二盃口とは?
同じ種類で同じ順子が2面子分ある役で、一盃口が2つある状態。面前役で3ハン。
麻雀の役の中には、あまり見ることないレアな役があります。役満はもちろんですが、わずか三翻しかない役にも難易度の高い役が存在します。
今回は、レアな役の二盃口(リャンペーコー)に注目をしました。
実際の対局では、七対子の聴牌(テンパイ)から二盃口を狙っていくケースが多くあります。
めったにできない役です。頭の隅でも置いて、狙える時は積極的に狙える打ち手になって欲しいと思います。
この記事を読む事で、二盃口の作り方、狙い方や誕生の秘密も知ることができます。
1.二盃口(リャンペーコー)の基本
二盃口は、麻雀役の中でも完成頻度が低い役です。もちろん役満よりは確率は高いですが、得点は難易度の割に低くなっています。
ここでは、二盃口の役の基本的な事を説明しています。まずは、二盃口という役を覚えていきましょう。
1-1.二盃口とは?
二盃口は、同じ種類で同順の順子を2面子作る一盃口をふたつ作る必要があります。簡単に言えば、一盃口が2つあると考えて下さい。
■二盃口(リャンペーコー) 面前のみ 三翻役
とで一盃口が2つある状態になっています。完成すればとても綺麗な手牌になりますが、その高い難易度と得点とのバランスは悪いです。難しい割に得点は低いのです。
■一盃口(イーペーコー)に関して詳しくは下記サイトで解説しました。
麻雀役のイーペーコーとは?みんながよく間違えるポイントはココ
1-2.二盃口の聴牌(テンパイ)の形
二盃口は、条件はある程度ありますが、シャボ待ち以外の待ち方はあります。それぞれの例を紹介していきます。
■二盃口の両面待ち(リャンメンマチ)
待ち牌
の両面待ちです。ならば成立しますが、が出た時は一盃口だけになりますので、両面待ちの場合は、条件付となります。
■二盃口の辺張待ち(ペンチャンマチ)
待ち牌
の辺張待ち(ペンチャンマチ)です。両面待ちと違い上がれば二盃口が確定する待ちになります。
■二盃口の嵌張待ち(カンチャンマチ)
待ち牌
の嵌張待ち(カンチャンマチ)です。が出れば、二盃口が確定する待ち方になります。
■二盃口の単騎待ち(タンキマチ)
待ち牌
の単騎待ちです。テンパイの時点で既に二盃口が成立している待ち方になります。
1-3.二盃口のよくある質問
二盃口は、役の難易度から考えると翻数は決して多くありません。従って、ツモや戦局の流れによって、攻守の考え方が難しくなります。
また、理牌(リーパイ)をする時に対子で並べることもあります。必然的に七対子をねらうような手牌の状況になります。
二盃口と七対子はもともと複合ができないので注意が必要です。これは一盃口も同様です。私の健康麻雀教室でもよくされる質問です。
下図のような手牌で七対子の待ちです。上がった時に「一盃口は入りますか?」とよく聞かれます。このふたつは複合しないと覚えて下さい。
2.二盃口はこんな時に狙おう!
二盃口は積極的にねらう役ではありません。配牌時にある程度そろっていることが最初の条件です。
仮に二盃口が出来なくても、七対子や一盃口の形にもっていくことは可能です。むきにならずに、常に他の役を視野に入れることが大切になります。
先ほどの七対子の例から、二盃口を狙うケースはよくあります。
まず最初に七対子でテンパイします。
待ちですが、ここで※リーチをかけないで、をツモるのを待ちましょう。すると
の手牌になります。七対子は二盃口と違いいつでもできる役です。こんな状況から二盃口を狙うケースは多いと思います。
3.二盃口の予備知識
二盃口の基本的な役の特徴が理解できたと思います。ここでは、二盃口の由来や複合役の紹介をしていきます。
3-1.二盃口の由来や語源
麻雀の役の名称や用語には様々な由来や語源があります。役に多いタイプは、見た形がそのまま役の名前になるタイプです。
中国麻雀で使用されていた言葉や古くから伝わる風習が由来のこともあります。二盃口は、少々変わった由来があるようです。
二盃口という役は、一盃口が2つあるという意味になります。従って、一盃口の由来や語源がわかれば解決します。
一盃口は、中国では「一般高」(イーパンカオ)と言います。意味は、「平均的な高さ」や「似たもの同士」という意味になります。
日本に伝わった時には、「一般高」という言葉が上手く広まりませんでした。「一平行」や「一並口」の当て字を使用していたようです。
日本で役を固定させる時に、「いっぱいいこう」と勘違いをしてしまいます。そこで、「盃」の字が用いられて、「一盃口」となったと言われています。
3-2.二盃口と同時に作りやすい役
二盃口という役そのものが難しいので複合役もねらうのも難しくなります。流れの中で複合役も視野に入れてという程度で良いと思います。
3-2-1.二盃口+平和(ピンフ)
二盃口とピンフの複合役です。ピンフは、雀頭は役牌以外、面前で、4面子は全て順子でつくり、テンパイは両面待ちにする必要があります。
②雀頭は役牌でないこと
③面子は全て順子
④待ちの形は両面待ち
■二盃口+平和(ピンフ)
待ち牌
で上がれば二盃口の完成です。二盃口(三翻)+平和(一翻)の四翻役です。で上がった場合は、一盃口(一翻)と平和という形になります。
3-2-2.二盃口+断么九(タンヤオ)
二盃口とタンヤオの複合役です。タンヤオは、数牌の2~8である中張牌だけで役をつくる必要があります。
■タンヤオに関しては以下のサイトで詳しく解説しました。
■二盃口+タンヤオ
待ち牌
二盃口(三翻)+タンヤオ(一翻)で四翻役になります。タンヤオは、基本的な役なので、確実に覚えておきましょう。
3-2-3.二盃口+混全帯么九(チャンタ)
二盃口とチャンタの複合役です。チャンタは、雀頭と面子の全てに、一九字牌を関連させる必要がある役になります。かなりの難易度の高さになります。
■チャンタに関しては以下のサイトで詳しく解説しました。
■二盃口+チャンタ
二盃口(三翻)+チャンタ(二翻)で五翻役になります。チャンタは、一九字牌が手牌に多い時にねらいたい役のひとつです。
3-3.二盃口と七対子
前述しましたが、二盃口は七対子の形になっています。従って、普通に考えれば、二盃口+チートイツになります。
ところが、二盃口と七対子は複合できません。麻雀の場合は、基本的に上位役を優先しますので、二盃口が優先されます。
■二盃口と七対子の違い
二盃口
七対子
役の完成した形は当然どちらも同じです。二盃口は、順子で四面子に対して、七対子は全て対子になります。
面子のそろえ方が異なるのですから、役の複合ができないことになります。従って、二盃口の三翻で計算をします。
また、この2つの役の違いは、同じ牌の4枚持ち時も異なります。下図のような二盃口は4枚持ちが認められます。
七対子は、7種類の対子が必要です。一盃口、二盃口と七対子は複合しないと覚えておきましょう。
3-4.二盃口が役満!?
二盃口は、そろえ方によって役満になることもあります。大車輪(ダイシャリン)という役が二盃口の形になります。
■大車輪(ダイシャリン)に関しては以下のサイトで詳しく解説しました。
いつかはやってみたい!麻雀役の大車輪と関連ローカル役満大全集
■大車輪(ダイシャリン)
筒子の~までの対子でつくる役を大車輪といいます。ローカル役なので、ルールによっては、認められないので事前の確認が必要になります。
大車輪を採用しているのであれば、文句なく役満です。採用をしないのであれば、二盃口を軸に上がることになります。
二盃口(三翻)+チンイツ(六翻)+タンヤオ(一翻)の十翻役になります。更に待ち方次第では、ピンフ(一翻)も加わります。
4.二盃口の間違いとポイント
二盃口の間違いで考えられるのは、役の見逃しになります。
初心者の方はよく
の形を
のように並び変えてしまいます。
これは一盃口を見逃してしまったり、七対子も見逃したりします。手牌はやはり左から小さい順に並べるクセをつけましょう。
の形からを引いた時にも、一盃口がせっかく完成したことに気が付かずを捨ててしまうこともあります。
実際に対局をしていると、理牌(リーパイ)の仕方で手牌の景色が変わります。
と並べると、なんだかわかりづらくなるものです。
特に初心者の方は、最初が肝心です。慣れの問題ですから、きちんと左から順に並べることが大切です。
5.まとめ
二盃口は難易度が高い割に得点は低いです。従って、マイナー役のレッテルをはられてしまいました。
一方の七対子や一盃口は、得点は低いですが、人気のある役です。やはり麻雀の役には作りやすさも大切だということが解かります。
役満のような派手なイメージはありません。七対子から二盃口へというようにチャンスが巡ってきた時には、ぜひねらってほしいと思います。
私は
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