競技麻雀とは?
ノーレートで行ない競技として対局を行う麻雀のこと
麻雀のイメージは、ギャンブルとして扱われることが多くあります。これは、雀荘でのフリー麻雀が主な理由だと考えられます。
一方で、競技麻雀というジャンルの麻雀を行なう団体もあります。競技麻雀では、ギャンブルではなく、競技として麻雀を世間に広めています。
競技麻雀の謎や、各種プロ団体、プロ雀士の事について説明しています。この記事を読めば、プロ雀士への道や競技麻雀の仕組みが理解できます。
1.競技麻雀の不思議
麻雀には、ギャンブルとして扱われるフリー麻雀が多く知られています。一方、競技として大会を行っている競技麻雀はまだまだ知名度が低いと言えます。
そもそも競技麻雀とは何か?フリー麻雀との違いや、競技麻雀に関わるプロ雀士について説明していきます。
1-1.競技麻雀とは?ルールは?
競技麻雀というのは、純粋に麻雀を競技として取り組んでいます。参加者は、麻雀の実力を競う事を主軸にしているので、ノーレートになります。
麻雀の特徴に「運」という要素もあります。競技麻雀は、「運」よりも「実力勝負」にこだわる傾向があります。
従って、競技麻雀のルールには、運要素の高い役のっ※一発、裏ドラ、槓裏ドラは採用しない事もあります。
できるだけ、麻雀の実力を競えるような環境での対局になっているのが最大の特徴です。
一発と裏ドラの廃止といった大きなルールは、各団体によって違います。
1-2.競技麻雀とフリー麻雀の大きな違い
競技麻雀とフリー麻雀の違いは何かと思われる方も多いと思います。双方とも言葉からだけでは、わかりにくい部分もあるので誤解も多いようです。
フリー麻雀の多くは、金銭のやり取りが発生するギャンブルになります。対して、競技麻雀は麻雀を純粋なゲームとして扱い、ノーレートでの対局です。
一言で言えばこのような感じになります。
フリー麻雀 ⇒ ギャンブル
競技麻雀 ⇒ 純粋な麻雀競技
似ている世界観だと競輪などが近い存在になります。競輪は公営ギャンブルでありながら、オリンピックにもあります。
他の競技でも、このような仕組みは存在します。ただ、麻雀はギャンブルのイメージが強すぎるのが特徴だといえます。
フリー麻雀と競技麻雀には、対局上でも大きな違いがいくつか存在します。様々な面で違いがあり、とてもすべてを紹介できません。
今回は、初心者の方にもよくわかる違いを説明します。フリー麻雀と競技麻雀では、副露の仕方に大きな違いがあります。
具体的には、以下に表します。
■フリー麻雀の副露の手順
1.「チー」「ポン」「カン」などの発声をする。
2.副露をする牌を開示する。(公開して場に見せる。)
3.打牌をする。
4.副露で加える牌を取牌する。
■競技麻雀の副露の手順
1.「ポン」「カン」の発声をする。「チー」に関しては、「ポン」「カン」がなければ発声。
2.副露する牌を開示する。
3.副露で加える牌を取牌する。
4.捨牌をする。
フリー麻雀は、ゲームの進行事態がスピードを主軸にしています。従って、先に塔子を晒してから打牌を先にする傾向があります。
もちろん、雀荘によってルールが異なるので、一概には言えません。このようなルールのフリー麻雀もあるという事です。
競技麻雀は、基本的な順番に従って副露を行います。従って、「チー」に関しては、「ポン」「カン」の有無を確認後に発声となります。
もちろん全ての雀荘に当てはまるとはいえません。単純に雀荘の利益を考慮しているルールもフリー麻雀には存在しているようです。
1-3.プロ雀士になるには?
プロ雀士というと麻雀で生計をたてている人を差します。実際にプロ雀士になるには、どうすればよいのでしょうか?
プロ雀士になるには、後ほど紹介をするプロ雀士団体の試験を受ける必要があります。主な受験資格は、各団体によって異なります。
年齢に関しては、18歳以上である事が基本です。
試験内容は、筆記、面接、実技による試験が多く詳細は団体により異なります。
プロ雀士になるには、団体の試験に合格する事が必須条件になります。従って、初心者の方は、技術と知識を学びましょう。
1-4.競技麻雀に参加するには!
競技麻雀の大会に参加をするには、プロ雀士にならなくても参加は可能です。もちろん、プロだけの大会には、参加はできません。
多くの団体は、アマチュア向けの大会を開催しています。参加資格や大会内容に関しては、各団体によって異なりますので、確認が必要です。
特に最近では、インターネット麻雀での予選大会をする団体もあります。他のスポーツや競技に比べると、敷居はさほど高くないといえます。
2.競技麻雀の中心的存在!プロ雀士の団体
競技麻雀の中枢とも言える、プロ雀士が所属する団体は、現在6団体あります。ちなみに、団体に所属をしているからと言って会社員のように給料制ではありません。
以下に、プロ雀士の団体の特徴などを紹介していきます。プロ雀士になりたい方や大会参加希望者は、読んで参考にして下さい。
2-1.日本プロ麻雀連盟(通称:連盟)
日本プロ麻雀連盟は、麻雀団体の中でも古くからある団体です。所属プロ雀士もいわいるスター雀士が多くいる大手の麻雀団体と言われています。麻雀オンラインゲームのロン2でも有名。
日本プロ麻雀連盟公式サイトはこちら
創設 1981年
創設者 小島武夫プロ(九段)
会長 森山茂和プロ(九段)
プロテスト 有
大会 有
ルール 喰いタン、後付けあり、一発、裏ドラなし
「ミスター麻雀」こと小島武夫プロは2018.5.28に心不全でお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。名誉会長職は、灘プロ。
最高顧問には、ムツゴロウこと畑正憲氏が所属しています。
他にも瀬戸熊直樹、滝沢和典、佐々木寿人といった有名プロも在籍
2-2.日本プロ麻雀協会(通称:協会)
新しい団体ではあるものの日本麻雀プロ連盟に次いで大きな団体です。2大団体でありながら、お互いに交流のある仲が良い団体としても有名です。
日本プロ麻雀協会公式サイトはこちら
代表 五十嵐毅プロ(九段)
プロテスト 有
大会 有
ルール 喰いタン、後付けあり、一発、裏ドラあり
通常の競技は大きな団体が2つあると争いやすい環境になります。この2団体は、珍しく相手の大会に自身の所属プロを積極的に参加させるほどの仲です。
2-3.最高位戦日本プロ麻雀協会(通称:最高位)
麻雀の団体としては、最も歴史のある団体です。
現在の規模は、連盟に劣りますが、メージャー団体のひとつです。在籍プロには村上淳、金子正輝、土田浩翔など。
最高位戦日本プロ麻雀協会公式サイトはこちら
代表 新津潔プロ
プロテスト 有
大会 有
ルール 喰いタン、後付けあり、一発、裏ドラあり
2-4.麻将連合μ(通称:μ(ミュー))
発起人は、麻雀のプロ雀士としても有名な井出洋介プロです。他の団体よりも新しい団体ですが、独自の路線を歩んでいる傾向があります。在籍プロには小林剛プロ。
麻将連合μ公式サイトはこちら
設立者 井出洋介プロ
ルール 喰いタン、後付けあり、一発、裏ドラ、槓ドラなし
麻将と書きますが、これもマージャンと読みます。麻将連合では、会員を募集していますが、入会時に特に大きな試験はありません。
2-5.101競技連合
101競技連合は、101を「イチマルイチ」と言います。元は、1982年に設立された、「順位戦101」が母体になっています。
101競技連盟 official WebSite公式ページはこちら
順位が、1位は1勝、最下位は1敗になり、中間は0勝になります。そこから「101競技」としているそうです。得点に関しても、最高点が倍満までのルールになっています。
2-6.RMU
RMUは、志を高く持ったプロ雀士の集団で開設された団体です。「リアル・マージャン・ユニット」の事で、本物のプロ雀士を育成するのが目的です。
RMU公式WEBサイトはこちら
設立:2007年
代表:多井隆晴プロ
他の団体とは異なり、所属すればプロという事ではありません。選手ポイントという独特の得点方法でプロ雀士としての育成を受ける事になります。そしてプロとしての資質が認められて、初めて認められるようです。
3.まだあるその他の麻雀団体
麻雀の団体は、基本的に頂点でまとめている団体がありません。従って、ある程度の人数が集まって団体を名乗れば一応は認められます。
3-1.雀鬼会(ツモ打牌が異常に早い動画付)
雀鬼会は、知名度の高い桜井章一氏が設立した団体です。プロ雀士の集まりではありませんが、著名人からも人気があります。
雀鬼会では、特殊な打ち筋を基本としています。最初の打牌で字牌を切らない。ドラを最後まで大切にするといった戦術面を基本にしています。
また、ツモと打牌の速度が通常よりも早いので有名です。下図の動画は決して早送りしているわけではありません。早すぎてちょっと怖さもあります。
3-2.純麻雀会
純麻雀会は、麻雀研究の一人者でもある故浅見了氏がつくった競技麻雀です。とにかくストイックなまでに、運の要素を取り除いている印象があります。
興味のある方は下記の浅見了氏のサイトより「純麻雀」に進んでご覧ください。
麻雀祭都
一般の麻雀とは異なり、ドラや一発などの運要素の高い役を徹底して排除しています。おそらく現在ある麻雀の中でも群を抜いた実力勝負になるルールだといえます。
3-3.日本麻雀連盟
日本麻雀連盟は、先ほど紹介をした日本プロ麻雀連盟と名前が似ています。実際には、全く関連性のない団体で、ルールも一般的なものとは異なっています。これはウィキペディアから引用しましたのでご参考にして下さい。
日本麻雀連盟(にほんまーじゃんれんめい)は、日本で最も長い歴史をもつアマチュアの競技麻雀団体である。1929年設立。初代総裁は作家の菊池寛[1]。
ドラ、立直、場ゾロ(デンデン)、一飜縛りなどのない昭和初期のルールのアルシーアル麻雀を現在も引き継いでいる(若干のルールの手直しは行なわれている)。また、その歴史と伝統から現在一般に行われている麻雀ルールのデファクトスタンダードを左右する団体である。
日本各地に支部があり、段位などの発行、競技会の開催などを行なっている。
現在の一般的な麻雀は、立直麻雀と呼ばれる分類のものです。日本麻雀連盟のルールには、立直が存在しませんので、方向的に真逆の存在と言えます。
3-4.日本麻将体育協会
日本麻将体育協会は、中国麻雀を基本にしている団体になります。日本では珍しい中国麻雀を広める事を目的にしているので、ルールも大きく異なります。
日本麻将体育協会(JMSA)公式サイトはこちら
3-5.日本健康麻雀協会
日本健康麻雀協会は、「賭けない」「飲まない「吸わない」を基本にした団体です。
健康的に麻雀を楽しむ事を前提としています。
日本健康麻将協会公式サイトはこちら
高齢者の方や麻雀初心者も安心をして、麻雀に取り組む事ができます。麻雀の良い部分を上手く利用している麻雀になります。
4.競技麻雀の間違いとポイント
初心者の中には、競技麻雀は全てプロ雀士の大会だと思っている人もいます。確かに運営をしているのは、多くはプロ雀士の集まる団体です。
基本的に競技麻雀は、プロかアマという分類ではありません。ギャンブルとしての麻雀と競技としての麻雀という分類になります。
麻雀はルールによってかなり打ち方が変わります。裏ドラがないということは※リーチをかけるメリットが少しなくなるからです。
ダマテンや手作りの部分が増えるということにもなります。
私の競技麻雀の個人的な感想になりますが、「一発や裏ドラ」は一般の麻雀愛好家にとって楽しみのひとつでもあります。そういった楽しみの部分が無い事に少し寂しさのあるルールではないかと思っています。
5.まとめ
麻雀のプロと言っても、同じプロでもプロ野球の世界とは異なります。麻雀のプロ団体は、どちらかと言うとプロレス団体に近いといえます。
麻雀の団体が多くて困る点は、ルールの統一だといえます。統一されたルールがない事が、より麻雀を複雑にしていると考えられます。
初心者の方にとっては、雀荘で楽しく打ちたいと思っている人もいると思います。しかしながら、独自のルールが原因で敷居を高くしている事もあります。
団体の数が多くなるのは、ある意味、仕方がないとは思います。
ただ、統一されたルールや正式ルールをひとつ作ることもこれからは必要だと感じています。
私は
麻雀をこれから覚えたい方。
リタイア後の余暇を充実させたい方。
への相談アドバイザーでもあります。
「ほんとうに何にも知らない私でも覚えられるの?」や
「他の健康麻雀施設で苦い経験をしたんだけど、どこもそんな感じかな?」
のような本気の意見など、健康麻雀に関してなら何でも親身にお答えします!
健康麻雀を楽しみたいみなさんのためなら何でもおまかせ!
「おまかせと言ってもあんた誰?」と思っているかもしれませんね!
ちゃんと信頼できる人なんだということを猛アピールさせて下さい。
・千葉県柏市で16年間健康麻雀をしている。
・ゼロ卓から20卓へと人が集まる巨大健康麻雀スペースにした。
・1ヶ月間に11卓の健康麻雀大会を16回運営できるところは日本でココだけ。
・初心者から経験者まで毎日60名の参加者がいる!
こんな感じです!
あなたがもしリタイア後に健康麻雀を始めたいと思っているなら・・・
ぜひ相談窓口として安心してお問い合わせください!