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これでわかる!「認知症かな?」と感じた時に知りたい種類別症状

認知症にはこんなに種類があり症状も様々なので個々のケースで対応することが大事です。

年齢を重ねて5、60代位になってくると、自分自身も勿論ですがパートナーや親など身近な人が認知症になってしまうケースがあります。

もちろん自分も含め、そんな不安に思われている方は、多いのではないでしょうか?

そんな方々に向けて今回は、認知症の種類とその特徴的な症状を進行の仕方なども含めお話ししたいと思います。中には認知症の症状を呈するものの手術で軽快が可能なものもあります

対応する上で気をつける必要がある事も合わせてお話しするので、認知症の症状を呈する大事な方に向き合われるヒントになれば幸いです。

1.アルツハイマー型認知症の中核症状と周辺症状の違い

アルツハイマー型認知症は、割合で言えば最も多い型の認知症で男性よりも女性が多い傾向があります。
アルツハイマー型認知症の進行の仕方は、緩やかではあるものの着実に進行していくイメージで脳全体が萎縮・変性します

では、アルツハイマー型認知症の症状ですが、短期記憶障害・見当識障害・実行機能障害・失認・失行・失語が中核症状として挙げられます。

これら以外は全て周辺症状又は、行動障害と呼ばれます。ちなみに一昔前までは周辺症状は問題行動と呼ばれていたものです。

さて、色々と分かりにくい単語が出てきましたね。症状名はこれからご説明しますのでご心配には及びません。
中核症状と周辺症状について少しご説明します。認知症の症状は、脳が萎縮・変性した事による直接的な症状と、それに周囲の環境やご本人の性格が合わさって出現する症状に分けられます。

1-1.認知症の記憶障害で障害される記憶と記憶の種類

認知症と聞いて、最もイメージされやすい中核症状が短期記憶障害ではないでしょうか。人や物の名前や起こった出来事などの記憶を脳の側頭葉という所にある海馬という所で保存しています。アルツハイマー型認知症はこの海馬が萎縮する事で、その働きである記銘・短期記憶の保持が困難になるのです。

ここでより分かりやすいように記憶についてもご説明しておきます。

一言で記憶と言っても、短期記憶・長期記憶・エピソード記憶・運動記憶など種類があります。

エピソード記憶とは、出来事に対する記憶で時間軸の一点においてあんな事があったという類の記憶です。大半の人が普段の生活で記憶と聞いてイメージするものですね。

対して、運動記憶ですがこれは体が覚えているとよく表現されるタイプの記憶です。例えば、包丁の使い方・自動車や自転車の運転の仕方といった類のものです。

これらは脳の後ろ側である後頭葉にあたる小脳で処理されている為、海馬に変性が起こり短期記憶とエピソード記憶に障害が起こっている状態であっても小脳に変性が及んでいないと障害されません。

昔取った杵柄とはよく言ったもので、たとえ認知症であってもこれらの能力は認知症が進行しても比較的保持される部分にあたります。認知症になっても何でも分からなくなるわけではありませんし、何もできなくなるのでもありません

1-2.見当識障害ってどんな障害?少しでも混乱を避けるために

聞き慣れているかどうかは別として見当識障害もアルツハイマー型認知症の患者によくみられる症状です。

これも症状名がそのままで時間・場所・人などの見当識に障害がある状態です。今何時、ここはどこ、あなた誰といったものですね。

ただこの状態にある認知症患者でもここはどこ、あなた誰等とは言いません。その状態に置かれている事に対する不安や拒否感などからなんとか取り繕おうとします。

分かりやすく時間の見当識が障害された状態がどのような状態か説明するのにわかりやすいのはこれです。

長時間寝過ぎて目を覚ました直後の今何時か分からない状態です。これが常に継続している状態を想像すると良いでしょう。

場所の見当識が障害された状態では、目的地まで50メートル程でも辿りつく事が難しい、又は不可能になります。

症状が進行し屋内でも分から無くなれば、認識しやすいように病院などでは目的地までの色別に分けたシールを張っています。目印になるものを付けるなどして不安感を解消させてあげることをしています。

1-3.失語症のくくりにはなっていても大きな違いがある

失語も分かりやすいかと思います。失語症は、ウェルニッケ失語とブローカ失語と2種類あり、其々感覚性失語と運動性失語とも呼ばれます。

この2つは失語症というくくりにはなっていますが、その症状は大きく異なります。

ウェルニッケ失語の場合は、言葉を理解する事が障害されています。この為何かを聞かれても言葉で答える事は出来ません。反応する事は出来ますが、スラスラと答える内容はただ音の羅列になっています。

対してブローカ失語は言葉の理解が障害されるわけではありません。つまり手話や筆談などで言語的なコミュニケーションを図ることが可能です。

1-4.例えばですが見えていないわけではない

失認・失行・実行機能障害は日常生活であまり聞いたことがないのではないでしょうか?

失認ですが、五感に障害が無いのに対象を認知しないことを言います。よくあるのは、左側にあるものを認知しない半側空間無視という状態です。

ただ上にも書いた通り、5感が障害されているわけでは無いので、視野狭窄などの視覚障害はありません。稀に聞くのは相貌失認(そうぼうしつにん)といい、顔だけを認知しない状態の失認もあります。

例えば左半側空間無視であれば対象物を認知してもらう為に右側に置く、相貌失認であれば、顔以外の部分で相手が誰なのか分かる様に配慮するなどで、対応することになります。

認識するということでいえば、空間の認識も障害されます。特に物を立体的に把握するのが困難になります。この状態に下肢筋力の低下なども相まって転倒しやすくなるので注意が必要です。

転倒による大腿骨頚部(足の付け根あたり)と橈骨・尺骨遠位端(手首の内・外側)の骨折から寝たきりになる、又は利き手が使えないなどの日常生活の不便さが増悪するケースは多いです。

1-5.障害はないのに何故そんな行動をとるの?

失行は、失認の行動バージョンと言えばイメージが掴めるかもしれません。これは、対象物が何で何をする為のものかは分かりますが、それを使って動作に移すことが出来ない状態です。

例えば、服を見せると着るためのものだということは分かりますが、服を渡し着るように促しても着ることは出来ません。これを着衣失行と言います。

着衣以外にもあらゆる動作に関連しますから、出来ない部分は支援することになります。

1-6.状況的に何をすれば良いか分かるよね?は禁物

最後に実行機能障害ですが、物事を計画立ててそれに沿って遂行する能力が障害された状態です。

例えば料理ですが、鍋や材料を全て渡して「これでカレーを作って下さい」と言っても出来ませんが、進捗に合った作業内容を都度伝えることで、カレーを作ることができるといったものです。

以上がアルツハイマー型認知症の中核症状です。

1-7.周辺症状からくる周囲の負担感の軽減を図るヒント

ただアルツハイマー型認知症の周囲の人が困ってこの文章を読んで下さっているのであれば、訴求しているのは周辺症状に対するものが多いのではないかと思います。

そこで、周辺症状に関しても対応法を書いておきます。

例として、ご家族の場合困っていて且つ関係性にも影響を及ぼしかねないのが物盗られや不倫などの被害妄想です。否定しても悪化する事が多いので、聞く事に徹しましょう。と言うことが多いです。

ただストレスが溜まるので、聞きながらも心の中では聞き流すという事も大事です。聞き流すなんて、、。と思われるかもしれませんが、認知症ケアは綺麗ごとだけでは決して済まないと思って下さい。

妄想を例にしましたが、ここからはそれ以外の周辺症状にも当てはまることです。別に対応できる人がいるのであれば、替わるというのも手立てです。

そして、ご家族の休息も兼ねて※通所介護や※訪問介護、※短期入所生活介護などのサービスを使う事も検討されるのも良いです。

通所介護
事業所の建物に行って、介護職から介護を受ける。入浴などのサービスもあるが入浴加算が算定される
訪問介護
家に介護職が来て介護を受ける。但し短時間になる
短期入所生活介護
これは字の通り、短期の間だけ施設に入所して介護を受けるサービス。但し、あくまでも短期なので認定の有効期限の概ね半分を限度として、連続した利用日数は30日まで。それを超えると間に全額自己負担の利用日が出ます

1人に負担が全ていかないようにし、他の家族がいるのであれば、協力・分担することが大事です。家族間の関係性にも影響を及ぼしかねないという事も申し添えておきます。

2.血管性認知症にならない為のリスクヘッジ

アルツハイマー型認知症に次いで多いのが血管性認知症です。

血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳内の血管が壊死するような大病の後に現れるのが特徴です。

女性よりも男性に多く進行の仕方は、一気に進んだ後暫く同じような状態が続き、また一気に進むというのが特徴です。この一気に進むタイミングでは大小は別として新たな梗塞などが起こっています。

そして症状は梗塞などが起こった部位によって異なるため一概には言えません。血管性認知症に関してはある程度、自分で脳梗塞などにならないような生活習慣に改めるなどでリスクヘッジが出来るので、禁煙や節酒、有酸素運動などに励んではいかがでしょうか。

3.幻視・幻聴は精神が病んでいるわけではない

レビー小体型認知症では、パーキンソン病の特徴である黒質という点が脳に広く見られます。ちなみにパーキンソン病の場合は脳幹のみに見られます。

レビー小体型認知症の特徴は生々しい幻視・幻聴、パーキンソン症状です。

 

3-1.幻視・幻聴にどう対応するか

レビー小体型認知症の幻視や幻聴は翌朝になっても覚えている事が多く、何となくでは無く何をどのように見たのか又は聞いたのか詳細に答えることができます。

認知症患者本人にしてみれば、急にびっくりする為不安感があるでしょう。例えば、私たちも急にリビングで蛇が見えたりしたら蛇好きでもない限り驚きますよね。それと同じ事です。

本人には明確な幻視・幻聴として見たり聞いたりしたと認識しているので、否定しても意味がありません。それよりも気分を変えるように場所を変える、不安を取り除くような声掛け等の方が建設的な対応です。

3-2.転倒リスクを把握して日内変動にも気をつける

パーキンソン症状は間欠性跛行と振戦、姿勢反射障害と筋固縮が特徴です。間欠性跛行とは引きずる様な歩き方で「びっこを引く」とよく表現されるものです。

振戦は安静にしている時に手足に細かな震えが出ます。姿勢反射障害とは、例えば歩いている時など比較的バランスが不安定な状態下で、バランスを崩した時に立て直そうと足を踏ん張るなどする反射的な行動が取れない状態です。

間欠性跛行と合わせて転倒のリスクが上がるので、初期であれば杖や歩行器などを使用する等してリスクヘッジは怠らない様にしたいですね。進行すると移動は車椅子になります。

最後に筋固縮ですが、手足を動かそうとした時に筋肉がこわばる様な感じで抵抗感がある状態です。

パーキンソン症状に関しては、※日内変動が著明です。これも症状の内ですので、今さっきパーキンソン症状が出ていなかったから付き添いは要らないとか甘えている等の判断を下すのは止めて下さい。

日内変動
同じ日の内でも症状が顕著に表れる時とほぼ表れていない時が混在している状態

4.人が変わったと表現されやすい前頭側頭型認知症

この型の認知症はその名前通り、脳の横側である側頭葉と前部分の前頭葉に萎縮・変性が見られるのが特徴です。この型の認知症で特徴的なのは常同行動と反社会性です。

4-1.初めはビックリするかもしれない常同行動

取り憑かれているわけではありません。

常同行動とは、同じ時間に同じ行動を毎日とる事をいいます。例えば15時に散歩する事を例に挙げれば、毎日何をしている最中であっても15時になれば行っている事を放り出してでも散歩に行きます。

それも気分によってコースを変えるなどというような事はせず、毎日同じ道を辿ります。常同行動が表れる人とそうでない人がいますが、表れる場合でも、その常同行動がどのような行動で表れるか分かりません。

中には軒先の花を抜くなど周辺住民に迷惑を掛ける事もあるので同居者の付き添いなど注意が必要です。

4-2.トラブルを未然に防げるかもしれない周囲の行動

反社会性ですが、ニュースなどでも認知症高齢者の万引きを取り上げているのを聞いたことがあるのではないでしょうか。前頭葉は規律・社会性を司っている部位であり、これはしていけない等の社会規範は前頭葉によって判断されているのです。

この部位が萎縮・変性することによって、脱抑制といって抑えが利かない状態になるのです。このためにスーパーなどで、目の前にあるものが欲しいと思った時に取ってしまい警察沙汰に発展してしまうのです。

ご家族にしてみれば、地域住民のバックアップや理解があるのとないのとでは、全く状況が異なるものになるので、せめて御近所さんには前頭側頭型認知症でどのような行動が予測され、それによってご迷惑を掛けるかもしれないという事を先に伝えてしまうのも1つの手ではないかと思います

それによって御近所さんの期待値が周辺住民から迷惑は掛けられないというものから、迷惑を掛けられる事もあるかもしれないというものに変わります。同じ事態に遭遇しても期待値から大きくかけ離れているのとそうでないのとでは、人の反応は大きく異なります。

期待値に近ければ近い程受け入れやすい為トラブルになりにくく、またトラブルになったとしても小さく収まりやすいです。

5.認知症の症状が手術で消える⁉︎

認知症の症状を呈するものの、手術で軽快が見込まれるタイプがあります。これは硬膜下血腫と水頭症という病気が当てはまります。

5-1.転倒した覚えはないですか?

まず硬膜下血腫ですが、人の頭は頭蓋骨の内側が直ぐ脳になっているのではありません。頭蓋骨・軟膜・硬膜・脳の順になっており、この硬膜と脳の間(硬膜下)に血腫(血の塊)がある状態をいいます。

この硬膜下血腫に慢性的になっていると、血腫がある分だけ脳が圧迫されて認知症の症状も呈しますが、血腫を外科的手術によって取り除くと脳の圧迫が無くなるので症状が軽快するのです。

硬膜下血腫になる原因は、転倒して頭を打ったなどの外側から受けた衝撃によるものが多いです。それにより、ごく少量ずつ出血したものが固まり硬膜下血腫の状態になります。

転倒してから1か月以上経ってから症状が出るという事も珍しくはありませんので、頭を打ったけど転倒しただけで、見たところ出血もしていないし大丈夫ではなく、念のために脳外科を受診する等する方が賢明かと思います。

5-2.歩き方はバロメーター。気をつけて一度見てください

続いて水頭症についてお話します。

みなさん!脳の中身は外側と同じようなものが詰まっていると思っていますか?いかがでしょうか。

脳には脳室という部位があり、左右対称になっている為2つあります。稀に生まれつき3つある人も居ます。私自身交通事故でMRIを撮った時に医者から「3つありますが、特に悪影響が出るわけでは無く、ただ少し珍しいというだけですので気にしないで下さい」と言われた経験があります。

少し逸れましたが、脳室は髄液で満たされており少しずつ骨髄へ流れ出しているのですが、何らかの原因でこの髄液が流れ出されにくくなった結果脳室が大きくなり、それによって脳が圧迫されるものです。

水頭症の治療は、骨髄に適量が流れる様にするシャントという手術が行われ、流量を調整することで施術します。
水頭症の人もある独特な特徴があります。

最近日付などが分からなくなった、歩けなくなって認知症かもしれない、と思ったご家族の方は、歩き方に注目して見て下さい。水頭症の人の歩行は独特で足がハの字になっていることが多いです。水頭症の専門医もいますから、受診をされることを強くお勧めします。

6.まとめ

アルツハイマー型認知症の場合は、割合が女性に多く緩やかに着実に進行します。また、日常生活に支障をきたす多くの中核症状と、周囲を困惑させる周辺症状が著名です。

血管性認知症では、脳出血などの大病の後に発現し、一気に進行して止まってというのを繰り返します。

レビー小体型認知症では、明確な幻視・幻聴・パーキンソン症状が著名で、転倒に対するリスクが高いです。

前頭側頭型認知症では、社会規範からの脱抑制が見られる為周囲とトラブルに発展しやすいのと、機械かのように同じ行動を毎日繰り返すのが2大特徴です。

慢性硬膜下血腫と水頭症は、いずれも脳が圧迫されることにより、認知症の症状が見られますが、手術で軽快します。

以上まとめました。「認知症かな?」と思った時の判断材料として読んで頂けれ良いです。




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