数え役満とは?
通常の役満とは異なり、13翻以上をそろえた役満。正式なルールではなくローカルルールになります。
麻雀をやっている人であれば、一度は体験してみたいのが役満だと思いますが、上級者になればなるほど、周りの警戒もあり簡単には完成できません。
近年では、ゲームやネット麻雀もありますので、比較的役満を見る機会もあります。今回は数え役満の2種類の例をあげてその難易度を知って欲しいと思います。
1.麻雀の数え役満と役満の違い
同じ役満でも、数え役満と通常の役満では、得点は同じでも完成形や作り方は全く異なります。
基本的に数え役満は、以下の条件と得点になっています。
数え役満 13翻以上(※場ゾロの2ハン含まない)
親 48,000点
子 32,000点
※場ゾロとは バンバンともいい始めから場に2ハンついている。つまり場ゾロを入れずに、単純な役の数だけで13翻以上なければ数え役満とはならない。
得点に関しては、通常の役満と数え役満に大きな違いはありませんが、通常の役満は、基本的に単独で「役満」と呼びますし、個々に名称があります。
一方、「数え役満」と言うのは、様々な役を重ねて13翻にする役満なので、特定の形がある訳ではありません。
麻雀初心者の方にも解かりやすくするために、参考となる出現率の高い役満を3種類ほど紹介をしておきます。
役満で出現しやすい役は、「大三元」「国士無双」「四暗刻」の3種類で、麻雀を何度もやっていれば、充分に経験できる可能性がある役満です。
例)
■大三元(ダイサンゲン)
三元牌を全てそろえている形で、鳴いても良い役満ですし、聴牌時には、少なくとも※小三元が完成しているはずです。三元牌以外の部分は1メンツ1雀頭があれば良い。
■国士無双(コクシムソウ)
図A 十三面待ち(ヤオチュウ牌すべて)
図B 待ち
国士無双は、名称も人気がありますが、比較的見られる役満のひとつです。
図Aの場合は、雀頭となる形の牌がない状態ですので、手牌にある牌と同じ十三種類のどの牌でも上がることができます。
図Bの場合が、2枚ありますので、足りないのみが待ちになります。
図Aの十三面待ちは、ルールによりダブル役満になりますが、当然頻度は低いです。一般的にみられる国士無双の多くは、図Bのように※単騎待ちになります。
■四暗刻(スーアンコー)
面前で四つの暗刻を作る事が条件の役満です。
図C かをツモルと役満
図D 四暗刻単騎待ち が出るか、ツモれば役満
四暗刻は、国士無双や大三元とは違い、図Cでは「ツモ」に頼るしかないのが厳しい役になります。図Dのように単騎待ちになるとルールによりダブル役満になる場合もあります。
比較的見かけるのは、図Cのシャボ待ちになっている状態で、「ツモ」なら四暗刻という形で、多くは、他家が放銃して、※対々和(トイトイ)、※三暗刻(サンアンコ)の形になります。
ちなみにトイトイ、三暗刻は共に2ハンです。これでも4ハンしかありません。数え役満の13翻とはどんな形なんでしょうか。
どの役満も比較的見かけると言っても、大三元は副露することで、国士無双は捨て牌をみればだいたい他家にわかるはぜです。
四暗刻は、他家にはわかりませんが、確率的にさほど高いとは言えません。狙うというよりも、良いツモの流れになった時にチャンスがあるといえます。
代表的な3つの役満を紹介しましたが、数え役満にはこのような、特定の決まりはありませんが、13翻を揃えるという時点で、難易度はかなり高くなります。
役満より難しいといっても過言ではありません。
2.麻雀の数え役満のルールについて
数え役満は、認知度は高いのですが、実際に使用しているかどうかは、雀荘によって異なります。ローカルルールなのであくまでのその場の決め事となります。
2-1.ルール確認をしよう
全てではありませんが、多くの場所で知られてはいますが、実際に使用しているかに関しては、対局前に確認をしておくことが必要になります。
まわりの人は、「数え役満」は、絶対に出ないと思っていますから、聞きにくいと思いますが、従業員に確認をすれば問題はありません。
数え役満が出るかどうかの問題ではなく、トラブルの原因になりそうな事は、事前に確認をして防ぐとことも必要になります。
2-2.通常の役満と差をつける
通常の役満を上がると、役満賞などのご祝儀をいただける事が多いのですが、数え役満で上がった場合は、ご祝儀は初めから「無」にしている所もあります。
ご祝儀についてもルール確認が必要でしょう。
3.麻雀の数え役満を完成させるポイント
数え役満を完成させるポイントを考えてみたいと思いますが、麻雀初心者の人にとっては少し複雑になるかもしれませんので、比較的簡易的な内容で考えてみます。
3-1.ドラの多用の数え役満の例1
数え役満を比較的簡単に達成させるには、やはりドラを多用することが基本だと考えられます。
特に赤牌を利用している状態であれば、数え役満の達成が現実的になるのではないかと考えられます。
役満以外の役で単独で最も大きな役は、「チンイツ」になりますので、チンイツとドラを上手く絡めると13翻に届く事も考えられます。
下図ではドラは少なく、その分役が多くなくてはいけません。これぐらいの手牌になります。ご覧下さい。通常あるとすれば他家のカンなどでもっとドラの多いケースになるはずです。
チンイツ 6翻
イッツー 2翻
イーペーコー 1翻
※リーチ 1翻
ツモ 1翻
ドラ 2翻
あくまでもドラが2枚ということやツモで上がる事が条件になりますが、これで13翻になります。中々出来ない形だと思います。
他にも色々な組み合わせで考えてみると、13翻をそろえる事も可能なパターンは、たくさんありますので、役を覚える為にも自分で試してみると良いと思います。
3-2.ドラとリーチなしの数え役満の例2
先ほどはドラを利用して、数え役満をつくる方法を考えましたが、今度はドラやリーチを使用しないで数え役満を完成できるかを考えてみます。
東二局 南家
この形で聴牌をしていればどうでしょうか?
ツモをしてしまうと四暗刻ができてしまいますから、かのロンで上がるしかありません。役の数を見てみましょう。
役牌 1翻
役牌 か 1翻
役牌 1翻
小三元 2翻
対々和(トイトイ) 2翻
三暗刻 2翻
混老頭(ホンロウトウ) 2翻
混一色(ホンイツ) 3翻
これであれば、14翻になり数え役満になりました。実際の対局で可能かと言われると、机上論に近い理想の形だという事がわかるくらいきれいな手になっています。
■混老頭など役に付いてもっと詳しくは
健康麻雀公式ブログの役一覧!初心者に優しい解説付vol.13
4.麻雀の数え役満の間違いとポイント
数え役満は、場所によって使用していない場合もありますので、事前にルール確認で一応聞いてみるのも良いといえます。
ルール上で数え役満を認めない場合は、三倍満として扱うのが一般的ですし、仮に使用をしている場合も、細かいルールがあるので、注意が必要になります。
また麻雀初心者の場合、いつも大きな役ばかり狙う方がいます。常に大きな役ばかり狙うと上がれないケースが増えてしまいます。当然他家の簡単な手作りをしている方に先に上がられてしまいます。
そういうケースが続くと麻雀が楽しくなくなってしまいます。余計に放銃などをしてしまう危険性もありますので、守備重視のコツコツタイプを目指して欲しいと思います。
5.まとめ
今回は数え役満について解説しました。役満よりお目にかかることのない数え役満です。13翻ははるか遠くにあると言えます。
先ほどもお伝えしましたが、大きな※手役を狙うことは簡単には上がれないというリスクがあります。
確かに大きな役で上がるのは、気持ちが良いですし点差によっては、相手の戦意を完全に奪ってしまう事も考えられます。役満などは狙える時は狙うという感覚で良いと思います。
麻雀の上達のポイントは、小さな役を積み重ねて、コツコツと上がれる実力をつけることです。上がることで麻雀が楽しくなると思います。
私は
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