小四喜(ショウスーシー)とは?
風牌のうち3種類を刻子または槓子でそろえ、残りを雀頭にした役満。副露しても成立。
麻雀の役の中で最も上がるのが難しい役満。同じ役満の中でも、難易度が高い役から、比較的発生率の高い役まであります。
今回紹介をする小四喜は、役満の中でも難易度が高い役と言われています。それだけに、是非1度くらいは上がってみたいものです。
難易度とはどれくらいなのでしょうか?おそらく数千局の1回の割合でチャンスがくる程度だと思います。上がりではなく、チャンスのお話しです。それぐらい難しい役です。
小四喜の基本的な説明はもちろん、由来や役のねらい方を説明しています。この記事を読む事で、念願の小四喜が上がれるかもしれません。
その時のために準備をする必要があります。「2枚あればポン!」です。役作りとしては難しい役ではありません。初心者の方でもすぐに理解できるはずです。ぜひ最後まで読んで下さい。
1.小四喜(ショウスーシー)の基本
小四喜は、ショウスーシーやシャオスーシーと呼ばれる役満です。ここでは、小四喜の基本をはじめ聴牌の形を説明しています。
1-1.小四喜(ショウスーシー)とは?
小四喜は、※風牌で作る役で、3種類を刻子か槓子でつくります。残りのひとつは、雀頭になることで役が成立します。
完全ではないといっても、風牌を全種類集める必要があります。難易度が高いので役満ですが、副露をしても役は成立します。
※風牌(カゼハイ) 東・南・西・北のこと。「フォンパイ」とも言う。
■小四喜(ショウスーシー)
雀頭の部分も刻子であれば、大四喜となります。「大」になってはいますが、原則的に上位役という訳ではありません。
実際には、大四喜が更に難易度が高くなります。従って、ルールによっては、大四喜はダブル役満になることもあります。
1-2.小四喜の聴牌の形
小四喜の聴牌は、基本的に2通りの待ち方になります。役が確定している場合と待ち牌が出ることで、役が確定する場合があります。
■小四喜の両面待ち
待ち牌 の両面待ち
既に小四喜が確定している聴牌です。が出れば上がることができる良い待ちになっています。
■小四喜の辺張待ち
待ち牌 の辺張待ち
既に小四喜が確定している聴牌になります。が出れば上がることができますが、捨て牌にがあると出やすくなります。
■捨て牌から安全牌の読み方は重要です。下記サイトで確認して下さい。
麻雀の安全牌はこうして見つける!守りを固めればトップが取れる
■小四喜の嵌張待ち
待ち牌 の嵌張待ち
既に小四喜が確定している聴牌です。がでれば上がれますが、捨て牌にがあるとが、出やすくなります。
■小四喜の※単騎待ち
待ち牌 の単騎待ち
がでれば、小四喜確定で上がることができます。図ではの1種類しか副露していませんが、副露の回数によって、放銃してくれる可能性が大きく変わります。2.3種類を副露した状況では、警戒されてしまうでしょう。
■小四喜のシャボ待ち
待ち牌 のシャボ待ち
かが出れば、役の完成と同時に上がりになります。副露の回数によって、上がれる可能性が大きく変わります。この形は実践でも多いケースだと思います。
1-3.小四喜の注意点
小四喜で最も注意をしなくてはならない点は、副露のタイミングです。早く鳴きすぎると他家に警戒されますし、遅くてはチャンスを失います。
また、ある程度の経験者になると風牌の場に残る数も計算しています。中盤以降になっても、場に全く出ていなければ、なかなか打牌をしてくれません。
仮に副露をするのであれば、自風牌か場風牌がおすすめです。同じ風牌でも役牌になりますので、他家に対する不自然さは多少軽減できます。
2.小四喜(ショウスーシー)は配牌時5枚以上で狙おう!
小四喜をねらうには、まず配牌が全てと言っても過言ではありません。明らかに数牌が多いのであれば、おとなしく小四喜はあきらめましょう。
最低でも配牌時に5枚以上の風牌があることが、望ましいといえます。もちろん、ツモ次第というのが本音ですが、それでも配牌時にほぼ決まります。
■例えばこんな配牌です
最低でも5枚と書きました。こんな時のは簡単に捨ててはいけません。狙うということはそういうことです。
小四喜の注意点でも説明していますが、他家にバレないことが重要です。副露のタイミングや捨て牌から読み取られないように注意をしなくてはなりません。
例えば、同じ数牌を打牌するなら、※中張牌が基本です。字牌を捨てずに中張牌ばかり捨てていると※国士無双だと思ってくれます。
※中張牌(チュンチャンパイ) 萬子・筒子・索子の2から8のこと。
捨て牌の工夫になりますが、小四喜と同時に※ホンイツも視野にいれましょう。実際に小四喜で上がるのは至難の業ですが、ホンイツならば充分に可能になります。
3.小四喜(ショウスーシー)の予備知識
小四喜の基本やねらう時の注意点が理解できたと思います。ここでは、小四喜の由来や複合役などを紹介していきますので、是非覚えて下さい。
3-1.小四喜の由来や語源
麻雀の役や用語の多くは、中国の歴史や生活習慣などが由来となっています。また、役の中には、出来上がりの形や見た目を文字にしたタイプもあります。
小四喜は、大四喜と上下関係にあるように思われています。実は、この2つの役を総称した四喜和(スーシーホー)という言葉があります。
四喜和は、4種類ある風牌の全てを1雀頭と4面子のどこかで使う役です。従って、本来は小四喜も大四喜も差をつけずに役満となります。
四喜和の「四喜」は、4つの喜びを意味している言葉になっています。
・久旱逢甘霖 長い日照りの時期に恵みの雨がふる喜び。
・他郷遇故知 故郷を離れた所で昔の知り合い(友人)と再会できた喜び。
・洞房花燭夜 「ドウボウカショク」で、夫婦の寝室と婚礼なので、結婚初夜の喜び。
・金榜題名時 昔の中国の国家試験である「科挙」(カキョ)に合格した喜び。
中国では、「人生四大喜事」として、使われている言葉です。小四喜や大四喜もそれくらい喜ばしい役だということだと考えられます。
3-2.小四喜と同時に作りやすい役
小四喜は役満なので、作りやすい役というのもおかしなことです。ここでは、あえてダブル役満を考えた複合役を紹介してみます。
但し、ダブル役満というルールそのものを採用していない場合もあります。あくまでもローカルルールになるので、事前の確認が必要になります。
3-2-1.小四喜+字一色(ツーイーソー)
小四喜と字一色の複合役です。字一色は、名称の通り「字牌」のみで構成される役です。
■小四喜+字一色
小四喜(役満)+字一色(役満)のダブル役満になります。ルールによっては、採用していないこともあるので、対局前に確認が必要です。
3-2-2.小四喜+四暗刻(スーアンーコウ)
小四喜と四暗刻の複合役です。四暗刻は、暗刻を4つ作る必要がある役になりますが、単騎待ちだとダブル役満になります。
■小四喜+四暗刻
小四喜(役満)+四暗刻(役満)のダブル役満になります。ダブル役満が採用に関しては、事前の確認が必要です。
3-3.小四喜と大四喜(ダイスーシー)
大四喜は、小四喜の雀頭になっていた風牌が刻子になる必要があります。従って、4面子すべては風牌で構成される難易度の高い役です。
■大四喜(ダイスーシー)
副露をしても特に問題はありませんし、雀頭も指定はありません。頭が字牌になると、字一色も追加されます。
大四喜は、小四喜より難しいのでダブル役満になります。但し、ダブル役満はローカルルールなので、必ず採用されているとは限りません。
また、「小」と「大」の関係なので上位役と思われがちです。実際には、総称して四喜和となっているので、特に上下関係ではないと考えられます。
3-4.小四喜に関連する格言
直接小四喜に関連する格言ではありませんが、関連する格言を紹介します。ある意味で実戦でも利用できる格言になっています。
3-4-1.端寄り牌で雀頭作れ
自身の役がタンヤオ以外の手をねらう時限定の格言になります。雀頭は、できるだけ一九字牌のような端の牌を利用しなさいという意味です。
端の牌の中でも、※ピンフを考えた客風牌が良いといえます。これは、ピンフも視野にいれた戦術ですが、相手のリーチなどの時使えます。
他家が※リーチをかけた時に避けたいのは、放銃です。放銃を避けるには、安全牌が必要ですが、客風牌が2枚あれば、比較的捨てやすい牌になります。
3-4-2.単騎は西で待て
単騎待ちの中でも出やすい牌と出にくい牌があります。数牌よりも字牌が出やすい傾向があり、その中でも客風牌は最も期待できます。
日本で主流の半荘戦では、とは、場風牌になる事があります。かで待つのが理想的になります。
4.小四喜(ショウスーシー)の間違いとポイント
小四喜の間違いは、やはり副露のタイミングだと考えられます。できれば、役牌になる風牌の副露が望ましいといえます。
客風牌をいきなり、副露をすると他家が怪しいと思います。数牌もある程度ホンイツを思わせるような打牌が出来れば理想的です。
どちらにしても、配牌時に小四喜ねらいの可否が殆ど決まります。また、序盤の他家の捨て牌で、役が完全にねらえなくなることも考えられます。
役満は狙わなければ作ることはできません。下図のような配牌では、やをツモすることを期待して場を見ながら持ち続けることが重要です。
5.まとめ
小四喜の基本や役の特徴が理解できたと思います。また、勘違いしやすい大四喜との関連性も知っておくと良いですね。
小四喜を達成することは、殆ど不可能に近いと考えられます。やはり、配牌時に風牌が集まってきていないと厳しいのが本音です。
大三元は・・の三種類ですが、小四喜は四種類です。この差が実際の出現率の差にも繋がっていて、大三元はつくりやすい役満になっています。
毎回ねらってもおそらく小四喜を上がることはそう簡単ではありません。殆ど運の要素に頼る事になります。チャンスは突然やってきます、1度くらいは、上がってみたいものです。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
リタイア後の余暇を充実させたい方。
への相談アドバイザーでもあります。
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・千葉県柏市で16年間健康麻雀をしている。
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