四風連打(スーフーレンダ)とは?
一巡目で全員が同じ風牌を捨てた時の用語で途中流局になる。ローカルルールです。
麻雀には、途中流局というルールが存在します。その中でも殆ど見る事のない途中流局のひとつに四風連打があります。
四風連打のルールや由来を中心に説明をしていきます。また、数種類ある他の途中流局も紹介しています。
この記事を読む事で、途中流局の意味が理解できます。そしてよくある疑問点も説明致しました。従って、ルールを知らないといううっかりミスをなくすことができます。
1.四風連打(スーフーレンダ)
四風連打は、滅多に見る事のできないルールです。実際に作ろうとしないとできないので、体験できた方は貴重な体験になります。
四風連打は、一巡目で決まる途中流局です。何故、わざわざそのような事をして途中流局にする必要があるのでしょう。
1-1.四風連打とは?
四風連打は、一巡目に全ての人が同じ風牌を捨てた時に成立します。この場合は、途中流局という特殊なルールが採用される事になります。
■四風連打の例
北家
東家 ■ 西家
南家
一巡目
東家:を打牌
南家:を打牌
西家:を打牌
北家:を打牌
図のように、親である東家から打牌をするので、最終決定は北家になります。
北家が、無理にを捨てなければ、流局にはなりません。
簡単に言うと、4人目の人が同じ風牌を捨てるかどうかで全てが決まります。つまり最後の北家の配牌が悪く「流したい!」と思った時はを捨てて流局させるでしょう。
その他にも細かいルールがありますので、後ほど説明します。
1-2.四風連打の由来
そもそもあまり意味のないルールのように思える四風連打。四風連打の由来を調べると、何となく理解できるようになります。
最初に思いつくのは、日本では、「4」という数字は縁起が悪いと言われます。これは、「死」につながるからです。
確かに納得できなくはありませんが、そもそも麻雀は日本の物ではありません。やはり由来は本家中国になると考えられます。
四風連打は、本来※西風子連打や※四家西風と呼ばれていました。字を見るとわかる通り、西が大きく関連していると考えられます。
本来のルールでは、が4枚続けて捨てられた時に流局となっていました。他の風牌に関しては、追加ルールのように加えて現在のスタイルになったと思われます。
西には、※一路帰西という、仏教にある教えのひとつが関連しています。一路帰西で、「死者は、一路西の方角へ向かう」という解釈になります。
※西風子連打 スーフォンツリェンターと読み四風連打と同じ意味
※四家西風 スーチャシーフォンと読む
※一路帰西 イールクーシーと読む仏教の教えのひとつ
更にこれに関連するように、「月が西に沈む時は佛も迷う」という言葉もあります。これらから、仏教では、西という言葉自体が死を連想する事になります。
そこで、第一巡から、西が4枚も続けて捨てられているのは縁起が悪いとなりました。結果的にもう一度、最初からやり直そうという事になったと言われています。
四風連打の別の由来には、「四」と「死」の発音が同じという説もあります。この考え方は、日本と同じような理由で流局にしているといえます。
つまり、「四風子連打」と「死風子連打」になるので、流局になります。どちらの説を由来としても、確実に縁起を重要な要素としている事に違いはありません。
2.四風連打で迷うポイント3つ
四風連打の由来や条件がわかったと思います。次は、四風連打の様々なケースに応じたルールを説明します。
実際に滅多に起こる事ではありませんが、0%ではありません。あくまでも、発生した時の事を考えて覚えておく必要があるといえます。
2-1.四風連打の親はどうなるの①?
四風連打が成立した場合の親が流れるのかという疑問は多いようです。答えから言うと、特に答えは決まっていません。
無責任かもしれませんが、そもそも四風連打はローカルルールです。ローカルルールは、その場所によって、取り決めが異なります。
一般的には、親はそのまま続行というルールが多いようです。しかしながら、確実ではないので、事前に確認が必要になります。
当店の健康麻雀で言えば、そもそも途中流局というルールをすべて廃止しています。ですから四風連打で流局というルールもありません。ルールを迷うことなく簡単に設定しています。
2-2.他家が副露をしたら四風連打は成立する②?
四風連打は、第一巡に全員が同じ風牌を捨てたら成立です。途中で誰かが、副露をした場合は、成立しない事になります。
これは純粋な第一打でのお話しになります。
2-3.四風連打とダブル立直はどちらが優先③?
四風連打とダブル立直の優先度は、基本的には四風連打になっています。もちろん、ローカルルールなので、場所によってルールは異なります。
2-4.最終判断は4人目の打牌次第!
四風連打の最終的な判断は、4人目が決める事になります。当り前の事ですが、4人目が同じ牌を捨てなければ、成立しません。
4人目まで同じという事は、3人目まで、四風連打が成立している訳です。つまり、3人目は故意に四風連打を成立させたいのかもしれません。
3人目の配牌は、少なくとも良いとは言えません。良ければ、普通は四風連打を避けるはずです。
4人目は、当然自分の配牌の状態で判断をします。結果的に、四風連打は4人目次第になりますので、他の人以上に流れを決める存在になるといえます。
3.四風連打以外の途中流局
麻雀には、四風連打の他にも途中流局になる事があります。ここでは、代表的な途中流局を紹介しておきます。
先ほども言いましたが、健康麻雀では途中流局すべてなしです。なので以下のルールで流局することはありません。
3-1.九種九牌(キュウシュキュウハイ)
親は配牌時、子は第一ツモの時に※ヤオチュー牌が9種類以上あると流局にできます。誰かが副露をすると成立しません。
九種九牌の時は、対局の状況次第では、※国士無双を狙うのも一つの戦術になります。少なくとも既に9種類集まっているのですから、可能性は充分にあります。
※ヤオチュー牌 一九字牌の事
3-2.四家立直(スーチャリーチ)
同じ局内で、全員が立直をかけると成立します。4人目が立直をかけた時にだれも上がらなければ、成立です。
四家立直も、四風連打と同じく4人目がポイントになります。四面楚歌のような状態を嫌って、あえて流局にするのも一つの考え方です。
3-3.四開槓(スーカイカン)
四開槓は、複数プレイヤーが槓を合計で4回以上行うと成立します。1人のプレイヤーが4回の槓だと四槓子という役満になるので、流局にはなりません。
四開槓は、四槓散了(スーカンサンラー)とも言います。「四」は、「死」と発音が似ているので、流局になるという由来もあります。
「四槓」が「死棺」となり、縁起が悪いと判断しているのだと思われます。縁起を大切にする中国らしい考え方ですね。
3-4.三家和(サンチャホー)
三家和は、3人が同時に「ロン」をした時に流局となるルールです。トリプルロンを認めている場合は、三家和はルールそのものがなくなります。
トリプルロンは、あまり認められていません。一般的に頭ハネというルールが採用されている事が多くなっています。
頭ハネは、放銃者から見ると下家の人に優先権が発生します。放縦者の次のツモ順の方が優先します。
■三家和についてもっと知りましょう!
お悩みズバリ解消!麻雀の三家和(サンチャホー)の対処方法と正式ルール
■上家と下家もわかりにくいルールです。この際下記サイトで確認して下さい。
麻雀の上家と下家がわからない?よく間違える3つのケースとは?
4.四風連打はあくまでもローカルルール
四風連打は、基本的に起きる事はないと言えます。意図的に行なうか、うっかりしているかのどちらかです。
仮にルールを知らないとなると、他家にも迷惑になります。滅多にはありませんが、知らないという状況は避けるようにしましょう。
ここでよくある間違いは、このルールを採用しているかどうかです。あくまでもローカルルールです。そして純粋な第一ツモにおける第一打でなければ成立しないことも知っておきましょう。
5.まとめ
四風連打に限らず、「麻雀には本当に必要なのか?」と思うルールがあります。他の途中流局に関しても、微妙なルールが多いと言えます。
麻雀のルール自体が、かなり中途半端な状態の部分も多いので仕方がありません。プレイヤーとしてできる事は、その場のルールに従うことです。
もう一度ポイントだけまとめます。
■そもそもローカルルールです。
■親はどうなるか?
親はそのまま続行ルールが多いです。
■四風連打と※ダブルリーチはどちらが優先?
四風連打が優先です
■他家が副露をした場合は?
全員が純粋な第一ツモにおける第一打でなければいけません。
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