責任払い(パオ)とは?
責任払いは、特定の役に対して確定させた人が責任を負うこと。大三元の責任払いが一番ポピュラーです。
麻雀をやっていてもなかなか見る事のできない「役満」には特別に責任払いというルールを適用している事があります。
もともとこのルールは、昔麻雀が高いレートでの賭け事とされていた時のルールになります。2人の仲間がコンビで組んで役満を上がらせてしまう事を防止するためのルールなのです。
現在ではそのようなことは少なくなったとは思います。自分が対象となってから、慌てても困りますので、知識として理解しておきましょう。
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1.麻雀の責任払い(パオ)とは何か?
麻雀の責任払いは、役満の中でもいくつかの決まった役に対して、課せられる罰則のようなルールで、「包」(パオ)ともいいます。
昔は、鳴いても問題のない役満とチンイツに対して使用していたルールでしたが、現在、対象になっている役は、「大三元」「※大四喜」「四槓子」の3種類です。
責任払いは、役が確定する牌を副露(フーロ)させてしまった人が対象となりますので、他家の捨て牌には注意が必要になります。
基本的に、役満を聴牌している人が「ツモ」をした時は、責任払いの対象者が全額支払う事になり、放銃をした時は、パオは関係ありません。
問題は、責任払いの対象者以外が「放銃」してしまった時で、放銃した人と責任払いの対象者が半分ずつ支払う事になります。
2.役満の責任払い(パオ)の具体例
責任払い(パオ)は、特定の役満にのみ使用しているルールなので、覚えておくことで自分が責任払いの対象者になることを防ぐことができます。
2-1.大三元(ダイサンゲン)の責任払い
大三元と言う役は、三元牌を刻子(コーツ)か槓子(カンツ)でそろえる事で完成する役で、副露をしても問題はありません。
図A)大三元の完成例
大三元は、の三元牌を刻子か槓子でそろえていれば、残りの牌の形は雀頭と1面子になっていれば問題はありません。
■大三元の責任払いが発生する例
A 東家 大三元をする人
B 南家 責任払いの対象になる人
C 西家
D 北家
Aが、既にとを副露していたとします。
Bが、を打牌すると、Aが「ポン」をしました。
ここで、Aの大三元が確定してしまいました。
■Aがツモで上がった場合
Aは親なので、48,000点となり、大三元を確定させたBが全額48,000点を支払います。
■Bが放銃してしまった場合
責任払いのルールとは関係なくBがAに48,000点支払います。
■CかDのどちらかがAに放銃した場合
Aは親ですから、48,000点になりますので、BとCで24,000点ずつ支払う事になります。
仮にAが子の場合も点数(32000点)は異なりますが、支払う流れは変わりません。
2-2.大四喜(ダイスーシー)の確定に対する責任払い
大四喜という役は、風牌を全て刻子(コーツ)で揃えた状態で確定する役で、副露をしても問題はありません。
図B)大四喜の完成例
大四喜は、の四風牌を刻子でそろえていれば、残りの牌の形は雀頭になっていれば問題はありません。
■大四喜の責任払いが発生する例
A 東家
B 南家 大四喜をする人
C 西家 責任払いの対象になる人
D 北家
Bが、既にととを副露していたとします。
Cが、を打牌すると、Bが「ポン」をしました。
ここで、Bの「大四喜」が確定しました。
■Bがツモで上がった場合
Bは子なので、32,000点となり、大四喜を確定させたCが32,000点支払います。
■Cが放銃してしまった場合
責任払いのルールとは関係なくCがBに32,000点支払います。
■AかDのどちらかがBに放銃した場合
Bは子ですから、32,000点になりますので、AとDで16,000点ずつ支払う事になります。
仮にBが親の場合も点数(48000点)は異なりますが、支払う流れは変わりません。
2-3.四槓子(スーカンツ)の確定に対する責任払い
四槓子という役は、槓子(カンツ)を4つ揃えた状態で確定する役で、副露をしても問題ありません。
図C)四槓子の完成例
四槓子は、槓子が4種類揃っていて、残りの牌の形は雀頭になっていれば問題はありません。
■四槓子の責任払いが発生する例
A 東家 責任払いの対象になる人
B 南家
C 西家 四槓子を上がる人
D 北家
Cが、既にととをカンしていたとします。
Aが、を打牌すると、Cが「カン」をしました。
ここで、Cの「四槓子」が確定しました。
■Cがツモで上がった場合
Cは子なので、32,000点となり、四槓子を確定させたAが32,000点支払います。
■Aが放銃してしまった場合
責任払いのルールとは関係なくAがCに32,000点支払います。
■BかDのどちらかがCに放銃した場合
Cは子ですから、32,000点になるので、AとBで16,000点ずつ支払う事になります。
仮にCが親の場合も点数(48000点)は異なりますが、支払う流れは変わりません。
3.責任払い(パオ)が適用されない役満
副露をしても役満と認められる役の中でも、「清老頭」「※字一色」「※緑一色」に関しては、責任払いの対象にはなりません。
責任払いは、役を確定させてしまった人に対する罰則的なルールなので、4回副露をしても確定させられない役は対象にはならない事になります。
■清老頭(チンロウトウ)の完成例
数牌(シューハイ)の1と9だけで完成させる役で、副露をしても問題ありません。
■字一色(ツーイーソー)の完成例
字牌だけで完成させる役で、副露をしても問題ありません。
■緑一色(リュウイーソー)の完成例
、、、、、のみで構成されていれば、形は特に問題ありませんし、副露しても成立します。緑色の牌だけで、役を完成させていることから、「緑一色」という役の名前になっています。は使用しなくてもかまいません。
従って、、、、には赤い部分があるので、使用できない牌になります。
■他の役をもっと詳しく知りたい時は
健康麻雀公式ブログの役一覧!初心者に優しい解説付vol.13
4.責任払い(パオ)の間違いとポイント
責任払いは、特殊なルールですが、いざという時の為に覚えておいて損はないルールだといえます。
特に初心者の場合は、知らないうちに他家に役を確定させる牌を打牌してしまう危険性もあるので注意が必要です。
責任払いの対象になる事を防ぐポイントは、簡単に言えば対象の役を確定させなければ良い訳ですから、他家の捨て牌の傾向や副露などを確認することが重要になります。
5.まとめ
責任払いというルールは、それなりに知られてはいるものの、大三元以外の役に関しては、あまり見る事がない役ばかりなので、あまり深く考える必要はありません。
役満の中でも大三元は比較的揃いやすい役ですし、副露も他の役よりも自然にできるので、なかなか判断は難しくなりますが、三元牌を副露した他家には注意をしましょう。
最も責任払いの危険性が高くなるのは、長時間の対局による集中力のとぎれや疲れが原因と考えられます。
経験者でも長時間の対局は疲れますから、初心者の人はあまり無理をしない程度に麻雀を楽しむ事をお奨めします。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
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への相談アドバイザーでもあります。
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