「これはノーチャンスだな!」
「ワンチャンス、ツーチャンス」
などなど
麻雀には意味不明な言葉が多く出てきますね!
上級者の言っている意味が理解できるようになれば、ますます麻雀が楽しくなるに違いありませんね。
今回はノーチャンスに関するお話をしましょう!
これは同じ数牌が4枚見えている時に安全牌の予測に使用する戦術です。
「そんな時あるんですか?」
と思うかもしれませんが、そこそこあるという感じ!
ワンチャンスになれば頻繁に見られる状況です。
こんにちは健康麻雀公式ブログ 編集長の河原 健治です。
普段は千葉県柏市 NPO法人 健康麻雀グループで毎日健康麻雀を開催していまーす。
麻雀の醍醐味はツモやロンで上がることです。
但し、麻雀で強くなるには、上がることよりも放銃を避けることが重要になります。
他家のツモは防ぐことが難しくても、放銃はさけることができます。
その中でもワンチャンスやノーチャンスの考え方は必ず覚えておきたい守備的な戦術。
まだ意味がよくわからない方は、絶対に必要な知識ですから今回の記事で必ず習得して下さい。
それでは参りましょう!
↓当店の公式サイトもご覧ください↓
はじめてのご参加の方全員に¥3000分の割引券をプレゼント!
1.ノーチャンスの基本知識
麻雀の守備的な戦術のひとつにスジ読みというものがあります。
スジ読みとは、
「相手の待ちを待ちかな?」とか
「の待ちがロンされそうだ!」
というようにスジで考えることを言います。
スジ読みはノーチャンスを利用することで更に信頼性が増します。
ここでは、ノーチャンスの基本を説明しています。まずは、ノーチャンスの仕組みや考え方をマスターしましょう。
1-1.ノーチャンスとは?
ノーチャンスは、別名「壁」と呼ばれる麻雀用語です。同じ数牌が4枚見えている状態で使用する守備的な戦術になります。
アシスタントのYumiです。先生!ノーチャンスより「壁」の方が頻繁に聞きますよ!
これはぜひ一緒に覚える必要があります!
壁やノーチャンスを知らなければ麻雀にならないと言ってもいいぐらい大事なことだよ!
4枚見えているということは、捨て牌だけとは限りません。
誰かが副露をしている場合やドラ表示牌のことも考えられます。
また、自分の手牌にある場合も当然該当します。
このような状態の牌を利用してスジ読みをすると安全牌が浮かび上がってきます。
例えば、が4枚見えている状態だとします。
絶対にありえない塔子(ターツ)がありますよね?
が4枚見えているのですから、やの塔子(ターツ)を持っている可能性は無いと考えられる。
但しスジ読みでは、両面待ちに対する考え方なので、だけになります。
の形を両面塔子(リャンメンターツ)と言います。
この状態はありませんから、で待っている可能性は低いと考えられます。
両面待ちだからもと考える人もいると思います。
は、相手がの形での両面待ちになっている場合があるので、安全牌とは予想できません。
が自分の目から見て4枚見えているということは、相手はの形で待っている可能性はゼロです。
なので相手の待ちが両面待ちだと仮定した場合にで待つことはできないということです。
この解説の意味がわかりますか?
もちろんも完全な安全牌とは言えませんが、可能性は高いという牌です。
スジ読みは万全ではありませんが、より信頼性が増すと考えられます。
表)ノーチャンス(壁)を利用した安全牌の考え方
4枚見えている牌 | |
事実上ありえない両面塔子 | |
安全だと予測できる牌 |
4枚見えている牌の外側の牌(1や9に近い端の牌のこと)は比較的安全だ!
1-2.ノーチャンスの仕組みとスジを理解しよう
ノーチャンスや壁を理解するには、仕組みやスジを知る必要があります。スジの基本から必要性などを説明しています。
1-2-1.「3つスジ」を思い出そう
ノーチャンスを語るには、どうしてもスジを理解しなければなりません。特に3つの基本的なスジを覚えることは基本的なことになります。
3つのスジは、147・258・369があります。
語呂で覚えるのが一般的ですが、他にも方法はあります。
通常は、
「147イースーチー」・「258リャンウーパー」・「369サブローキュー」と覚えます。
語呂で覚えるのが苦手な人は以下の方法を試して下さい。
電卓や電話のキーをみると、タテに「3スジ」があると思います。
どちらにしても、必ず覚える必要がある知識なので、確実に覚えておきましょう。
1-2-2.ノーチャンスの2つの使用条件
ノーチャンス(壁)を使用した守備の使用には必須の条件があります。
2つの条件がある時にのみ使用が可能になるので、覚えておきましょう。
ひとつは、4枚の同じ数牌が見えている必要があります。
捨て牌や副露された牌をはじめ、ドラ表示牌や自分の手牌が含まれます。
もうひとつは、原則として両面待ちへの読みになります。
従って他の待ち方の場合には当てはまりません。
原則的にスジ読みは両面待ち用と覚えておくのが基本です。
1-2-3.何故両面待ちが重要なのか?
スジ読み全体に言えることですが、何故両面待ち対策が重要なのでしょうか?
麻雀のテンパイ時の待ち方には様々な待ち方がある。
他の待ち方と比べると理論上の確率では両面待ちが圧倒的に多い枚数になります。
よく比較されるシャボ待ちは、最大で4枚の可能性。
カンチャン待ちやペンチャン待ちも最大は4枚。
一方、両面待ちは最大で8枚のチャンスです。
あくまでも確率論の問題ですが、可能性としては高いといえます。
従って、両面待ちに対する対策を考えるのは守備的な戦術の基本です。
1-2-4.ノーチャンスのメリット
ノーチャンスの最大のメリットは、他家全員に有効な戦術ということです。
一般的なスジ読みは、対象者のみに対する戦術になります。
従って、一般的なスジ読みだと他家に対してはカバーできません。
ノーチャンスを利用することで、より安全な牌を予想することができます。
1-3.ノーチャンスで考える7種類の安全牌
ノーチャンスは壁スジとも言われますが、全部で7種類です。
4枚見えている牌があると同時にありえない塔子(ターツ)もわかります。
考えられない塔子(ターツ)から安全牌だと考えられる牌を予想します。
この7種類は重要ですので、感覚的に覚えておくと便利です。
表)7種類のノーチャンス
4枚見えている牌 | 現実的に不可能な両面塔子 | 安全だと思われる牌 |
・ | ・ | |
・ | ・ | |
・ | ・ | |
・ | ・ | |
・ | ・ | |
ノーチャンスと言っても、両面待ち以外の場合は通用しません。
安全牌ではなく、あくまでも安全だと思われる牌になります。
1-4.ワンチャンスとツーチャンスって何ですか?
1-4-1.ワンチャンスとは
実際の麻雀ではノーチャンスよりもワンチャンスという言葉を耳にすると思います。
文字通りに1枚のチャンスだということです。
ノーチャンスは4枚見えている状態だと説明しました。
しかし実際によくあるのは3枚見えている状況です。
今Aさんがリーチしていると仮定します。
現物以外の比較的安全な牌を探しています。
そんな時にあなたの目から見てが3枚見えているとします。
残りの1枚のをAさんが持っている確率は少ないはずです。
ですからの両面待ちの可能性は低いと仮定します。
よってが比較的安全な牌と考えることができます。
この考え方がワンチャンスです。
こんな時にもあなたの目からみて3枚見えている場合が多くあります。
これをダブルワンチャンスと言って、Aさんがの両面待ちをしている確率はさらに低くなります。
なのでよりが安全な牌になるのです。
1-4-2.ツーチャンスとは
これも考え方は同じで、似た説明になります。
場にが2枚見えている状態です。
残りの2枚のうちAさんがを1枚持っているかどうかです。
持っていないとすればの両面待ちはないといえます。
なのでが安全な牌になります。
ロンされてしまう確率はワンチャンスより上がりますが、リーチ者Aさんに対して安全な牌が本当にないときに使う苦肉の策と言えるでしょう!
先生!私としてはそんなことまで考えている余裕はなんですが・・・
どうすれば良いのでしょうか?
それは慣れーです!
麻雀の知識は上級者になればなるほど多いもの。
そして短時間で多くの知識で考え、場の情報を読み取ることができるようになります。
これは場数からくる慣れしかありません。
やっていれば自然と少しずつ身についていきますよ!
2.ノーチャンス講座!危険牌の読み方が知りたい方へ
初心者の方のよくある疑問に危険牌の読み方を教えて下さい!というのがあります。
しかし見えない手牌での危険牌の予測は相当な技量が必要。
しかも実際に的中する確率は低いのが現実。
危険牌の予測よりはまず、安全牌の見つけ方を覚えることが先決です。
私的に解説したいと思います。
①から⑥までありますが、下に行くほど安全度は下がります!
2-1.危険牌の読み方→比較的な安全牌を探す
例えばまずAさんがリーチをかけているとします。
あなたの手牌には1メンツしかできていません。
このような状況ではまず振り込まないようにオリることになります。
そこであなたがまずすることは危険牌を読むことではなく、完全な安全牌を探すことです。
①完全な安全牌=現物(リーチ者の捨て牌にある牌)
②リーチ後にロンされなかった牌
①以外の完全な安全牌は、リーチ後にAさんや他家が捨てた牌になります。
この牌に関しては注意が必要です。
あくまでもリーチしたAさんに対しては安全牌ですが、他家に関しては必ず安全とはいえません。
③ノーチャンス牌
①、②の牌を自分が持っていない場合があります。
そんな時に考えるのが、ノーチャンスの考え方からわかる牌です。
④1枚以上捨てられている字牌
なんだかんだ役牌は大事にする方も多いですが、通りやすい牌であることは事実。
これが※生牌(ションパイ)だと別の話になって少し危険な牌となります。
※生牌(ションパイ)
場に1枚も捨てられていない牌。
⑤早めに切っている牌の外側(1や9に近い牌)の牌
例えば上図のようなリーチの場合、2巡目に捨てられているに注目!
この場合には通りやすいということです。
序盤にいきなりからの切りはないという考え方です。
こういった場合の序盤の切りは、自分の手牌の中で孤立していた牌と考えられるからです。
⑥ロンされない牌のスジやワンチャンス牌
①~⑤の牌を持っていない場合もあります。
こんな時は①や②の牌のスジ牌を捨てたり、ワンチャンスの考え方からわかる牌を選びます。
ロンされない牌のスジとは、が現物であったり、リーチ後にロンされなかった場合にはやが比較的通りやすいということです。
これに関しては下記サイトでもっと詳しく解説しました。
①完全な安全牌=現物(リーチ者の捨て牌にある牌)
②リーチ後にロンされなかった牌
③ノーチャンス牌
④1枚以上捨てられている字牌
⑤早めに切っている牌の外側(1や9に近い牌)の牌
⑥ロンされなかった牌のスジやワンチャンス牌
安全牌の基準は上記のような順番で良いと思います。
参考までに第57回マルジャン放送局:多井隆晴プロ
の下の動画で23分45秒からの、東三局一本場、親番のオリ打ちを参考にして下さい。
3人リーチがかかりますが、なんとかオリ打ちしています。
3枚切れのワンチャンスを使った切りもしていますからご確認くださいませ!
2-2.巡目が進むとノーチャンス牌が登場する!
どういうことかといいますと!
麻雀の巡目はだいたい多くても18巡目ぐらいまであります。
捨て牌でいうと
序盤
中盤
終盤
こんな感じで4人の捨て牌が3列になっていますよね!
中盤から終盤へと巡目が進むにつれて、あなたが確認できる牌が増えていくわけです。
先生!どうしてもまだ私は他家に振り込んでしまうケースが多いんです!
まだキャリヤが浅いから仕方ないけど、勝負を焦ってはいけないということです。
今序盤にAさんからリーチがかかったとします。
まだ巡目が浅いために、多くの牌を確認することはできません。
ノーチャンスやワンチャンスもない状況。
ですからこれを使って安全牌を見つけることはできないわけです。
このような状況で、自分の手牌を進めるために理由のない危険牌を捨ててはいけないのです。
巡目が進むにつれて必然的にノーチャンスやワンチャンスという状況が見えるようになります。
またノーチャンスやワンチャンスだけでなく、2.1章で説明したようにリーチ後にロンされなかった牌や牌のスジを捨てることも可能になります。
序盤のリーチに対して、焦って勝負することはありません。
牌が多く確認できる終盤にも十分に勝機があるということを知りましょう!
2-3.壁(ノーチャンス)とスジ牌との安全度の比較
まずが捨て牌にある場合では、は通るかな?と考えますよね。
その場合にがロンされてしまうケースを上げてみます。
① の単騎待ち(チートイツなど)でロンされる
② と何か別の牌とのシャボ待ちでロンされる
③ と持っていてがロンされる
この3種類の可能性です。
が4枚あるノーチャンスの場合でがロンされるケースを考えます。
① の単騎待ち(チートイツなど)でロンされる
② と何か別の牌のシャボ待ちでロンされる
がノーチャンス!つまりはないわけだからと持っていることはありません。
ケースとしてノーチャンスの方がひとつ減るわけだからノーチャンスの方がより安全だと考えます。
ノーチャンスでなくワンチャンスになれば、わずかに③のと持っていてがロンされるケースが出てくるという訳です。
また、通常のスジ読みは、1人だけに対応した読み方です。
一方ノーチャンスは、他家全員に対して通用する戦術になります。
3.ノーチャンスの考え方はいつ使うのか?
3-1.他家からリーチがかかった時
麻雀では一般的に序盤は全員がテンパイに向けて手を進めています。
中盤に入ればリーチがかかります。
これは「私はテンパイしてますよ~」というテンパイ宣言です。
それまでは自由に自分の手牌を進めていましたが、ここからはそういうわけにはいきません。
振り込まないように手を進めるか、オリなければいけません。
こんな時にノーチャンスやワンチャンスになるような牌を見つけると、安全牌が探しやすくなりますね。
3-2.他家から鳴きの攻めが入った時
攻めというのはリーチだけではありません。
他家からポンやチーの鳴きがあったときは注意が必要です。
鳴きの場合はリーチと違い、「テンパイしているかわからない」のです。
これは鳴きのメリットでもあります。
鳴きの入った相手がテンパイしているかどうかの見極め方も少しお話しましょう。
テンパイしていないと通常どうなるか?
① ツモすると手牌の中から別の牌を捨てる
② ツモしたあと何を捨てるか手牌を見て考えている
③ ツモしたあと何を捨てるか場を見て考えている
④ 不必要なドラを引いた時は困り顔をしている
じゃあテンパイしているとどうなるか?
① ツモ切りが多くなるとテンパイ
② 鳴きが2つ3つになるとさすがにテンパイ
③ その局面での危険牌(ドラなど)を捨てるとテンパイ
④ なんとなく自信に満ちているとテンパイ
上記のように鳴きの入った相手がテンパイしていると感じた場合には、振り込まないように打つ必要があります。
こんな時にはノーチャンスやワンチャンスの考え方を利用して比較的安全な牌を選ぶのです。
3-3.終盤に自分が上がりやテンパイを目指す時
終盤には最低でも誰かひとりはテンパイしていると考えなければいけません。
リーチがかかっていたり、鳴きがはいっていたりですね!
しかし自分も上がりを目指すはず。
または形式テンパイというのもあります。
これは役がない状況で、形だけテンパイしている状態。
これを※形式テンパイと言います。
上図のように役はありませんから上がることはできませんが、テンパイしていることで流局時にテンパイ料がもらえます。
これは非常に重要で時には3000点入ることもあり、逆に3000点支払うこともあります。
終盤にはテンパイさせることが大事です。
但し振り込まないことが最優先!
役さえあれば上がることもできます。
終盤のこんな時にノーチャンスやワンチャンスの考え方が使えます。
前述したように終盤になれば多くの牌が見えている状態。
注意して場を見ることで比較的安全な牌を見つかるハズです。
ここでひとつ例を出します。
終盤での自分の手牌です。
場を見るとが3枚捨てられています。
上図ではテンパイしていますね。
こんな時にを引いてきました。
初心者の方はこれをそのまま捨ててしまう方がいますがダメです。
自分の目からみては4枚見えているはず。
ここはを残してを捨てるべきですね。
の手牌になります。
こんな時もノーチャンスの考え方を使って、振り込まないように注意して下さい。
4.まとめ
麻雀の実力上達のためには、とうしても放銃を減らす必要があります。
ノーチャンス、ワンチャンス、壁は確実に覚えておきたい用語です。
上がるための役をつくるポイントも大切です。
それ以上に大切なのが、守備的な戦術の理解。
但し、注意をしてほしいことがあります。
ノーチャンスを利用した牌読みは、完全な安全牌ではありませんので注意が必要です。
①完全な安全牌=現物(リーチ者の捨て牌にある牌)
②リーチ後にロンされなかった牌
③ノーチャンス牌
④1枚以上捨てられている字牌
⑤早めに切っている牌の外側(1や9に近い牌)の牌
⑥ロンされなかった牌のスジやワンチャンス牌
上で紹介した、安全牌を探す方法を短時間に見つけることは一度には無理かもしれません。
経験を積む中で徐々に身について行くはずです。
楽しみながら麻雀を打つことがまずは先決ですね!
以上お相手は、NPO法人 健康麻雀グループ
河原 健治でした。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
リタイア後の余暇を充実させたい方。
への相談アドバイザーでもあります。
「ほんとうに何にも知らない私でも覚えられるの?」や
「他の健康麻雀施設で苦い経験をしたんだけど、どこもそんな感じかな?」
のような本気の意見など、健康麻雀に関してなら何でも親身にお答えします!
健康麻雀を楽しみたいみなさんのためなら何でもおまかせ!
「おまかせと言ってもあんた誰?」と思っているかもしれませんね!
ちゃんと信頼できる人なんだということを猛アピールさせて下さい。
・千葉県柏市で16年間健康麻雀をしている。
・ゼロ卓から20卓へと人が集まる巨大健康麻雀スペースにした。
・1ヶ月間に11卓の健康麻雀大会を16回運営できるところは日本でココだけ。
・初心者から経験者まで毎日60名の参加者がいる!
こんな感じです!
あなたがもしリタイア後に健康麻雀を始めたいと思っているなら・・・
ぜひ相談窓口として安心してお問い合わせください!