頭ハネとは?
1人の打牌に対して、複数の人が上がる事を認めないルールのこと
麻雀には時として、あり得ないような現実が訪れる事があります。自分の打牌に対して、複数の人に「ロン」と言われた事がありますか?
複数の「ロン」を認めているルールの時は、当然複数の人に支払います。しかし、頭ハネルールを採用している場合は、状況は一転します。
先生「上家が優先です!」
生徒「上家ってどっちですか?」
ベテランの方でもわからないことはよくあります。この問題は上家を理解すればよいのです!
この記事を読んで、「頭ハネ」をしっかりと理解しておきましょう。同時に複数の人に放銃をした時にも慌てずに対処ができるようになります。
1.麻雀の頭ハネの存在意味とルール
そもそも「頭ハネ」というルールは、何故生まれたのでしょうか?ここでは、「頭ハネ」のルールや生まれた理由について説明しています。
1-1.頭ハネの意味と基本ルール
「頭ハネ」は、1人の打牌に対して、複数人のロンを認めないルールです。上がった人の中で、1人だけが上がれるルールになっています。
上がりを認められるのは、上がった人の中では、最も※上家の人に優先権があるという事になります。言い換えると放縦者の次のツモの方が優先です。
頭ハネは、このような取り決めになっている事から、「上家取り」とも言います。上家は、東家という意味ではないので、間違えないようにしましょう。
1-2.上家と下家はどっち?
少しそれますが、「この場合に上家と下家はどっちですか?どちらが優先ですか?」という質問がよくありますからまとめておきます。その場合3つのケースがあります。この機会にまとめて覚えましょう。
- 通常の自分にとっての上家と下家は?
- 複数ロンの場合の上家と下家は?
- 半荘終了時に同点の場合にどちらが優先?
自分の左側は上家、右側が下家です
2.複数ロンの場合の上家と下家は?
複数人の上がり者がいた場合に、放縦者の次のツモの方が上家
3.半荘終了時に同点の場合にどちらが優先?
起親から反時計回りに見て、一番起家に近い方が優先
1-3.頭ハネの実際の流れ
言葉では、理解しにくい部分もあると思います。実際の対局の流れの再現で、頭ハネを説明しています。
■トリプルロンの時
A 東家 「放銃」
B 南家 「ロン」
C 西家 「ロン」
D 北家 「ロン」
Aが、を打牌した時に「B」「C」「D」が同時に「ロン」と言いました。
トリプルロンが、認められていれば、Aは、残りの3人に得点を払う事になります。
今回は、頭ハネを採用しているので、Aの次のツモ者にあたるBに優先権があります。
AはBに得点を支払う事で、次の局に移ります。
■ダブロンの時
A 東家 「ロン」
B 南家 「放銃」
C 西家 「上がっていない」
D 北家 「ロン」
Bがを打牌した時に、AとDが、同時にロンと言いました。
ダブロンが採用されていれば、Bは、AとDに得点を払う事になります。
今回は、頭ハネを採用しているので、Bの次のツモ巡のCに優先権があります。ところが、Cは上がっていないので、次に優先権のあるDが上がる事になります。
本来であれば、Cは上がっていません。従ってCには最初から優先順位には関係ない事になります。
従って、Bは、優先権のあるDに得点を支払う事になります。支払いが終了したら次の局に移行します。
このように順を追って見ていけば、複雑な頭ハネも理解しやすいと思います。麻雀のルールは初心者に難しい事も多いので、工夫をして覚えましょう。
1-4.頭ハネルールがある意味
頭ハネというルールの存在意味は、様々な理由が考えられます。最も有力だと思える理由は、麻雀を楽しむためという意味だといえます。
ある意味、頭ハネは、放銃をしてしまった人に対する救済措置です。全ての上がり分を1人で支払えば、相当なマイナスになってしまいます。もしかすると持ち点がなくなり、ゲームも早く終わってしまうかもしれません。
対局をしているプレイヤーが、知らない人同士でも妙な空気になります。仲間同士の娯楽としての麻雀を楽しんでいる時に、ダブロンが発生したら大変です。
放銃してしまった人は、もちろん精神的に厳しい状態になります。一方の上がった人達も、少なくとも良い気分にはならないと考えられます。
2.麻雀の上がりの基本
頭ハネに関するルールを説明した所で、上がりの基本も復習しておきます。麻雀で上がる方法は、基本的に2通りの方法が存在します。ツモ上がりとロン上がりです。
2-1.ツモ上がり-自力で上がる方法
自分で牌山からの「ツモ」で上がる事を、「ツモ」と言います。ツモで上がった時は、ツモ牌を手牌に混ぜてはいけないので注意が必要です。
理由は、ツモをした牌が、わからないと、条件付の役が判断できません。例えば「※ピンフ」の時は、ツモ牌がわからないと計算ができなくなるのが主な理由です。
「ツモ」の上がり方を説明しておきます。大切な事は、先ほども説明していますが、「ツモ」をした牌を手牌に混ぜない事になります。
ツモで上がった時は、「ツモ」と発声をして、手牌の右横に上がりの牌を表向きに置きます。その後に、手牌を全て他家に向けて公開をすることになります。
必要であれば、ドラ牌と裏ドラを確認してから得点計算をします。得点に応じて、他家3人から得点を貰う事になります。
2-2.ロン上がり-他家の放銃で上がる方法
他家の打牌に対して上がる事を、「ロン」といいます。正式には、「栄和」(ロンホー)といい、出上がりや直撃という事もあります。
ロンは、自分の上がり牌が他家から打牌された時に「ロン」と発声します。上がり牌はそのまま他家の河に置き、手牌を公開して完成となります。
よくロン牌を自分の所に持ってくる方を見かけます。これは間違いです。ロン牌はそのまま放縦者の河に置いておくことが正式です。
テレビの麻雀番組は、視聴者にわかるようにそのようにしているだけです。
立直をかけているのであれば、ドラと裏ドラの確認をします。その後に得点計算をして、放銃した人から得点を受け取る事になります。
3.麻雀の複数同時上がりのルール
麻雀には複数のプレイヤーが同時に上がる事が稀にあります。複数の人が同時に上がった時には、その時のルールによって、流れが異なります。
3-1.頭ハネルール
頭ハネは、複数の人が同時に上がる事を防ぐルールです。基本的に、放銃者の次のツモ巡の人から優先権を持つ事になります。
もちろん、上がっていない人は、対象者にはなりません。あくまでも、上がった人が優先権を得られます。
3-2.ダブルロンの場合
ダブルロンは、一般的には、「ダブロン」と呼ぶことが多くなっています。1人の打牌に対して、2人の人が同時に「ロン」で上がる事を言います。
ダブルロンは、「二家和」(リャンチャホー)とも言います。また、ダブロンが認められている時は、放銃者が上がった2人に得点を支払います。
この時に「頭ハネ」を採用しているのであれば、上がれる人は1人になります。ダブロンを認めるかどうかはその場の決め事になります。一般的には、「頭ハネ」を採用しているケースが多いようです。
3-3.トリプルロンの場合
トリプルロンは、「トリロン」とも呼ばれています。1人の打牌に対して、3人同時に「ロン」で上がる事を言います。
トリプルロンは、「三家和」(サンチャホー)とも言います。また、ルールとして認められていれば、放銃者がプレイヤー全員に得点を払います。
一般的にはトリプルロンは、ルールとして認めていません。一番多いケースは頭ハネで、放銃者に対する救済措置を行っていると考えられます。
3-3-4.三家和流れ
三家和流れは、トリプルロンが発生した時の対応方法です。トリプルロンが発生した時点で、途中流局となる特殊なルールになっています。
途中流局になった場合の「親」の連荘に関しては、特に定められていません。その場のプレイヤー同士で決める事になります。
つまりトリプルロンが発生した場合は、頭ハネのルールか、流局のルールを採用します。これは決め事ですから、事前にその場で決めておく必要があります。
例えば健康麻雀では、「上がり者は常にひとり、途中流局すべてなし」というルールになっています。ですから頭ハネのルールになっています。
4.麻雀の頭ハネの間違いとポイント
頭ハネの間違いに多いのは、やはり「誰が上がる人なのか?」になります。おそらく、麻雀に慣れている人には不思議に思う事かもしれません。
残念ながら、麻雀の初心者向けの書籍などはあまり親切とは言えません。麻雀の単語は理解していても、実戦になると難しくなる事が多くあります。
書籍などの場合は、ゆっくりと読む事ができます。ところが実際の対局はリズムがあるので、かなり早いテンポの人もいます。
麻雀上級者や熟練者にとっては、当然の事も多いと思います。しかし、初心者にとっては、普通ではない事だと考えられます。
5.まとめ
頭ハネとは、採用されている所が多くあります。ところが、麻雀初心者にとっては、頭ハネというルールは少々難解だと言われています。もう一度大事な点をまとめておきます。
通常頭はねルール採用
2.トリプルロンの場合
通常頭はねルール採用。流局ルールもあり。その場の決めのルールになります。
自分の左側は上家、右側が下家です
2.複数ロンの場合の上家と下家は?
複数人の上がり者がいた場合に、放縦者の次のツモの方が上家
3.半荘終了時に同点の場合にどちらが優先?
起親から反時計回りに見て、一番起家に近い方が優先どんなことでも、経験の豊富な人にとっては、簡単な事だといえます。一方、初心者にとっては、やはり未経験な事ばかりになります。
麻雀だけでなく、様々なゲームやスポーツにも言えることです。お互いに工夫をする必要があると考えられます。
上級者は、初心者の理解できない事自体を理解する事。初心者は、どうやって覚えるかを独自に工夫する事。
麻雀は、マナーとされている「テンポ」や「リズム」が、初心者の壁になります。初心者にも麻雀の楽しさを知ってもらえるような環境も必要だといえます。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
リタイア後の余暇を充実させたい方。
への相談アドバイザーでもあります。
「ほんとうに何にも知らない私でも覚えられるの?」や
「他の健康麻雀施設で苦い経験をしたんだけど、どこもそんな感じかな?」
のような本気の意見など、健康麻雀に関してなら何でも親身にお答えします!
健康麻雀を楽しみたいみなさんのためなら何でもおまかせ!
「おまかせと言ってもあんた誰?」と思っているかもしれませんね!
ちゃんと信頼できる人なんだということを猛アピールさせて下さい。
・千葉県柏市で16年間健康麻雀をしている。
・ゼロ卓から20卓へと人が集まる巨大健康麻雀スペースにした。
・1ヶ月間に11卓の健康麻雀大会を16回運営できるところは日本でココだけ。
・初心者から経験者まで毎日60名の参加者がいる!
こんな感じです!
あなたがもしリタイア後に健康麻雀を始めたいと思っているなら・・・
ぜひ相談窓口として安心してお問い合わせください!