刻子(コーツ)とは?
メンツのひとつで、全く同種類の牌を3枚集めた組み合わせのこと。
麻雀は、一般的に4つの面子と1つの雀頭をそろえる事で、上がることができるゲームですが、面子には3つの種類が存在します。
面子の種類は、刻子(コーツ)・順子(シュンツ)・槓子(カンツ)がありますが、今回は、刻子に的を絞っています。
麻雀は日常では使わない用語も多く出てくるので、わかりにくいとは思いますが、麻雀用語を知る事で、もっと麻雀に夢中になれると思います。
刻子の種類をはじめ、実際の対局に役立つ刻子の使い方や刻子を中心にした役の紹介を初心者向けに解説していきます。
1.麻雀の刻子(コーツ)とは?
刻子とは、麻雀で使用される用語で、面子をさらに細分化した種類のひとつになります。面子には、刻子をはじめ、順子や槓子も含まれていますので、刻子を中心に他の面子の事も考えてみましょう。
1-1.麻雀の刻子(コーツ)・順子(シュンツ)・槓子(カンツ)
麻雀は、例外はありますが、一般的に4面子と1雀頭で上がる形と言われていますが、面子には、刻子・順子・槓子の3種類の牌の揃え方があります。
■刻子(コーツ)の例
同じ牌を3枚集めると刻子になります。
■順子(シュンツ)の例
同じ種類の数牌を3つ連番で揃えると順子になります。
➡順子に関してもっと詳しくは
10分でわかる!これから麻雀を始める方への順子(シュンツ)の入門書
■槓子(カンツ)の例
同じ牌を4枚集めると槓子になります。
➡カンに関してもっと詳しくは
初心者がよく間違える!麻雀の3つのカンの種類とその手順がわかる全情報
1-2.麻雀の刻子(コーツ)の種類①暗刻(アンコ)
面前でそろえた状態の刻子の事を暗刻と言いますが、簡単に言えば、「自分のツモ」だけでそろえた刻子という事になります。
暗刻で注意をしたいのが、のように手牌にある状態で、単純にの暗刻が出来ていると喜ぶ前にしっかりと見極める事が大切です。
確かにとに分けるとの暗刻ができていますが、とに分けた方が実際の対局では役立つ事もあります。
は、対子で雀頭として有効ですし、は両面塔子(リャンメンターツ)として、広い受け入れが可能になります。
はかかのいずれかが来ることで、1メンツ1雀頭が完成します。
1-3.麻雀の刻子(コーツ)の種類②明刻(ミンコ)
刻子を「ポン」と副露した状態で、そろえた面子を明刻と呼びますが、「ポン」をした時には、鳴いた他家の方向の牌を横にする必要があります。
図A)
対面
上家 ■ 下家
自家
麻雀は、各家を図Aのように呼びますが、それぞれの鳴いた方向の牌を横にして場にさらす事になっています。
「ポン」と「カン」は、他家のどこからでも副露できますが、「チー」は、上家からしか鳴けませんので注意が必要になります。
仮にポンをした牌を左から「ABC」と3枚並べた時に、上家から「ポン」をした時には、「A」が横向きになり、対面から鳴いた時は、「B」が横になります。
もちろん、下家からの場合は、「C」が横向きになりますので、マナーというよりもルールになるので、覚えておく必要があります。
ちなみに「チー」の場合は、順子になっていますが、数字の並びに関係なく、上家から鳴いた「A」の牌を必ず一番左に横向きに置きます。
■ポンについてもっと詳しくは
これさえ読めば迷わずできる!麻雀のポンのやり方とベストなタイミング
2.麻雀の刻子(コーツ)と順子(シュンツ)の比較対決!
初心者にとってわからない部分は、実際の麻雀では、順子と刻子のどちらを集めるのが理想なのかという点だと思います。
結果から言えば、共にメリットとデメリットを持ちますから、配牌時や「ツモ」の流れを考えながら自分の判断で決める事が重要になります。
2-1.面前ピンフ狙いなら順子(シュンツ)
麻雀の基本的な役が「※平和(ピンフ)」です。
ピンフの細かい役の形に関しては、今回は省略しますが、基本的に雀頭と順子4つで聴牌時に両面待ちになる事が条件です。
例えば、ととある時に、どちらがよりメンツに成りやすいかを考えましょう。
は対子で、は両面塔子になっていますので、あわてて判断をする必要はありませんが、で待つ方が確率は高くなります。
は最大でが2枚に対し、は、が4枚とが4枚になるので、その差は明らかになります。面前で平和が出来そうであれば、すべて順子で揃うことが理想です。そして「平和(ピンフ)」は、比較的素直な待ち方になるといえます。
2-2.対々和系の役なら刻子(コーツ)
配牌時に対子がいくつか存在するのであれば、順子をつくるよりも、鳴きながら刻子で対々和を狙うのも一案です。
ちなみに「※対々和」(トイトイホー)は、刻子が中心の役なのに、「対」という言葉なのかというと、「対」は「対子(トイツ)」を意味しています。
七対子は、対子が7つあるから、七対子だということからもわかると思いますが、「対々和」の場合は、できた役の形ではなく聴牌から上がる時の形を意味しています。
「対々」で、対子が2つと言う意味になり、「和」は、上がりを意味しますので、聴牌時に対子2つのシャンポン待ちになる事が多い事が由来と言われています。
もちろん、対局の流れによっては、シャンポン待ちではなく、※単騎待ちになってしまう事も考えられるので、判断は難しいといえます。
2-3.麻雀で早上がり対決なら刻子(コーツ)の役牌
刻子と順のどちらを中心に集めるのが早い上がりになるのかというと、状況次第で、両方とも利用するのが一番良いといえます。
確かに順子の待ちは刻子よりも両面であれば、確率は高いですが、副露に関しては、刻子が圧倒的に有利になっています。
単純には順子の方が作りやすいと考えがちですが、結果はそう簡単ではありません。
鳴いて※タンヤオで上がるにしても、役牌で上がるにしても、副露を使う事が早上がりの基本ですし、順子か刻子かは、臨機応変の判断が必要になります。
2-4.麻雀の刻子(コーツ)と順子(シュンツ)のドラ勝負!
刻子と順の比較の最後は、ドラに関する比較になります。
ドラは、1枚あるだけで、1翻増えるので、麻雀の初心者にとっては、嬉しい存在になりますが、表ドラはともかく裏ドラを考えてみます。
表ドラは、牌の種類がわかっているのですから、比較にはなりませんが、上がらないとわからない裏ドラは、比較がしやすいといえます。
今回は、刻子と順子という比較なので、両極端な考え方で比較をしますので、ご了承ください。
■順子系の手牌
■刻子系の手牌
単純に136枚ある牌の中で、計算をするのは正確ではありませんが、1枚の裏ドラに期待をするのであれば、順子系の手牌の方が裏ドラの乗る確率は高くなると考えられます。それは単純に使用している牌の種類が多いからです。
しかしながら、刻子の場合は、1枚裏ドラがあれば、自動的に3枚の裏ドラが確定になるので、破壊力を狙うのであれば、刻子という事になります。
実際の対局では、毎回、手牌や他家の打ち方も異なるので、一概に比較はできませんが、どのような状態でも、確率か破壊力かの選択になるといえます。
2-5.番外編 順子(シュンツ)にも暗と明がある!
麻雀を楽しむために特に必要な知識ではないのですが、刻子には、「暗刻」や「明刻」があるのに、順子には、「暗順子」や「明順子」はないのかと疑問に思いませんか?
実は、自力のツモでそろえた順子は、「暗順子」、副露をしてそろえた順子を「明順子」という言い方が正式な呼び方だと言われています。
現実的には、使っている人はほぼいないと言える用語なので、特に覚える必要があるとは思えませんが、ついでに紹介してみました。
3.麻雀の刻子(コーツ)が主役になる代表的な役
刻子が手牌に並ぶときれいなものですが、刻子が主役となる役がいくつか存在しますので、簡単に紹介していきます。
3-1.四暗刻(スーアンコウ)
刻子を学んだ後なので、簡単に理解できると思いますが、4つの暗刻をそろえるから、四暗刻という役になります。
■四暗刻の例
四暗刻は、面前である事が条件で、役満になりますが、最も多い形は、聴牌時にシャボ待ちとなる、「ツモなら四暗刻」の状態です。
下図ではかをツモならば四暗刻になります。
ロン上がりですと三暗刻、対々和が確定となる事が多くあります。
3-2.三暗刻(サンアンコ)
四暗刻と異なり、3つの暗刻で良い事から三暗刻という役になります。
■三暗刻の例
三暗刻は、の部分は副露でも問題はないのですが、刻子の部分が明刻だと、三暗刻にはならないので、注意が必要です。
3-3.三色同刻(サンショクドウコウ)
三色というと、のように順子でつくる役が一般的ですが、実は三色には三色同刻という役も存在します。マンズ、ピンズ、ソウズで同じ数字のコウツを作ると完成です。面前でも副露をしても、2役です。
順子の三色も正式には、三色同順という名称がありますので、一緒に覚えておくと便利だといえます。
■三色同刻の例
三色同刻は、対々和などと同時に完成する期待もある役になっています。
3-4.対々和(トイトイホー)
かなり有名な役で、初心者にもつくりやすいという理由もあり、人気が高い役のひとつです。
■対々和の例
副露がなく面前であれば、四暗刻や三暗刻もありえる役で、比較的多くの場面で狙いやすい役として重宝します。
役牌との組み合わせも相性が良いので、初心者にも人気のある役ですし、2役で※喰い下がりがないのも人気の秘訣だといえます。
■役牌に関してもっと詳しくは
※喰い下がり 副露をすることで翻数が減る役
4.麻雀の刻子(コーツ)の間違いとポイント
刻子(コーツ)そのものにあまり大きな間違いはないと思いますが、初心者に多いのは、牌の見間違いがあると言われています。
例えば、筒子のと索子のもそうですが、刻子だと思っていたら、や、となっているなどのうっかりミスもあります。
また手牌の中のをポンするつもりで、が出た時に「ポン!」と発声してしまうことがよくあります。これは誤ポンといって上がり放棄のチョンボ(罰則)を受ける場合がありますから注意しましょう。
■チョンボに関してもっと詳しくは
読むだけで学べる!麻雀チョンボのすべての対処方法がコレでわかる
5.まとめ
暗刻だけで揃える四暗刻は、役満の中でも比較的完成しやすい役として知られていますし、崩れた時も三暗刻と対々和という比較的点数の高い役になります。
このように刻子は、ポンをしてもらいやすいメンツです。また状況によって下り打ちのための牌として3枚利用できる可能性もありますので、使用勝手はよいメンツだと考えられます。
実際の対局では、刻子と順子を臨機応変に組み合わせる必要がありますが、狙える時には四暗刻に挑戦をしてみては如何でしょうか?
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