麻雀のテンパイにはいくつかの形があります。
それを「待ち」といい、上がる可能性が高いものから低いものまでさまざまです。単騎待ちは上がる可能性が確率的にもっとも低い待ちですが、使い方によっては有力な待ちになることもあります。
初心者の方は、テンパイ=リーチとすぐに考えてしまいます。しかしそれが間違っている場合も少なくありません。
リーチをかけてしまうと、もう手を変えることはできません。よく考えた判断が必要です。
単騎待ちでも良い場合と、それではダメな場合があります。上手く使えば強い武器になる待ちです。単騎待ちとその使い方について覚えましょう。
1.麻雀の単騎待ちとは
単騎待ちとはテンパイの形のひとつです。
上がりには2牌のペア(雀頭ジャントウ)が1つと3牌のセットが4つ必要です。単騎待ちは3牌セットが4つできている状態で、あとは2牌のペアが完成するのを待っているというものです。
例えば下図のようなテンパイを単騎待ちと言います
が捨てられるかツモることができれば上がりになります。
2.麻雀の単騎待ちは悪い待ち
単騎待ちは悪い待ちです。その理由は待つ牌の数の少なさにあります。他の待ちと比較してみてみましょう。
2-1.他の待ちに比べて数が少ない
牌は1種類につき4牌あります。
単騎待ちではすでに自分で1牌使っているので、上がるためには残り3牌を待つことになります。これは少ない数字です。
麻雀牌は全部で136牌ありますが、そのうちの3牌だけということは3/136です。これがくじなら136枚の中から3枚を引くには、およそ45分の1という確率です。
単騎待ちの次に数が多いのがカンチャン待ちやペンチャン待ちの4牌、そして一番よく使われる待ちが両面(リャンメン)待ちの8牌です。8/136は17分の1という確率です。
45分の1と17分の1のくじだったら当たりやすいのは断然後者です。もし麻雀の上がりがツモだけだったのなら、単騎待ちは最悪のテンパイと言えます。
3.麻雀の単騎待ちで上がるためには
単騎待ちで上がるためには、人の捨て牌でロンすることを狙います。なので※リーチをかける場合でも出やすい牌を選びます。待ちも状況を見て変えていくことが大切です。
単騎待ちで上がるための技があるので覚えておくのをおすすめします。
3-1.覚えておこう地獄単騎待ち
単騎待ちで上がるためには工夫が必要です。待ち牌の数で不利なので、誰かが捨てやすい牌で待ち構えておく必要があります。
捨てやすい牌というのはどのようなものでしょうか?
捨てやすい牌とは「振り込む心配の少ない牌」です。リーチをかけられたり、終盤になったりすると誰かに振り込む可能性が高まります。なので捨て牌は振り込む心配の少ない安全な牌を選択するようになります。
例えばが2牌捨てられている状況だとします。のような字牌で、すでに2牌捨てられているとするならば、それは安全な牌と判断できます。なぜなら残り2牌ので上がるためには西の単騎待ちしかないからです。普通そのような待ちを選択することはありません。残り2牌ののうち1牌を自分で使っているから、上がるためには最後の1牌を狙わなくてはいけません。
それもドラを表示する山である下図の王牌(ワンパイ)にある可能性があります。そうならば絶対に出てくることはありません。
ここで3牌目のをツモでもってきた人の気持ちを考えましょう
が2牌捨てられていて、3牌目のをツモで持ってきた
↓
「この西は安全だろうか?」と考える
↓
もしこの3牌目ので上がるには、の単騎待ちしかない
↓
の単騎待ちなら、このツモでもってきたが最後の1牌
↓
そんな確率の低い待ちで待つだろうか?
↓
きっとしない。だからこのは安全!
という結論になるはずです。
でも、だからこそは出ます。「で待つなんてありえない」と思えるから、あえてそこで待つのです。このような待ちを「地獄単騎、地獄待ち」といいます。
地獄単騎で注意したいのは、それが字牌か価値の低い数牌でなければいけません。
■地獄単騎、地獄待ちに関して以下のサイトで詳しく解説しました。
これだけ読めば大丈夫!麻雀の地獄待ちの意味・効果・注意点について
3-2.「ひっかけ」とは
スジや壁という安全牌を読む考えを利用して単騎待ちにすることができます。
スジや壁は両面待ちを基準にした考えですので、単騎待ちには関係ありません。例えばが4牌、が2牌捨てられているとしましょう。そこであえて単騎で待ちます。
これを壁ひっかけといいます。
あえてリーチをかけるのもいいでしょう。なぜなら「は安全な牌」と思われるからです。が4牌すべて捨てられているということはのような両面待ちはできません。さらにが2牌捨てられているということは「単騎で待つなどありえない」と思わせることができます。
単騎待ちはこのようなひっかけをすることができやすい待ちです。
また自分の捨てにがあったとします。こんな時に下図のような手牌でテンパイしました。
※チートイツの聴牌で待ちはです。こういった場合に他家はのスジであるを「比較的安全な牌と考えます」なので少しだけ上がりやすい待ちだといえます。
これを「スジひっかけ」といいます。
■スジや壁の考え方はとても重要です。下記のサイトでもう少し詳しく解説しました。
中級者にオススメ!麻雀スジ関連用語10選が「完璧」にわかる資料
麻雀の壁を知らなきゃ勝ち目はゼロ!読むだけでスグに使える手法が凄い
3-3.生牌(ションパイ)や残り枚数に気を付ける
まだ1牌も出ていない牌を生牌(ションパイ)といいます。単騎待ちは枚数が少ない待ちですので、常に待ち牌の残り枚数に気を配りましょう。
生牌の字牌単騎で待つとするならば、こだわりすぎてはいけません。序盤なら問題ありませんが、終盤にかけてずっと出てこないとなると良くない状況に追い込まれます。
終盤までずっと生牌である字牌というのは、おそらく誰かが3牌の暗刻を作っている可能性があります。なので1牌だけ単騎待ちで待っていても、最後まで出ることはありません。
その時の状況に合わせて出やすそうな牌で待つことが、単騎待ちで上がるコツです。
■生牌(ションパイ)を確認することも麻雀は大切です。以下のサイトで詳しく解説しました。
麻雀の基礎からわかる!生牌(ションパイ)が危険牌になる訳とは
勝率UPした時に徹底した麻雀ションパイの攻守に関する6つのテクニック
3-4.待ちを変えていく
単騎待ちは待ちを変えやすいのが特徴です。テンパイになったからと言ってすぐにリーチをするのではなく、両面待ちに変わるまでじっと待つことを覚えましょう。
例えば下図のような単騎待ちのとき
の単騎待ちですが、ここでリーチをしてはいけません。じっとこらえて広い待ちになるのを期待しましょう。
どんな風に手変わりして待ちが広くなるかを確認してください。
■もしをツモることができれば
待ちは
■もしをツモることができれば
待ちは
■もしをツモることができれば
待ちは
■もしをツモることができれば
待ちは
■もしをツモることができれば
待ちは
単騎以上の待ちになるケースは他にもあります。すでに完成しているメンツに牌が繋がれば複数待ちになるのです。単騎待ちはテンパイになっても落ち着いてリーチをかけないことが大切です。
4.よくある間違い
単騎待ちは上手く使えば悪い待ちではありません。ですが過信は禁物です。
「単騎待ちでいいや」と鳴きを何回も行うと、最終的に1牌だけ残る状態になることがあります。
それを「裸単騎」といい、上がる可能性がとても低く、それでいて振り込む可能性が高い状態です。
また地獄待ちなどは勝負を仕掛けてくる相手には通用しません。どちらかというとその局の勝負を降りて、安全に流したい人をひっかける技です。
上がる可能性では両面待ちなどにはかなわないことを忘れないようにしましょう。
5.まとめ
単騎待ちについて解説しました。上がる可能性は低いですが、ツモの状況によっては避けられない待ちです。
手変わりの可能性が大いにある場合は、単騎待ちでのリーチはおすすめできません。文中にも解説しましたが、それ以上の複数待ちになる可能性は十分にあります。
一旦リーチをかけてしまうと、もう手を変えることはできません。
どんな時も、落ち着いて判断する必要があります。
七対子など役によっては必ず単騎待ちになるものもあるので、単騎待ちを上手に使いこなせるようになりましょう。
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