カッコイイ麻雀点棒の配り方!種類からハコテンの計算までの全情報

麻雀の点棒について解説します。

麻雀は点棒を一番多く獲得した人の勝利です。点棒の種類、数、配り方、ハコテン時の計算まで理解しましょう。そしてある条件が満たされると行われる延長戦について説明します。

麻雀の点棒に関していろんなマナーもあります。点棒の出し方ひとつで、その方の雀力がわかるかもしれませんね!ちょっとしたことですから4人が気持ちよくできる麻雀を心がけたいですね。

そんな思いで今回の記事を書きました。読むことでまたひとつレベルアップした雀士になれることでしょう。

 

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1.点棒の種類と配り方について

点棒の種類について解説します。下図を見て下さい。点棒の種類は全部で4種類、1万点棒、5千点棒、千点棒、百点棒です。この4種類の点棒をやり取りして麻雀は行われます。

ただ全自動卓の場合はちょっと異なります。
全自動卓とは機械が自動的に牌をシャッフル、積み上げてくれるものです。とても便利なもので点棒の計算までやってくれます。

下図のように全自動卓では点棒の種類は1つ増えて5百点棒が加わります。ここでは全自動卓ではなく手積みの場合を想定して解説していきます。

1-1.点棒の配り方

まずは最初の点棒の配り方を覚えましょう。ここでは最も一般的なものを紹介します。麻雀では始める前に全員に点棒を配ります。

1人あたり2万5千点が最初の持ち点とその内訳

・1万点棒×1本
・5千点棒×2本
・千点棒×4本
・百点棒×10本

以上で2万5千点になります。これは語呂で覚えましょう。
イチニーヨントー」と言います。

2.カッコイイ点棒の配り方!

麻雀の点棒の渡し方にも決まりがあります。まずは置く場所です。ロン上がりの場合は上がった方の近くになるべく揃えて静かに置きましょう

絶対に放り投げてはいけません。たとえ自分が振り込んでしまい気分が悪い場合でもです。

どんな状況でも静かにそろえて置く事!これが紳士的でカッコ良く見られます

それではツモ上がりの場合はどうでしょうか?

それは下図を見て下さい。下図では子Aが5200をツモ上がりし、1本場の状況です。

1300 2600は1400 2700」と発声して点棒をもらいます。この時にBCDの3人は別々の場所にそれぞれ置くようにしましょう。おつりがある場合もあります。一緒に置いてしまうとわからなくなってしまいますね。

また渡す時の点棒の種類にも気を付けましょう!例えば上図のように本当に点棒を渡してしまうと、Aさんには百点棒がたくさん集まると思いませんか?

その場合にBCDさんには百点棒が少ないことになります。その後すぐにBCDは両替が必要になるかもしれません。そういった両替をする時間を省くためにも、ひとりの所に同じ種類の点棒が集まらないように考えて渡すことが大事です。

例えばBさんは二千点をAさんに渡して、おつりを6百点もらってもよいかもしれませんね。

■上図で1本場としましたが、この本場も初心者の方には難しいですね!詳しくは下記サイトです。
知らなきゃ恥ずかしい!麻雀の本場の点数の貰い方と100点棒の出し方

3.点棒がすべて無くなった場合(ハコテン)の計算について

最初の持ち点2万5千点をやり取りして麻雀は行われます。調子の悪い人の点棒はどんどん減っていき、すべて無くなってしまうこともあります。

こうなると一般的なルールでは終了になります。ただ、継続するルールもありますので確認しましょう。

点棒がすべて無くなり借金の状態になることをハコハコテン、トビ、ドボンといいます。無くなった後継続しないルールを飛びあり継続するルールを飛び無しといいます。ではまず終了する場合を見ていきましょう。

点棒が無くなるとは、ゼロではなくマイナスを指します。丁度ゼロになるケースではまだ続きます。

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3-1.ハコテン終了する場合の計算

誰かの点棒が無くなった時、麻雀は終了になるのが一般的です。

点棒が無くなった人の持ち点を0点ピッタリで計算する場合と、マイナスまで計算する場合に分かれます。マイナスの場合は誰かに借金をする計算になります。

0点ぴったりのほうが計算しやすく、最下位の人には優しいルールです。ただその場合は0点の人から本来貰うはずだった点棒を貰えない人がでてくるので、やや不公平になります。

これはトップなどの持ち点、順位にも影響してきます。そのためにマイナスの分も計算するルールが主流になります。

3-2.ハコテン継続する場合の計算

点棒が無くなっても継続する場合があります。通常別に点棒を借りて継続することになります。

例えば、序盤に役満の32000点を振り込んだとします。25000点程しか持っていないわけですから、そこでハコテンです。

では2位と3位はどうなるの?まだまだ不完全燃焼ですね!2位の方でも十分トップは狙えるはずです。この不公平差を無くすためにも継続ルールがあるのです。

継続する理由は、麻雀ではいつでも逆転が可能なことがひとつです。また麻雀では誰でも役満を上がることはありますし、ハコテンになった方が、コツコツ上がり順位を上げるというのもよくある話です。

4.点棒の清算と事前申告について

麻雀では点棒を一番集めた人が勝者になります。ゲーム終了後の清算でそれは明らかになるのですが、終了前にやっておくべきことがあります。

4-1.点棒の事前申告をしよう

麻雀において点棒はさまざまな場面で使用されます。上がりや振り込み、チョンボや流局、※リーチ、本場の表示まですべて点棒を使用して行われます。

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最初は2万5千点でも次第に誰が何点持っているのか?はわからなくなってきます。

そこでなるべく頻繁に自分の点棒を申告することが望ましいです。誰が何点持っているか、そして自分との差は何点あるのか?という情報はとても大切です。

差がありすぎる時と、あまりない時では戦略も変わってくるからです。

毎回正確である必要はありません。点棒を点箱(点棒を入れておく箱、牌が最初に入っていたもの)の中で種類分けしておいて、大体の持ち点を申告しましょう。

ただ、※オーラス(最後の局、半荘では南4局)前はなるべく正確に申告しなくてはいけません。どれくらいの点で上がることができれば順位が入れ替わるのかを、全員が把握する必要があるからです。

麻雀のオーラスって何?初めて聞いたと言う方は下記サイト
知らないと恥をかく!麻雀オーラスの正式ルールと一番大切なマナーとは
オーラスとは最後の親を迎えた局面を指します。通常半荘で行われますから、南場4局の北家の親が始まることをオーラスと呼びます。もちろん北家が連荘すれば、オーラスも続きます。

4-2.これも難解!清算の仕方

オーラスが終わったらゲーム終了で清算です。それぞれ自分の持ち点を数えて申告しましょう。そして3万点を基準にプラスマイナスを考えます

最初は2万5千点からスタートしましたが、3万点を基準にするのは理由があります。その差5千点はすべてトップが貰えるのです(一般的なルールの場合)。なのでトップを狙うための事前申告が重要なのです。

トップになると自分を含めて全員から5千点貰える計算です。つまり2万点がボーナスとして貰えるので、たとえ数百点の差でもトップを取ることは大きいことです。

この2万点のボーナスのことを「オカ」といいます。

このオカについて詳しく説明したサイトは下記です。
今さら聞けない!麻雀のオカの意味とその計算方法はコレでわかる!

また、百点単位の計算もルールによって違いがあります。四捨五入か切り上げ、切り捨てが一般的です。マイナスだったら切り上げ、プラスだったら切り捨てというのもありますので清算時に確認しましょう。

では例を出して確認したいと思います。

・東家 26,100点
・南家 33,600点
・西家 33,100点
・北家 7,200点

で終了したとします。全員が持ち点を申告して、南家がトップということが分かりました。まずは南家以外の人の清算をします。

ここでは百点単位の計算はマイナス(3万点を基準に)だったら切り上げ、プラスだったら切り捨てとします。そして、それぞれ3万点を基準にして計算します。

  切り上げ、切り捨て 3万点基準に ÷1000
東家 26,100 27000 -3000 -3
南家 33,600 トップは最後に計算   +22
西家 33,100 33000 +3000 +3
北家 7,200 8000 -22000 -22

トップ以外の3人の合計は-22になりました。この22がトップの取り分になります。つまり最終結果はこうなります。
・東家 -3
・南家 +22
・西家 +3
・北家 -22

これで清算は終了です。通常の麻雀はこれを数回行いますから、この数字を記録していき最後にまとめて計算するのです。

麻雀の終了時の計算の仕方も初心者の方には壁になります。詳しくは下記サイト!
知らないと恥ずかしい!「麻雀のウマとは?」の答えは読めばわかる
麻雀のテンピンはどんなレート?賭け麻雀をやる前に確認すべき事
オカの説明はしましたが、他にウマというのがあります。これは順位による特別賞になります。例えば1位に+20、2位に+10、3位に-10、4位に-20を加算します。
すると東家は-13、南家は+42、西家は+13、北家は-42になります。順位をひとつでも上げる面白さが生まれますね!

5.麻雀の延長戦!西入について

誰も3万点に到達しない場合は西入(シャーニュウ)という延長戦に突入するのが一般的です。(ルールによってはない場合もあります)

西入すれば西4局まで行う場合と、サドンデス方式で終わる場合があります。それぞれ見ていきましょう。

5-1.西4局まで行う場合

西4局まで行う場合は、もう一回り親を回すことになります。途中で差がついても終わりません。もし、西4局でも3万点まで誰も到達していなかったら、北入(ペーニュウ)することになります。

同じように北4局までやり、それでも差がつかなかったら白、發、中と続きます。

そうなると精神の消耗戦になってきます。あまり楽しくなく、時間もかかりますので、西入りぐらいで終わらせるルールがおすすめです。

5-2.サドンデス方式

サドンデス方式は誰かが3万点を超えたら即終了になります。

例えば西1局で誰かが上がり、3万点を超えた時点で終了です。細かい点数計算は必要ですが、この方があっさりと決着がつき、スリリングでもありますからおすすめです。

6.よくある間違い

持っている点棒は常に意識しましょう。自分の現在の状況を確認することは大切な情報です。そしてできれば他人の点棒状況も頭に入れておくのが望ましいです。

例えばオーラスでこの様な状況だとします。

・東家 50,000点
・南家 25,000点
・西家 24,900点
・北家 100点

オーラスを知らない方は下記サイトで学ぶ
知らないと恥をかく!麻雀オーラスの正式ルールと一番大切なマナーとは

自分が東家だったら気分は爽快です。なるべく振り込みをしないようにして、北家が0点になってゲームが終了するのを待ちます。

南家か西家だったら常にお互いの点棒状況を確認します。得点差はわずかに百点ですね!西家にとっては自分が点数を増やせば2位に上がります。

または南家が点数を減らせば、西家が2位になります。このようなことを考えて打ちまわす必要があります。こういった僅差での戦いの難しさが麻雀の面白みでもあります。

北家だったらじっと耐えて大きな手が出来るのを待ちましょう。

点棒の状況によって戦略は変化します。なのでなるべく他の3人の点棒を意識します。そしてこの例の北家のように厳しい状況だったら、リラックスして麻雀を楽しむことをおすすめします。

トップを取るのは難しいですが、ひょっとしたら役満で逆転する可能性も無くはありません。

また、この例の北家ように普通の手を上がっても逆転は望めない状況の時、そんな時に限って安い手が上がれてしまうことがあります。

最下位確定の上がりをするのはマナーすれすれと思ってよいと思います。麻雀は上がることも大切ですが、それ以上に順位を競うゲームです。

順位の変わらない上がりは、その他の方をがっかりさせるでしょう。なぜなら、南家と西家はまさに緊迫した戦いをしているからです。そこに水を差す形になってはいけませんね!

潔い負け方というのも麻雀には大切だということを肝に銘じて下さい。

7.まとめ

麻雀の点棒について解説しました。点棒はさまざまな場面で使われ、最終的な順位を決定するものです。

最初の点棒の配り方から、清算まで出来るようになりましょう。

そしてなるべく他人の点棒状況を意識するようにすることです。そうすることで、できる戦略も増えて、麻雀も上達していけると思います。

ポイントだけまとめておきましょう!

点棒に関するポイント
■点棒は「イチニーヨントー」で配る
■ツモ上がりの点棒は3ヶ所にわかるように揃えて静かに置く
■ひとりの方に同じ点棒が集まらないようにバランスよく渡そう
■点棒がマイナスになれば終了の場合と、借金して継続する場合がある
■ゲーム終了時の点棒の清算の仕方をマスターしよう
■3万点なければ西入するルールもあります
■オーラスでの点棒確認は必ずしよう。明らかに順位の上がらない上がりは避けるべきです

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