卓に着き配牌を眺め、まずみなさんが目指すのはテンパイ(聴牌)ですね!上がる前にはまずテンパイさせなくてはいけません。
自分が今テンパイしているかによって麻雀の押し引きも左右されます。
テンパイに近づけるためには様々なテクニックが必要。序盤、中盤、終盤、得点状況、順位によって進め方が変わってきます。それも鳴いて手を作るのか?メンゼンで手を作るのか?
要素が複雑にあって短い時間で判断していかなくてはいけません。これにはある一定の判断基準があり、それにプラスしてその場の状況判断を加味していくわけです。
総合的な判断の情報量と処理スピードには熟練が必要で、そう簡単に手に入れることはできません。少しずつやるたびにスキルが上がっていくものです。
私自身がそうだからです。それは30年やっていてもスキルは上がっていきます。半年前とは確実にスキルが上がっています。終わりが無いように感じています。
今回は初心者用にまずは知って欲しいテンパイへのスキルを解説していきます。みなさんにとっても同じ事ですから読んでいただければ、確実にその力が付きステップアップできると思います。
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1.麻雀のテンパイ(聴牌)とは
そもそもテンパイってなんですか?という方のために少し解説しておきます。
上がるにはひとつのアタマと4つのメンツを作るために13枚の牌を組み合わせて、14枚の牌で上がれる状態を作らなければなりません。
あと1枚の牌で、上がりが完成するという状態を「テンパイ」といいます。上がるためにはテンパイしていなければなりません。手作りはまずテンパイを目指して行うことになります。
またテンパイした後の14枚目でアガリになる牌を「アガリ牌」または「マチ牌」といいます。
またテンパイのひとつ前の状態(何か持ってきたらテンパイする)をイーシャンテンといいます。そしてその前をリャンシャンテンといいます。
下図を見て下さい。リャンシャンテンからテンパイへ徐々に手が進んでいるのがわかりますね。一番下の手牌がテンパイしている状態となります。
2.麻雀でテンパイさせるために!最初に配牌を見て考える事
これは以外にとても大事だと思っていることです。この手は普通に打って上がれるのかどうか?をいつも思うようにしています。
もちろんその感覚は初心者にはわかりづらいかもしれません。牌は最後まで行けば18前後の牌をツモルわけです。その中でテンパイが出来るかどうかのだいたいの判断をしましょう。
2-1.麻雀で悪い配牌の場合のテンパイ
下図の配牌を見て下さい。東場で北家、ドラ無し。は風牌ではないので役牌にはなりません。私であればこの配牌で上がろうとは思いません。
麻雀は4人でやっています。この配牌よりも格段に内容の良い手をしている方に先にテンパイされてしまうのが普通です。それも中盤にです。
その中盤のあなたの手牌はせいぜい下図ぐらいでしょうか、リャンシャンテンの手になります。二つ有効牌が来なければテンパイにはなりません。最初からそうなると予想をして配牌を見て下さい。
それなら配牌を見た時にどんな事を考えればよいのでしょうか?それはこれです!
どうしたら高い手になるか?
最初にこの配牌ではおそらく上がることはできないと考えます。それならダメ元でいっそ役のある良い手を作ろうということです。
上記の配牌であれば、まずは※チャンタ役を考えます。いきなりやを捨ててしまってもかまいません。ややを大事にしてみて下さい。どうせ上がれないのだからOKです。
字牌を大事にして何かの種類の※ホンイツを目指しても良いかもしれません。それから※チートイツです。ホンイツのチートイツなども有り得る手となります。
上記は一般的な場合について解説しました。一般的とは上がっても上がらなくても良い場合です。それでは一般的ではなく、上がらなくてはいけない状況とはどういう場合でしょうか?
それは南場で持ち点の少ない負けている親の場合です。この場合はなんとしてでもテンパイして親を継続させなければいけないという課題があります。
そういった場合はのような役牌をより大事にして持ちます。前の例のように思い切った役をねらうというより、いかにテンパイさせるか!ということに集中して作ると良いと思います。それには牌のランクを意識し、両面を大事にしていく普通の打ち方になります。
牌のランクに関しては、下記のサイトを参考にして下さい。
麻雀牌には4つのランクがある!切り方のコツを覚えてメキメキ上達UP⤴vol.5
2-2.麻雀で普通またはそれ以上の配牌の場合のテンパイ
良くも悪くもない普通の配牌の場合で解説します。下図です。メンツがひとつ完成していて、両面がひとつある程度です。ドラはとしておきます。ドラを大事にしながら、普通にテンパイを目指せばよいと思います。
3.麻雀のテンパイに向けて序盤での打ち方
ちなみに序盤とは、捨て牌は6枚切りで3段で置きますからその1段目をいいます。2段目が中盤、3段目が終盤とします。
序盤ではどんな打ち方をしたら良いのでしょうか?何を考えて打てば良いのでしょうか?
もし切り方の基礎がわかっていないのであれば、下記サイトも見て下さい。
3-1.まずはメンツ素材4つを集めること
例えば下図の配牌の場合です。この配牌を見た感じでは、ピンズで1ヶ所、マンズで2ヶ所、ソウズで1ヶ所という感じです。それは序盤に何の牌をツモってくるかによります。
その際にはやはり牌のランクの知識も必要になります。牌ランクAの牌を大事にしながら両面になるようにキープすることです。
もしかするとピンズやソウズで2ヶ所になるかもしれませんね。とにかく4ヶ所どこで作るのかをイメージすることが大事です。
イメージしても途中で変更してもかまいません。それは他の3人が捨てていく牌の状況(場の状況)によるところが大きいです。場を見ながら4ヶ所イメージしていくということになります。
両面のある場所がひとつの基準です。上図であればマンズのが両面です。少なくともマンズで1メンツは確定といったところです。他にも両面ができればそこで1メンツ作ることになるでしょう。
3-2.役をイメージして作る
麻雀にはサンショク、イッツウ、チャンタ、純チャンという役があります。いつもこの役を頭に置いて、自分の今の手牌でそれが出来ないかを考えます。
例えば先ほどの下図の配牌ですが、この手牌からソウズのかかのどれかを引いて来たとします。その時点で789のサンショクをイメージ出来ます。
それが例えのように端の牌であってもイメージします。が来たことでサンショクの可能性が出てきたのでこの牌を簡単に捨ててしまってはいけません。とりあえず他のやを捨てておくべきです。麻雀は次に何の牌を引いてくるかわかりません。もしかすると次に、そしてその後にとと連続で引いて来るかもしれません。
そんなに上手く行くケースはありませんが、可能性を潰すような打ち方だけはしてはいけません。役というのは、自然にサンショクができたとか、気が付いたら出来ていたでは困ります。
ある程度狙はなければできないものです。またそれが考えて作る麻雀の手作りのおもしろさになります。
3-3.役牌の重要性
役牌というのは他の牌とは違います。3枚組み合わせれば1役になる牌です。また大きく違うのはポンをして鳴いて上がることのできる牌になります。
また字牌を1種類の数牌と組み合わせていけば、ホンイツという役もできます。下図のような配牌では役牌は簡単に切らないで、取り合えずのようないらない牌を捨てましょう。ここでも「役牌を重ねて役にする」「ホンイツをねらう」といったイメージをすることが大事です。やはりその可能性のある牌は簡単に捨てないということです。
それは場を見ながら、1枚か2枚を捨てられてしまったら、それに合わせて捨てていく事にしましょう。
例えば他の方がを一枚捨てたとします。この時点ではまだあきらめてはいけません。2枚捨てられた時点であきらめましょう。
ただそれはその時の自分の手牌にもよります。役牌を大事にし過ぎて、牌ランクAやBの牌を簡単に捨ててしまってもいけません。
テンパイを目指した打ち方をすることも大前提になります。牌をツモってきて14枚になり、その中でがほんとうに必要かどうかです。
「他に何か捨てても問題のない牌はありませんか?」このような問いかけを自分にしてあればまず先にそれを捨てるようにしましょう。
自分の手牌の中での他の牌との兼ね合いになりますから難しいと思います。「役牌は簡単に捨ててしまってはいけません」と覚えて下さい。大事にし過ぎてもNGなので、手牌の状況に合わせてよく考えましょう。
3-4.安全牌等の守りに関する考え方
序盤では4メンツをどこで作るかをイメージするとしました。よく初心者の方が字牌の北とかを残して大事な牌ランクAの牌を捨てようとする場合があります。まだ4メンツがイメージ出来ていないのにです。
聞くと「これは安全牌です」と答える場合が多々あります。これから手を作っていく段階で安全牌をキープするのは早すぎです。
安全牌とはインシャンテンになった時に、他から※リーチがかかっても対応できるように残して置くものです。リャンシャンテン以下の段階で持つべきものではありません。
それよりも自分に少しでも必要な牌を多く持ち、テンパイできるようにしましょう。ですから守りに関してはあまり考える必要がありません。
もし序盤に突然相手からリーチがかかれば、とにかく手を崩してでも現物の牌を切りながら守りに徹することです。点数を減らさないようにです。
4.麻雀のテンパイに向けて中盤での打ち方
中盤に入れば全員の手が進み、リーチがかかったり、鳴いて仕掛けている方もすでにいる状況だと思います。どちらにしてもインシャンテン、テンパイの可能性が出て来ます。
4-1.自分の手牌が上がれそうな場合
自分の手が上がれそうな場合は、そのまま攻め7守り3ぐらいのイメージで手を進めても良いでしょう。しかし相手の仕掛けなどで明らかに高い手をやっているのがわかっている場合には注意が必要です。
自分のやっている手の高さとの兼ね合いになりますが、そこそこ高い手の場合は手を進め、安い手の場合は下りることも必要です。高い手に振り込んでしまうと挽回できないケースも多々あるからです。
麻雀は上がるための競争をしているようですが、本当は順位を競っているわけです。最終局に得点を一番多く持っていたい訳ですから、攻めと守りのバランスは重要になります。
自分が上がれそうでインシャンテンの場合でも常に守りの意識を持つことが必要です。それには合わせ打ちが重要です。
合わせ打ちとはなるべく直近で捨てられた牌を合わせて打つということです。そうすることで振り込みが少なくなるのです。
4-2.自分が上がれそうに無い場合
自分が上がれそうに無い場合も麻雀には多くあります。そんな時に無理に手を進めてしまうとロンされてしまう場合があります。
中盤には守りの意識が大切なことをお話ししましたが、上がれそうに無い場合は細心の注意が必要です。鳴き仕掛けが入っている場合は出ていない役牌にも注意しなければいけません。
役牌ホンイツの手を作っているケースがあるからです。自分が上がれないと察知した場合はそのような役牌も出してはいけません。「止める」ということが重要です。
高い手を簡単に上がらせてしまってはトップが簡単に決まってしまうからです。
5.麻雀のテンパイに関する終盤での打ち方
終盤になれば4人中2人ぐらいはテンパイしているものです。テンパイしていても相手の点数が高そうであれば下りることもあります。ここでは自分の手牌が高ければ押し進め、守りにも重点を置かなければいけません。
5-1.押し引きのポイント
点数で言えば3900点以上の手をテンパイしている場合には強気で押して良いと思います。強気で押すとはどういうことかというと、その状況に於いて危険な牌でも切って良いということです。
しかし、それは自分の順位(点数状況)にもよります。親か子にもよります。例えば自分が5万点以上持ち点があれば少しぐらい振り込んでも問題ないでしょう。南場で4位の負けている親番であれば、最後の親になりますからより強気で押さなければいけないのです。
“押し引きのポイント”
- 東場と南場では違います。東場では全員が押し気味で、南場では1位は守り、4位は攻めに重点を置く
- 親と子でも違う。親では攻めに重点を置く。
- 自分の持ち点、順位により押し引きする。
- 相手のしている手が明らかに高い場合は、自分の手の高さとの比較になります。同じぐらいであれば攻めの姿勢。これも自分の持ち点によります。
- 「最終的にトップでいるために」が判断の基準になる
5-2.誰がテンパイしているかを考える
4人の中で誰がテンパイしているか?を判断する必要があります。リーチ者を警戒するのは当然ですが、鳴き仕掛けをしている方、ダマテンをしている方に振り込むようなことは避けたいです。
誰がテンパイしているか?打ち手がどのくらい押しているか?は危険牌の切り方でわかります。通常下りている方はロンされないような牌を捨てます。
しかしテンパイしていて、上がる気満々の方はロンされてもおかしくない、危険牌を捨てます。そういうことがテンパイを見抜く基準になります。
もし終盤で3人が下りていて自分だけが押しているような状況があれば、テンパイを目指してそのまま推し進めて良いと思います。1人がテンパイしていると仮定すれば、その方だけを注意すればよいのです。
5-3.形式テンパイは重要
健康麻雀ルールは「ありあり」のルールです。ですから「形式テンパイ」というのがあります。流局時に役が無くても形だけテンパイであればテンパイ料がもらえます。
テンパイ料は、ひとりテンパイであれば3000点が入り、ふたりなら1500点、3人なら1000点が入ります。状況によって3000点も入るわけですからかなり重要になります。
3000点と言えば、子でタンヤオドラ1の2000点より高い点数です。上がるより大きな得点をゲットすることができますね!
この終盤になれば、この形式テンパイを目指しなるべくテンパイさせることを考えなければいけません。しかし、実際にテンパイしている方に振り込んではいけません。安全牌を捨てながらテンパイさせることが重要になります。
6.まとめ
今回は麻雀はテンパイ目標で手を進めることについて解説しました。それには攻めと守り意識が状況により複雑になります。
- 東場か南場か
- 序盤、中盤、終盤か
- 親か子か
- 自分の順位、持ち点
- テンパイしている自分と相手の手の高さ
初心者の方では何も関係なく、自分のテンパイだけを考えるしかありません。麻雀は上がる以上に順位を競うゲームですから、上記の基準で考えて判断していかなくてはいけません。
そこに麻雀の面白さがあります。逆転するためには?点数を減らさないためには?どうすれば良いかを状況に合わせて考える必要があります。
このことは麻雀の回数を重ねる内に徐々に理解出来てきますから大丈夫です。当ブログを読むことでより早くわかるようになって行くはずです。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
リタイア後の余暇を充実させたい方。
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