小手返しとは?
ツモをした牌と手牌の右はじ牌の場所をすばやく入れ替える技術
ベテラン雀士の対局をみていると、ツモをした時に手牌の右はじの牌とツモ牌を指先で「くるり」と場所移動をさせているシーンを見たことがありませんか?
このテクニックは、「小手返し」といって、牌さばきのテクニックとしてポピュラーなものです。
しかしこれはプロ同士の対局など、ルールの少し厳しい所では禁止されています。お仲間同士の麻雀で行う程度に考えておいて下さい。
初心者の方でも、簡単にできる小手返しのやり方を説明していますので、ベテラン雀士のような「華麗な牌さばき」を行う事が可能になります。
1.小手返しの目的とやり方ー動画①②
小手返しは、牌さばきやテクニックとして、ベテラン雀士の対局中などに見られる行為ですが、かっこ良いというだけでなく、本来の目的も把握しておきましょう。
その前に、実際の小手返しを動画で見てみましょう。
1-1.小手返しの目的
小手返しは、頻繁に行っていると単なる「暇つぶし」や「手癖」のように思われる方もいるかもしれません。
本来の小手返しの目的は、自分のツモ牌と手牌の牌を入れ替えることで、※ツモ切りなのか手牌からの打牌なのかをわからなくする目的が基本とされています。
特に対局の中盤から後半にかけては、明らかなツモ切りが続くと「聴牌」をしていると他家に読まれてしまうので、小手返しを使ってバレないようにします。
図)
小手返しを行う牌 ツモ牌
小手返しの対象となる牌
をツモしたときに相手に他家にとのどちらを切るかわからないように右手の指先で小手返しを行う。
1-2.小手返しのやり方
小手返しのやり方には、いくつかの方法があるのですが、初心者向けの比較的わかりやすい方法を説明したいと思います。
ここでは、わかりやすく説明をする事を目的にしていますので、ツモ牌のと右はじの牌であるだけを使って説明していきます。
図)小手返しのやり方
★
自分側からみた時に、となっている牌の南の右側にある「★」の部分に薬指の指先を下にした状態で牌に沿った形でを固定させます。
この時に親指はの表側を抑えて、人差し指は裏側を抑える事での牌をしっかりと固定させています。
中指は、の裏側の部分を抑えて、その後に、親指での左側を抑える事で、と、親指と薬指で挟むような状態になっているはずです。
この方法で行う小手返しは、慣れてくれば一回転で止まることなく何度でも行う事が可能な方法なので、練習次第では早く回せるようになります。
続いての動画です。
2.小手返しの効果と麻雀のマナー
小手返しは、上手く行うと恰好が良いだけでなく、ツモ切りと※手出しの区別がわかりにくくする効果があります。
※手出し 手牌にある牌の中から打牌すること
ここでは、小手返しの実際の対局上での効果と麻雀におけるマナーについて、簡単に触れてみたいと考えています。
2-1.小手返しの効果の期待度
小手返しの効果に関しては、初心者が使用をして効果が期待できるかと言われると、難しいというのが本音だと考えられます。
確かにベテラン雀士の対局ともなれば、小手返しを効果的に使う事も可能ですし、技術的にも素早いので、「ツモ切り」と「手出し」の区別がつかないかもしれません。
一方で、初心者が小手返しをしても、動きが遅いですし、「カチャカチャ」と音もしてしまうので、あまり小手返しそのものの効果が望めないといえます。
2-2.小手返しと麻雀のマナー
小手返しは、麻雀のルール的には、牌山の牌などと交換をしている訳ではありませんので、全く問題はありません。
本来であれば、むしろ自分の打牌をわかりにくくするという、技術的な意味でも使い勝手の良いテクニックのひとつだと評価しても良いと考えられます。
一方で、初心者やあまり慣れていない人が、小手返しをやると音がうるさくなるので、マナー的に良くないという意見もあります。
確かにプロ雀士のように華麗に小手返しをしていれば、音も少量になるので、テクニックという言葉になります。
しかしながら、動きがおそくて音がうるさいだけの小手返しや、癖のように何度も行う小手返しはマナー的に良いとは言えないのかもしれません。
どちらにしても、雀荘によっては「小手返し」そのものを禁止している所もあるので、事前に確認をしておく必要があります。
3.よく利用される小手返しとカラ切りの必要性
小手返しと同様に、他家に聴牌の事を悟られないようにするテクニックに、「カラ切り」という手法があります。
カラ切りの簡単な説明と、小手返しやカラ切りが初心者にとって必要なものかを考えてみましょう。
3-1.カラ切りとは何か?
カラ切りというのは、ダマで聴牌をしている時などに、「ツモ切り」と「手出し」の区別を混同させる技術のひとつです。
小手返しは、手牌の右はじにある牌との入れ替えでしたが、カラ切りは、既に手牌にある牌と同じ牌を入れ替えて打牌するテクニックです。
例)
ツモ牌
既に三色が確定している状態で、待ちはの両面待ちになっています。
ツモをしたは不要牌なので、そのまま打牌すると、「ツモ切り」となりますので、他家から見ると、「聴牌」か「手が変わっていない」と考えます。
「から切り」の場合は、ツモ牌のを手牌に入れて、手牌にあるを打牌する事で、他家に牌を入れ替えたと思わせるテクニックになります。
3-2.小手返しやカラ切りは初心者に必要か?
小手返しやカラ切りは、牌さばきやテクニックとして有名ではありますが、中にはマナー的にも戦術的にも評価をしていない人も多くいます。
確かにプロ雀士のようにすばやい小手返しや理牌をあまりしていない状態で対局をすすめる事ができるのであれば、効果的なテクニックになります。
しかしながら、小手返しが音ばかりで遅い場合や、カラ切りをしたことによって、他家に牌の並びや手牌を予想されてしまうのでは、本末転倒です。
小手返しは、恰好も良いので、あこがれる気持ちはわかりますが、初心者の方にはあまり必要がないテクニックなのかもしれません。
ただ、慣れてくれば充分に利用できる技術には違いありませんので、日頃から個人的に練習をすることが上達のポイントだといえます。
4.小手返しの間違いとポイントー動画③
小手返しは、他家にツモ切りと手出しの区別を迷わせる行為ですから、ツモ時以外の時に手牌の中だけで行うのはマナー的に問題があるといえます。
小手返しそのものもが悪いというよりも、音が出るようなレベルだと、単純にうるさいというのが本音ですし、他家に対して不快な印象を与える危険性もあります。
■プロの見事な小手返し動画
5.まとめ
実際の対局中に小手返しを行っても、相手が上級者であればあるほど無意味な戦術になってしまうかもしれません。
また、雀荘によっては、マナー的な意味合いで小手返しを禁止にしている場所もあるので、初めて行く雀荘の場合は、事前確認が必要になります。
一方で、仲間同士の気楽な麻雀の時などには、「小手返し」を披露すると初心者には見えない牌さばきに周りも驚くかもしれませんね。
どちらにしても、充分に練習をしてから、マナー的に迷惑にならないレベルで、できるようになってから実際の対局で使用すると良いといえます。
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