
株を知らない人の為に株取引を簡単に説明します。株でお金儲けをしている人は、株の売り買いの差額で儲ける事になります。
株は、金やプラチナなどと同様に、日々価格が変動しています。簡単に言えば、安い時に買って高い時に売れば、儲かるという単純な仕組みです。
その株取引でいう純カラは、信用売りという取引方法になります。実際に株が手元にない状態での「カラ売り」を純カラと言います。
ちなみに、手元に株がある上に信用売りをすることもあります。麻雀の純カラとの関連性は定かではありません。
2.純カラとカラ聴(カラテン)の違い
純カラとカラ聴の違いを説明します。双方とも既に待ち牌がなくなっている状態の事を言います。
確かにその部分に関しては、ある意味正解と言ってよいでしょう。しかしならが、決定的な違いもあるので、間違えないようにしなくてはなりません。
カラ聴というのは、基本的に「聴牌」をしている状態です。そして、上がる見込みのない状態の聴牌の事を言います。
一方、純カラは、特に聴牌をしているという言葉はどこにもありません。つまり、純カラは聴牌をしていない時にも使用できる用語となります。
聴牌の有無にかかわらず使える言葉です。
純カラの場合は、塔子(ターツ)の状態でも使用できます。両面塔子で、待ち牌が既になくなっている一向聴の時にも純カラと言います。
■純カラとカラ聴の違い
既に場にとが4枚さらされているとします。
カラ聴
待ちの聴牌の状態
純カラ
待ちの一向聴の状態
正直に言えば、どちらも似たよう状況だと言えます。特に純カラは、聴牌時にも使う人もいますので、初心者にとってはわかりにくいと思います。
3.ルールによって違う4つの聴牌
純カラ※リーチやカラ聴リーチの時の扱いは様々な意見があります。麻雀には曖昧なルールが多くあるという問題点があるのも事実です。
ここでは、勝敗を左右するという意味でも「聴牌」に注目します。間違いやすい4つの聴牌の状況で、認められるのか、チョンボになるのかを説明したいと思います。
3-1.形式聴牌(ケイシキテンパイ)の場合
形式聴牌は、役のない聴牌の事で、偶然役でしか上がれない状態の事になります。この場合の偶然役というのは、嶺上開花や海底・河底の事を言います。
麻雀のルールで、「ありあり」と呼ばれるルールであれば、特に問題はありません。もちろん、役がないので偶然役以外では上がる事はできません。流局時には聴牌料がもらえます。
一方で、形式聴牌を認めていないルールもあります。誰かが上がれば問題はありませんが、流局となった場合は、不聴罰符になります。聴牌料はもらえません。
不聴罰符での支払う点数は、聴牌の人数によって変わります。聴牌になった人に1,000点~3,000点を支払う事になります。
■形式聴牌に関してもっと詳しくは
これなら簡単!形式テンパイを覚えることで得点力が劇的UPする訳とは
3-2.カラ聴の場合
カラ聴は、見込みのない状態の聴牌の事になります。状況的には、形式聴牌と似ていますが、厳密には異なります。
カラ聴は、役のある状態であっても該当します。あくまでも、既に場に待ち牌がすべてある状態の事を言います。
カラ聴に関しても、ルールによってその扱いは異なります。流局時にカラ聴の場合は、聴牌と認めるルールと認めないルールが存在します。
現行の公式ルールでは、聴牌としています。但し、自分が4枚使用している場合の待ち牌ゼロは聴牌とは認めていません。下記の例です。
■カラ聴が聴牌にならない例
このケースは待ち牌を全部自分が使用しているカラ聴で、聴牌と認められません。
私の個人的な意見ですが、よくタンキの聴牌をしている場合に、場にすでに3枚が出ていて、「これはテンパイになりますか?」という質問を受けます。
よくある両面待ちの聴牌の場合は、「場に何枚出ているか?」などということは流局後に普通は検証しません。待ち牌がわかりやすい場合にだけ問題にしているケースがほとんどです。
つまりカラ聴をノーテンとしてしまえば、両面待ちなどすべての場合にその残りの枚数を確かめる必要が出てきます。これではスムーズがゲーム進行が出来なくなりますね。
またこんなケースもあるかもしれません。Aさんがでリーチ後に流局した場合です。はすでに場に2枚でているとします。リーチ前後に他家Bさんがをチーしてとさらしたとします。
結果的にが完全に無くなっているわけです。この場合にもめるのがAのリーチがBさんのチーの後か先か?で状況が違ってきます。4人の記憶がまちまちでジャッジが難しくなります。
こんなケースもありますから、純カラをテンパイと認めるのがよいと思います。
3-3.純カラ立直とカラ聴立直の場合
カラ聴の状態で立直をすることを、一般的にカラ聴リーチと言います。純カラの時にも、純カラリーチと言う人もいますが、この時の状況は基本的に同じです。
ただのカラ聴の場合は、何もしなければ他家は聴牌だと気が付きません。ところが、カラ聴リーチはリーチをしているので、他家に聴牌が知られることになります。
カラ聴リーチや純カラリーチをチョンボだと言う人もいます。その理由として、「リーチ」をすることが、上がりの予告と考えているからです。
初心者の方は、ベテランの人が言うのだから正しいと思うかもしれません。ところが、リーチが上がりの予告宣言などという決まりは、どこにもありません。
リーチは、自分が聴牌をした時に、「上がり牌と一部の牌を除いた牌を打牌する。」という宣言になります。
つまり、リーチを予告して、他家に重圧をかけるという意味ではありません。どんなに危険な牌であっても、必要牌以外は、捨てなければなりません。
ドラ牌や明らかに後からリーチをかけてきた人の危険牌であっても打牌になります。これが、リーチがリスクを負うかわりに一翻役になっている理由でもあります。
一部のルールでは、カラ聴リーチや純カラリーチをチョンボとして扱います。しかし、本質を考えると特に問題のないことが理解できるといえます。
現行の公式ルールでは、カラ聴のリーチは聴牌と認めています。
どちらにしても、事前に取り決めをしたルールで行うのが麻雀の決まりです。仮に、本当は違っていてもルールが絶対になるので、従うのが基本になります。
3-4.片アガリの聴牌の場合
片アガリもルールによっては、認める時と認めない時があります。片上がりは、待ち牌が2種類以上ある状態で片方でしか上がれない状態のことです。
ありありルールでは認められています。
■ありありルールとは?現行の公式ルールです。詳しくは下記サイトを見て下さい。
麻雀の公式ルールでは「ありあり」が基本!それって何がありなの?
■片上がりの例
A)
B)
図Aの場合は、とのシャボ待ちですが、でしか上がれません。このような状態を片上がりと呼びます。
図Bの場合は、とのシャボ待ちですが、とが上がり牌です。このような状態は片上がりとは言いません。
4.純カラの間違いとポイント
純カラで最も多い間違いは、カラ聴との意味の混同だといえます。実際にあまり使用しない言葉ですが、ルール上の部分で重要になる事もあります。
純カラの方が、広い意味でカラ聴の意味も含んでいます。実際には、聴牌という言葉が理由だと思いますが、カラ聴の方が知名度あるようです。
もう一度確認の意味で使い方を書いておきます。
5.まとめ
純カラリーチやカラ聴リーチは、捨て牌を見落としてしまい「うっかりリーチ」のケースがほとんどです。本質だけで考えればチョンボにはなりません。このケースの大部分は、初心者に多いミスです。
■待ち牌を全部自分が使用している聴牌では、聴牌と認められません。
麻雀の大きな問題点にルールの曖昧さがあります。確かに、ギャンブルという何となく黒いイメージがあるのも敬遠される理由のひとつです。
近年は、雀荘なども以前のイメージからクリーンなイメージに変っています。全てとは言いませんが、多くの人が楽しめる空間を目指しているようです。
仮に麻雀が良いイメージとなり、一時的に興味を持ってくれたとします。それでも、多くの人は、麻雀のルールが複雑なのを理由にまた離れると考えられます。
確かに難しいルールというのもある意味問題なのかもしれません。ただ、それ以上に場所によって異なるルールが、大きな壁になっていると考えられます。
ゲームは、ルールが複雑になればなるほど面白みも減少する事もあります。麻雀界の発展を考えても全国統一ルールが望まれる部分です。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
リタイア後の余暇を充実させたい方。
への相談アドバイザーでもあります。
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