カンチャンとは?
麻雀の待ち方のひとつで、順子の間が抜けている状態の待ち
麻雀の待ちの形の基本は、あくまでも両面待ち(リャンメン待ち)ですが、いつも同じように両面待ちにできるとは限りません。
両面待ち以外の待ち方は、確かに確率上では、有利とは言えませんが、自分の戦術次第で、他の待ち方も有利にすることができます。
ここでは、嵌張待ち(カンチャン待ち)を中心に他の待ち方も、ワンポイントアドバイスをつけて、初心者にも解かるように説明しています。
1.麻雀の嵌張待ち(カンチャン待ち)とはどのような待ち方?
麻雀の待ちで、両面待ちや※単騎待ちの意味を理解している人は多いと思いますが、「カンチャン待ち」に関しては、言葉は理解していても、意味はあまりわかっていない人もいます。
嵌張待ちは、数牌のやなどのようになった時の待ち方の事で、順子にするためには、やのように間の数牌が必要になります。
順子にする前の段階の事を塔子(ターツ)と言いますが、上記のようにやとなっている塔子を嵌張塔子(カンチャンターツ)とも言います。
図)嵌張待ちの形(図は筒子ですが、萬子や索子も同様)
待ちは
待ちは
待ちは
待ちは
待ちは
待ちは
待ちは
2.麻雀の嵌張待ち(カンチャン待ち)の使い方
実際に嵌張待ちを使う時には、どのような場面でどのように使うかがポイントになりますが、初心者向けに基本的な部分を説明していきます。
2-1.リーチのタイミングに気を付ける
嵌張待ちを使った※リーチの場合は、「リーチ」をかけるタイミングと待ち牌がとても重要になります。
まず、嵌張待ちで待つときのリーチのタイミングは、できれば、事前に「ひっかけ」となる牌が捨て牌の中にある事が重要になります。
例えば、で待っているのであれば、との両方が河にあれば、他家が振り込んでくる可能性が高くなると考えられます。
このような手法を「ひっかけ」と呼び、一般的に「スジ」を利用して安全牌を予想してきた時に当る可能性が高くなる待ち方になります。
嵌張待ちの牌に関しては、やはり、、などの数牌は、既に他家が利用している可能性もありますし、必要牌になる事が多いので出やすいとは言えません。
やはり、やなどの牌の方が、他家にとっても不要牌になるケースが多くなるので、嵌張待ちをするのであれば、やなどを利用したいものです。
つまり端の牌の方が格段に上がりやすいということです。
2-2.麻雀の対局中にもあるカンチャン待ちで有利に運ぶ
嵌張(カンチャン)は、リーチの時だけでなく、対局中にもよくみられる形になりますので、その時には慌てて打牌しないようにして下さい。
手牌の中にやのような状態になっている時は、一見すると両面ではないので悪いような状態に思えます。
これは※リャンカンといって、嵌張塔子というよりも事実上の両面という状況なので、慌ててやを切る必要はありません。
かがツモできれば、順子ができますので、少なくとも序盤で決め打ちをする事はないと考えられます。
■リャンカンについてもっと詳しくは
初心者必見!麻雀の切り方が3秒以内に!セオリーの7つのランクさえ知れば早くなるvol.7
2-3.相手のカンチャン待ちを読める?
相手の嵌張待ちを読む事はできるのかというと、ほぼ無理だと考えて良いです。あくまでも経験や他家の癖や打ち筋がポイントになるので、単純に読める訳ではありません。
麻雀漫画の見過ぎでは?と思えますが、※理牌(リ-パイ)をしている時に、どこの牌から打牌をしているかで他家の癖がわかると良く言ったものです。
打ち筋や癖はもちろんですが、河の状態を見る事で、待ちや役が読めるようになると、かなり実力があると考えて間違いありません。
初心者の人が、半荘の間この集中力や洞察力を維持することは難しいので、まずは自分の癖が他家に知られないようにしましょう。
ただ副露をして牌が少なくなってきた状況では、かなりわかってくる場合もあります。しかしなかなかピンポイントでカンチャン待ちを読むことは不可能と言えます。
※理牌(リーパイ) 配牌時にバラバラに並んでいる牌を見やすく並び替える事。
初心者の方には難しいかもしれませんが1点だけ例を上げて説明します。今の状況はあなたが副露して4枚しかない状況です。鳴き※タンヤオで上がるつもりでテンパイしています。手牌は下図です。
この状態でを引いて来ました。どうするでしょうか?
- をそのまま※ツモ切りして
- を捨てて
このテンパイを維持するには、この2通りの選択しかありません。あなたがこの選択に数秒考えたとします。つまりカンチャン待ちかシャンポン待ちのどちらが良いか悩んだ訳です。
悩むほど難しい選択があったということです。
もしこれが両面待ちかカンチャン待ちを悩んだのであれば、迷わず両面待ちを選んだはずです。悩んだということはその近くの牌が当たり牌になる可能性が高くなります。
もちろん他の考え方もありますが、こんなケースは多く見られます。それでもカンチャン待ちをピタリと当てることは不可能です。
上手くなっていくために必要なことは、いつも同じ調子で打つということも大切です。
2-4.麻雀の内嵌張と外嵌張
嵌張待ちの時に、とではどちらが良い形かといえば、先ほども説明したとおり、の方が有利になります。
とでは、他家にとってはの方が必要牌になりやすい傾向がありますので、で待つ方が有利になります。
序盤の場合は、どうでしょうか?
序盤で、ととあった場合は、の方が、先の手牌が良くなる可能性が高いと考えられます。
それは両面待ちへの変化です。
の場合は、をツモすると、の順子になり、をツモすれば、の両面塔子が出来上がります。
の場合は、をツモすると、の順子になり、をツモすれば、になり、をツモすれば、になります。
従って、の方が、明らかに受け入れられる牌(有効な牌)が多い事がわかりますます。少なくともこのケースでは、が良い状況といえます。
この時に、やのように受け入れ牌が少ない状態を外嵌張といい、、、の受け入れ牌が多い状態の事を内嵌張と呼びます。
言葉は覚える必要はありませんが、カンチャン待ちでも優先度があり、両面に変わりやすいカンチャンを大事にした方が良いと考えていいと思います。
3.初心者向け麻雀の待ち方の基本
ここでは、麻雀の待ち方6種類に関しての特徴と待ち方のポイントを簡単に説明します。
3-1.両面待ち(リャンメン待ち)
両面待ちは麻雀の基本でありながら、最も効率の良い待ち方で、できるだけこの形で聴牌を迎えるのが理想だといえます。
との両面待ち
■両面待ちのポイント
両面待ちでリーチをすると、リーチをした牌や少し前の捨て牌を見ながら、他家は捨てる牌を考えます。
リーチをするのであれば、聴牌時とはずらす必要がありますし、役がしっかりとしているのであれば、無理にリーチをかける必要はありません。
3-2.辺張待ち(ペンチャン待ち)
辺張待ちは、手牌にとありを待つケース。と手牌にありを待つケースの2通りしかありません。
の辺張待ち
■辺張待ちのポイント
辺張待ちで上がるポイントは、自身のツモ次第になりますが、ひっかけの状態をつくる事がポイントとなります。
で待つなら、捨て牌にがある事が望ましいですし、で待つなら、捨て牌にがある事が望ましいといえます。
他家は、捨て牌にがあれば、のスジ読みから、やを打牌する可能性があります。
で待っている時も同様に、が河にあれば、のスジ読みから、やを打牌する可能性が高くなります。
■安全牌の考え方についてもっと詳しくは
麻雀の安全牌はこうして見つける!守りを固めればトップが取れる
3-3.嵌張待ち(カンチャン待ち)
嵌張待ちは、、、、、、、の7種類のどれかになり、萬子(マンズ)でも索子(ソーズ)でも同様の待ち方になります。
の嵌張待ち
■嵌張待ちのポイント
嵌張待ちのポイントは、やはり他家によって必要牌となりやすい、中心の牌はできるだけさけて、やなどの牌で待てれば良いと考えられます。
また、辺張待ちの時と同様になりますが、できるだけスジ読みで上がれるような待ちを心がける事が必要になります。
最も良い方法は、やで待つときの。やで待つときの。やで待つときのも悪くない待ちになります。
3-4.単騎待ち
単騎待ちは、雀頭を待つ形なので、「頭待ち」とも言いますが、読みにくいだけに上手く利用すると上がるチャンスが増えます。
の単騎待ち
の単騎待ち
■単騎待ちのポイント
単騎待ちは上がり牌が最大でも3枚しかありません。両面待ちの8枚に比べるとかなり少ないのがわかります。ですから出来るだけ出やすい牌で待たなければ中々上がることはできません。
単騎待ちのポイントは、他家にとって不要牌になりやすい牌で待つことになります。
数牌の中なら、、、で、字牌ならば、※三元牌や※場風牌以外の牌を待ち牌にして、出るのを待つのが良策だといえます。
※三元牌 のこと
※場風牌 東場なら、南場ならという「場」の風牌のこと
3-5.シャンポン待ち
シャンポン待ちは、シャボ待ちとも言われている、特徴的な待ちで、待ち方によっては、両面待ちよりも期待ができる事になります。
とのシャンポン待ち
■シャンポン待ちのポイント
シャンポン待ちで上がるには、やはり数牌ならば、1や9が理想ですし、できるだけ字牌でしかも役牌にならないような牌が望ましいといえます。
ちなみにとなどの字牌のみのシャンポン待ちの場合は、両面待ちとさほど差がない上がりやすさになるので、有効な待ち方になります。
■シャンポン待ちに関してもっと詳しくは
5分で基礎からわかる!麻雀のシャボ待ちのメリットを知れば上がりやすくなる
3-6.ノベタン待ち
ノベタン待ちは、と持っていて、とが待ち牌となる特殊な待ち方のひとつです。頭が先に確定していないケースです。
とのノベタン待ちになります。
■ノベタン待ちのポイント
この場合、上がり牌は残りと、各3枚ずつで最大6枚です。カンチャン待ちやペンチャン待ちよりも多いことになります。
注意すべき点は、初心者に多いのですが待ちだけだと考えてしまう点です。この形は2つの上がり牌がありますから形で覚えるのも良いと思います。
■待ちに関してもっと詳しくは
4.麻雀のカンチャンの間違いとポイント
カンチャン待ちの間違いに多いのは、漢字での表記だと思います。
既に、何度も登場しているので、理解していただいているとは思いますが、カンチャン待ちの「カンチャン」の「カン」は、「間」ではなく、「嵌」です。
牌と牌の間という意味がある事から、「間」と誤解をしている人もいるようですが、「はまる」という意味で、「嵌る」と書くのが正しい字になります。
麻雀の技術的な部分とは関係がありませんが、間違えて覚えてしまうよりも、正しい漢字を覚える事は必要です。
またカンチャン待ちは最大で4枚となります。これは両面待ちの8枚に比べ半分になります。単純に上がりやすさは半分にはなりません。
しかし、1牌の有効牌が来ることで両面待ちなど、もっと良い待ちにになるケースも多いです。慌ててリーチするのではなく、一度考えてからリーチすることが大切です。
5.まとめ
嵌張待ちは、麻雀の待ち方としては、変則的な待ち方になるといえます。
両面待ちが最も基本であり、王道である事は誰もが認めていることですが、他の待ち方にも個性があり良い部分を引き出せば、技術的にカバーが可能です。
「ツモ」で上がる事は、「運」の要素が高いと言われますが、「ロン」に関しては、個人の実力がしっかりと繁栄されてきます。
初心者から1歩抜け出すためには、「テンパイすればなんでもリーチ」「役牌は出ればポン」ではいけません。待ちが悪いなど、手牌の状況にあわせた動きが必要です。
カンチャン待ちになった時はよく考えて、次の1手を選択するようにして下さい。
特に上級者になると、「辺張待ち」や「嵌張待ち」を上手く使いますので、対局時には充分に注意をしなければなりません。
正しい知識を頭に入れ、あとは対局を重ねるごとにあなたの実力もアップしていくはずです。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
リタイア後の余暇を充実させたい方。
への相談アドバイザーでもあります。
「ほんとうに何にも知らない私でも覚えられるの?」や
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・千葉県柏市で16年間健康麻雀をしている。
・ゼロ卓から20卓へと人が集まる巨大健康麻雀スペースにした。
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