お店をやっていると集客の伸び悩みについて考えるのは永遠のテーマです。「胃が痛くなるような思い」はほんとうに苦痛です。そうなる前に、先に先に考えて行く必要があります。
もちろんその方法はひとつではありません。
- あなたのお店では何が出来るか?
- お客様はどんなことが喜ばれるのか?
- やってはいけないのはどんなことか?
こういったことは前提条件となります。私が紹介するポイントはすべて15年間上昇し続ける経験からのお話です。これを読んで「マネでもかまいませんし」「少し変えて自分のお店に合うようにアレンジ」することで必ず継続的な集客が可能になります。
私の言ったことを踏まえ考えつくすことです。実験的にでもかまいません、行動に移しましょう。あなたの行動は必ず評価され認めてもらえるはずです。
「1時間かけても行きたいお店」「他店に行く必要もないくらい工夫し考え付くされた内容」このようなお店を作ることができれば集客に困ることはないのです。
ひとつの例ですが、トップのうなぎの蒲焼の画像はどういうことかわかりますか?もし土用の丑の日に美味しいうなぎの蒲焼が当たったらご家族の方はたいへん喜びますよね!
お客様は決してお金を払いたくないわけではありません。金額に見合う内容か、それ以上の満足を得る事ができれば必ず来ていただけます。
それでは、前回に引き続き麻雀大会での集客を劇的に高める5大ポイントの後編として3つ解説します。
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1.大会は誰でもわかりやすい方法にする❸
大会の運営方法の仕方はたくさんあると思いますが、まず大事な事はわかりやすいかどうかです。健康麻雀では、80歳を超えた方にも説明し、理解してもらわなければいけないのです。
あなたではなく、参加する本人が聞いて理解できるものでなければ、楽しいはずがないのです。参加者が「何をやっているのか最後までわからない」なんてことにならないようにわかりやすい内容にしましょう。
1-1.ありがちな失敗例
下図では今単純に、4人で2回戦の大会を行い、1回戦目の結果を表示しました。よくある25000点持ちの30000点返しで、ポイント計算して表示されています。
局面は2回戦目のオーラスです。AさんとBさんはまたもや1,2位を僅差で争っています。AとBの差は29ポイントで、Bさんは何点とれば逆転優勝できるか考えています。
29ポイント差?ポイント計算表示されてしまうと、全くわからなくなりますね。Bさんはとにかく2回戦目にトップを取ることに必死になるでしょう。結果は出して計算しないと4人にはわからないと思います。
そのために1000点差で負けたりしたら、やっぱり不満が残りますよね。得点差がわかっていれば・・・になります。
これは大会だけではなく、すべての健康麻雀にあてはまることです。この30000点返しのポイント計算は誰かにやってもらわないとわからない方も多いです。だからこれだけは止めて下さい。
1-2.当店での得点計算方法
当店では下図のような得点の表示の仕方をしています。順位点をつけて、ひとつ上の順位を狙うことで得点をプラスαしています。2回戦目のオーラスでBさんは、1回戦目の結果と現在の得点と順位点を頭の中で計算することができます。
ポイント計算に比べればずっとわかりやすくなりますね。わかりやすいということは、お客様自身が楽しめるということになります。楽しめるということは「また来よう!」につながる可能性がありますよね。
1-3.わかりやすい大会を数種類行おう!
健康麻雀大会を始めてから12年程は、個人戦から始まり、グループ戦、紅白戦、ペア戦、トーナメント戦、トライアスロン戦など、いろんな企画をやりました。どれもキャンセル待ちの大盛況でした。
店舗を移転し卓数を増やしてからは、キャセル待ちの必要がなくなり、いつでも申し込むことができるようにしました。そうするとお客様の予約の仕方が激変しました。
お客様自身が好きな種類の大会にだけ参加するようになり、人気のあまりない大会の参加者は少なくなったのです。
人気のない大会とは、わかりづらい内容、他人に迷惑のかかる内容です。
現在では個人戦、個人戦赤あり、チップあり、ゾロ目でドラ、馬券ありと5種類の個人戦を行っています。個人戦とは、順位点もプラスし、5回戦で得点の多い順に順位を決めるというシンプルな大会です。
これはわかりやすく、他人にも迷惑がかからないので人気です。そして飽きの来ないように5種類の内容があります。
例えば赤ありとは、5マン、5ピン、5ソウを一枚ずつドラ扱いにした大会です。こういったルールを入れた大会をすることで麻雀の打ち方も少し変わりおもしろくなります。
これにペア戦をプラスしています。1ヶ月に16回の大会を行いますが、1回のみペア戦を残しました。もちろんペア戦は相手に迷惑がかかるので敬遠する方もいますが、1回のみなので参加者はある程度確保できている状態です。
冒頭で書いた個人戦以外の大会はしてはいけないということではありません。実際に10年間はそれをやって来たわけですから、十分集客は可能です。それぞれの細かい内容についてはここでは省略しますが、必ず後のブログで書いていきます。
ここで重要なのは、わかりやすい内容で飽きの来ない数種類の大会を行うことです。
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2.積極的な営業はしているか❹
セット麻雀、リーチ麻雀、健康麻雀といった麻雀店の形態の中で、お客様に対して直接営業の電話をすることが出来るのは、唯一健康麻雀店だと思います。
それならばそれを利用しない手はないと思っています。2005年頃だろうか、渋谷にある健康麻雀ガラパゴスの創業者田嶋智裕さんにお会いした時、この話になり、ガラパゴスではそういう電話はしていないとおっしゃっていました。
当時私は、積極的な電話営業なくして、集客が可能なことに正直少し驚きました。私にとってはとても重要なことだと思っていたからです。
創業当時から、2015年までは大会は前日の夜にはぴったり人数を合わせていました。夕方の段階で明日の大会の人数が30人だとすると、あと2人を電話して探していたのです。
キャンセル待ちの方がいれば良いのですが、いない場合は電話で探していました。これを月に10回以上やっていたのです。これは大変な作業でもありました。
当時の私のお店は8卓でしたから、必ず8卓で大会を行うというのがノルマでしたから、いなければ必ず探していたのです。現在でも最低8卓のノルマは守っていますから、これまでに2000回近く大会を行っており不可能なことではないと思っています。
ノルマ8卓に対して、前日に10人以上不足している場合もたくさんありました。危機的状況ですね。しかし私も従業員も6,7卓でやろうという妥協はありませんでした。
「今まで2000回出来たことが出来ないとすると?それは自分にやる気がないだけだ」と思うようにしています。大変ですがとにかく受話器を手に取り電話をしました。すると不思議と人数が集まったのです。
以前相談を受けたお店のオーナーとの話で、大会を3卓でやったと話していました。すかさずダメ出しです。それでは少し盛り上がりにもかけますし、もう少し積極的に集めて欲しいものです。
最初が肝心です。あなたのお店でも最低ノルマを決めて必ずその人数でやるように努力して下さい。その場合はしつこい電話勧誘をしてはいけません。電話を受けたことで喜ばれるお客様もいらっしゃいます。さらりとでかまいませんからお誘いをしましょう。
この努力は少しずつ必ず蓄積され、あなたのお店の集客に役立ちます。柏市に繁盛店があるという噂を聞きつけ、遠方より同業者が来ます。お店の中の掲示物を見たり、ヒントを探しているようです。一見しただけではそういった努力は全くわからないはずです。集客とはそういう努力の下に実現できているのです。
あなたにも必ずできます。私と従業員と同じ人間だからです。「できないとするとめんどくさいから」ではないでしょうか。お客が少しずついなくなった時のことを考えればできるはずです。応援しますから頑張って下さい!
3.大会賞品で喜ばれる商品とは➎
現在ではすべて全国百貨店共通券を使用しています。お正月、ゴールデンウイーク、土用の丑の日、クリスマス等々の特別な日では美味しい食べ物を取り寄せ出しています。食べ物が一番喜んで頂けます。
以前はコンサートペアチケットなどもお出しいたしました。しかし、おひとりでお住まいの方、一緒に行くパートナーがいない方など以外に難しい事を知りました。
全国百貨店共通券を使用し、それはお店でも使用できるようにしておけば、また来店するきっかけにもなりますから、商品券が無難で良いと思いますが。それは当店の話です。
これから大会を積極的に行い集客を考えているのであれば、最初は美味しい商品を大盤振る舞いして提供しましょう。「つかみ」としてはこれ以上のものはありません。
3-1.やってはいけない参加賞
大会参加者全員に、ボックスティッシュ、ほうれん草など参加賞を出すケースがあります。これは発想に乏しく日常的に誰でも手に入るものを頂いてもうれしくありません。
お帰りの際には少なからず荷物になるわけですから、どこの家にもあるような大きな荷物をもらってもお困りになるだけです。
中々普通では手に入らないものが理想ですから、良く考えて商品を選ぶ事です。
3-2.公設市場で購入した新鮮な魚やお肉は喜ばれます
当店は2002年に第一回目の健康麻雀大会を行いました。その時にはみなさんに喜んで頂こうと、柏市公設市場に朝出向き、魚やお肉を少し奮発して購入し商品に出しました。とても喜んで頂いたのを今でも覚えています。
それから5年程、大会の日は決まって市場に買い出しに行き、普通のスーパ―では中々購入出来ないものを基準にして買っていました。
魚屋さんでは常連になり、味の良し悪しもお聞きし、良いものだけを仕入れていたので間違いなく美味しい商品でした。少し量も多かったので、当たった方はお仲間同士分け合ったり、良い空気も生まれていたと思います。
みなさんの地域にも公設市場があればぜひやってみて下さい。最初の内は努力して商品を揃えることでみなさんに共感していただけるはずです。美味しいものは必ず喜んでもらえます。大会費用で集まる金額の3割弱を目安に商品を購入しましょう。
3-3.全国の美味しいお取り寄せももちろんOK
今ではインターネットで様々な美味しい商品を取り寄せることができます。お魚、お肉、スイーツ、加工品など必ず評価も掲載されています。良く調べて話題性のある商品をお取り寄せしましょう。
例をあげて見ました。お客様にお出しする前に必ず自分で試食してからにしましょう。やはり食べた感想があるのとないのとでは、説得力に差がでるからです。
- 日テレ、「満天青空天国」より紹介された食材を選ぶ
- 芸能人おすすめのお取り寄せ
- 婦人画報のお取り寄せ
- 楽天、AMAZONから評価を見て美味しい商品を選ぶ
- TVに紹介された商品はチェックし調べる
- 地元の有名店の食材、商品
他にもあると思いますが、「旬な美味しい食べ物は」いっぱいありますから、これらの商品を出せば間違いなく喜ばれます。
美味しい食べ物を受け取ったお客様は、よく「この前の〇〇美味しかったよ!みんな喜んでたよ!」と感想を私に伝えます。そのように言われると、自分でも「良かったな」って思いますよね!
どうしたらお客様に喜んでいただけるか?自分がもらってうれしいものはみなさんもうれしいはずで、たくさんありますから、予算から探すのも大変です。
しかし、喜んでいただければきっとあなたのお店を気に入り、常連客となってもらえるはずです。
4.まとめ
今回は大会で10倍集客するための5大ポイントの後編として3つ解説致しましたのでまとめます。
- どんな内容の大会か?高齢者にも理解しやすい内容にする
- ノルマを決め必ずお誘いのお電話をしよう!
- もらって喜ばれる食材を探し、提供しよう!
賞品としてお店の無料券をお配りするのも確かに良いと思います。爆発的な集客や、他店との差別化をするのであれば、誰でも思いつきそうなものではなく、よく吟味した商品を選び提供しましょう。
あなたが探して選んだ商品は、無料券と同じ2000円の価値だとしても、その倍の4000円ぐらいの価値のある事だと思います。無料券では本人しか得はしませんが、美味しい商品は一緒に食べた家族も喜んでくれるからです。
あなたが生み出した努力から、金額以上の価値を生み出すことがわかると思います。そうなることで、家族にも認められた健康麻雀になり、参加しやすいお店から繁盛店になっていくのです。
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